人気バンドL'Arc〜en〜Ciel、VAMPSのヴォーカル・HYDEが8日、東京・ラフォーレミュージアム原宿で開催される『天野喜孝×HYDE展 天命と背徳〜NIPPON EVOLUTION〜』のプレス発表会に出席した。同展では『ファイナルファンタジーシリーズ』などを手がけるキャラクター・デザイナーで画家の天野喜孝氏とHYDEがコラボレーションしている。HYDEをモチーフに“世界に羽ばたく二つの顔を持つHERO”としてアイコン化し、混沌とした近未来の日本をテーマに絵画や等身大オブジェ、世界初の技術を導入して製作した立体ホログラム・アートなどを多数展示している。

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　天野氏のファンというHYDEは、今回の企画について「生きてればいいことあるんだなと」と大喜びだったといい「回らせてもらったけど、僕のファンも天野さんのファンも僕も喜ぶと思う。この情熱の息のかかった作品をみると涙が出そうになるくらいうれしかった」と感激していた。

　作品内の自身については「自分と思っていない。自分をテーマにはしてくれてるけど、あえていうなら自分をモチーフにこんなに素敵に描いてくれてうれしい」と謙遜。さらに「ここで先生とお酒を飲みたい。それが叶うといいな」と興奮冷めやらぬ様子で「こういった作品を世界に持って行って、日本以外の方にも見てもらうのが僕の夢」と海外での開催に期待を寄せた。

　製作中は「ひと月集中してHYDEだらけだった」と苦笑した天野氏は、HYDEの印象について「可愛らしい」と表現。「（なかでも）目ですね。目に表情がでる。優しい目と怖い目と。ふっと力を抜いた時に可愛らしい感じ。リラックスした時のちょっとした表情とか」と魅力を語った。

　イベントでは、天野氏がHYDEをモデルにライブペインティングを実践。HYDEは「ありがたい。こんな機会ない。途中ちょっとくしゃみしたくなったのをこらえました」と満足げで、報道陣から「次、オールヌードは？」と聞かれると「ぜひ描いてもらいたい」とノリノリだった。同展は9日から31日まで同所で開催。