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<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>長引く“ひざの痛み”にご用心

 ORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)のコラボ企画“おさらいニュース”では、『長引く治らない症状 本当の原因をもう一度探ります!名医のセカンドオピニオンSP』から“ひざ痛”をピックアップ。セカンドオピニオンとは、診断や治療について主治医とは異なる医師に意見を求めること。今回は、セカンドオピニオンによって中高年の約1800万人が悩まされているという「ひざ痛」の陰に意外な病の正体が判明した例を紹介しよう。

◆長引くひざ痛の陰に、思いもよらない危険な病が!

 元トビ職のY・Rさん(74歳/男性)は、ある日、左ひざの内側に鈍い痛みが走るのを感じた。そしてその1ヶ月後には、歩くだけで鈍いひざ痛に襲われるようになった。近所の整形外科を受診した結果、病名は「変形性膝関節症」。ひざの軟骨が擦り減り、炎症による痛みが発生する病気だ。Y・Rさんは、痛み止めを飲み、ひざの負担を減らす運動療法を毎日行うが、痛みはどんどん悪化。ついに、車椅子を使わなければ、移動することもできなくなってしまった。

 発症から1年。Y・Rさん夫妻はワラにもすがる思いで大谷晃司先生(福島県立医科大学整形外科学講座 准教授)の診察室を訪れた。問診により何かに気づいた大谷先生は、Y・Rさんの「横になっていてもひざが痛む」、「身体のさまざまな場所が痛む」という2点に注目。最終的に「低リン血症性骨軟化症」という診断を下した。

 私達は血液中の老廃物を腎臓でろ過し、尿と一緒に排出しているが、何らかの原因でこの病になると、骨や筋肉に欠かせない栄養素“リン”が、尿と一緒に身体の外に排出されてしまう。その結果、全身の骨がもろく柔らかくなってしまうのだ。Y・Rさんの場合もリンが失われることで骨の強度が低下。ついに、もろくなった部分が負担に耐えきれず潰れてしまい、痛みが発生していたのだ。

◆「低リン血症性骨軟化症」と判明した理由

 なぜ、大谷先生は、Y・Rさんの本当の病を探り出すことができたのか? 最大のポイントは「いつどんな時にひざが痛くなりますか」という質問。実は痛みが出るタイミングこそ、大谷先生が最も重視していた情報だった。通常、変形性膝関節症の場合は、体重などでひざに負担がかかっている時だけ痛みが生じる。つまり、横になってしまえばほとんど痛みは感じない。この理由から、大谷先生は「痛みの原因は変形性膝関節症ではない」と判断した。

 そこで次に試したのが、異常がないはずのスネや足首の骨の圧迫。さらに、全身の骨を次々と押してみたところ、Y・Rさんはいろいろな部位で痛みを訴えた。最後に大谷先生は、血液検査でリンが著しく少ないことを確認。ついに、Y・Rさんの病が低リン血症性骨軟化症であることを突き止めたのだ。

 その後、Y・Rさんは、大谷先生の指導で不足したリンを補う投薬治療を開始。すると、わずか2ヶ月後にはひざの痛みが完全に消失し、すっかり元気を取り戻したという。

 セカンドオピニオンは主治医からの紹介状が必要で自費診療が原則となるが、思わぬ原因や解決法が判明することもある。長引く身体の不調に悩まされている人は、一度検討してみてはいかがだろうか?

「みんなの家庭の医学」番組HP

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