歌手の和田アキ子が29日、東京・渋谷のNHKホールで『第63回NHK紅白歌合戦』のリハーサル前に報道陣の取材に応じ、下ネタ発言で話題になっている初出場のゴールデンボンバーに対して「大丈夫？　もっとウケることを言えばいいのに」と苦言を呈した。

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　和田は「（下ネタも）許せないことはない。民放ならいいけど、『紅白』はダメでしょう。大みそかに賭けている人もいるんだし、やるべきではない」と意見した。その一方で、ユニークなダンスやコントのような爆笑パフォーマンスで人気を集める金爆のステージ自体には「真面目にやっているのをみたい」と興味津々だった。

　リハーサルでは、和田が「愛、とどきますか」を歌唱中に、11月に亡くなった女優・森光子さんと12月5日に亡くなった歌舞伎俳優、中村勘三郎さんの映像が映し出される演出に涙を流す場面もあり、「これ泣いちゃうよ」と弱音。リハ前には、親交があった2人への追悼の思いだけでなく、東日本大震災の被災者や犠牲者などへも広く「愛を届けたい」と話していた。

　来年デビュー45周年に突入する和田は本番では、紅組ながら白の衣装を着用予定で「どんな色にも染まりたい。初心に戻るつもりで」と意気込みを語っていた。

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