2020年東京五輪、成功の鍵を握る究極の食材とは…?

 2020年の五輪開催地が東京に決定し、日本中が歓喜に湧いたのは記憶にも新しい。そんな東京五輪の開会式が開催されたのは、1964年10月10日だった。そのことから、同日は2000年にハッピーマンデー制度が導入されるまで、スポーツを目的とした祝日「体育の日」に制定されていた。ところで、日本記念日協会によると10月は一年の中で最も記念日が多い月であるのをご存知だろうか? 10月は季節の変わり目であることと、「10」という数字が語呂合わせにしやすいという理由から記念日に制定しやすいのだとか。

 その一例として、全国餅工業協同組合は10月10日を「おもちの日」としている。おもちが膨らんだ姿を横にすると「10」に見えたり、切り餅と丸餅を並べると「10」に見えることが理由の一つとされているが、そのほかにも従来の体育の日にちなんで「おもちがスポーツや健康に関わりが深い食品である」ことをアピールする狙いもあるのだという。

 同組合によれば、おもちは運動中の主なエネルギー源となる“糖質(炭水化物)”が豊富に含まれているため、距離走や幅跳び、ウエイトリフティングなどの瞬発力や筋力を必要とする競技に最適。さらに、コンパクトに栄養補給ができるため、競技前の緊張などで食欲のない時などにもスポーツ選手にとってオススメの食材。しかし、そんな「おもちの日」は世間ではどの程度認知されているのだろうか。

 そこで、ORICON STYLEが「10月の記念日」についてインターネット調査を男女500人に実施したところ、おもちの日を認知していた人は全体の10%、つまり5人に1人が知っているという結果に。一方で、「おもちを食べたいと思うシーン」は第1位が「お正月などの年内行事」、つづいて「餅つき大会などの地域イベント」がランクインし、「おもちは正月に食べるイメージが強いから」(女性/10代/北海道)、「おもちはもう少し寒くなってから食べたい」(男性/30代/神奈川県)などの理由から、同組合が記念日の目的としている「スポーツ時の栄養補給」として認知している人は1%にも満たなかった。

 やはり、「お正月に食べるもの」というイメージが先行しがちなおもちだが、さきほどの調査で「好きなおもちの食べ方」を聞いたところ、あんこやダイコン、きなこ、醤油といった定番の調理法のほかに「マヨネーズやチーズ、ミートソースなどをのせた、イタリアン・ピザ風のおもち」(男性/20代/東京都)、「グラタンなどに入れても、チーズとモチの相性がいい」(女性/20代/奈良県)といった洋風アレンジや、「溶かしたチョコレートにおもちをつけて食べる」(男性/20代/富山県)、「ジャムを乗せて食べる」(男性/40代/東京都)スイーツ感覚での取り入れなど、その楽しみ方は多岐にわたる。さらに77%がおもちを「世界に誇れる日本の伝統食だと思う」と答えたほか、「ぜんざいや雑煮は各地域それぞれの伝統的な食べ方があり、方言と同じく興味深く面白いと思う」(女性/40代/愛知県)、「鏡餅など古くから親しまれているので。食べ方にも色々あるので、外国の方にもお勧め出来る」(男性/40代/京都府)など、各地域によって異なるおもちの形や味付け、その奥深さを世界に向けて発信したいと考える意見も見受けられた。  

 今からおもちを日本のソウルフードとして広めることで、2020年東京五輪では日本人選手の活躍を支える力強い存在として、または海外選手や観光客を楽しませる「お・も・て・な・し」食として、我々日本人にとっての特別な祭典をより一層盛り上げてくれるかもしれない。

(2013年9月30日〜10月4日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の、10〜50代の男女、各100人、合計500人にインターネット調査したもの)



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