宝塚歌劇団の元月組トップスターで女優の瀬奈じゅんが19日、都内で行われたミュージカル『エニシング・ゴーズ』の製作発表会に出席。

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　1934年に米ニューヨークのブロードウェイで初演され、日本では1989年以降、女優の大地真央が主演で上演されていた同作が、キャストを一新し17年ぶりに上演。宝塚歌劇団の先輩・大地から主演を受け継いだ瀬奈は「大地さんがつくり上げてきた『エニシング・ゴーズ』の歴史を壊しちゃいけないというプレッシャーはあるけど、私らしく演じられれば」と意気込みを語った。

　製作発表会には、俳優の鹿賀丈史、田代万里生ら新キャストも集結。共演者たちを横に瀬奈は、「すごく協調性のある、お互いのことを尊重しあっている感じがすごいした。一緒にいて穏やかな空気が流れていて、一緒にがんばろうって思いました」とチームワークの良さをアピール。「今のメンバーの『エニシング・ゴーズ』を届けられるようにがんばりたい」と力を込めた。

　豪華客船を舞台に、ナイトクラブのスター歌手や指名手配中のギャングなど個性的な登場人物が繰り広げる、恋ありドタバタありの同作。会見終盤には同作で披露する楽曲を歌唱した瀬奈は「途中で手拍子をしてくださってうれしかったです」と微笑み、「まだお稽古はじまってないけど、楽しみになりました」と目を輝かせいてた。

　会見にはそのほか、玉置成実、吉野圭吾、大澄賢也、保坂知寿が出席。同作は、10月7日から28日まで東京・帝国劇場、11月1日から4日まで大阪・シアターBRAVA!にて上演される。

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