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鈴木亮平、30代目前にして考える“個性”

 「朗読劇って、役者の個性が出ると思うから好きなんです」と白い歯を見せるのは、5月上演の『朗読劇 私の頭の中の消しゴム』に出演する俳優の鈴木亮平(29)。日替わりで豪華俳優陣が演じるとあって、いかにその中で“自分らしさ”を出すかは、役者として奮い立つところだ。はたして鈴木の目指す“個性”とは? 本番を数日後に控えた心境を聞いた。

『朗読劇 私の頭の中の消しゴム』に出演する鈴木亮平 (C)ORICON DD inc.

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 2001年に永作博美、緒形直人主演で連続ドラマ化、2004年に韓国映画としてリメイクされてヒットした同ラブストーリー。若年性アルツハイマー病に侵されたヒロインの薫、「死」よりも切ない別れに向き合う決意をした浩介の物語を、6組12人の俳優が映像作品とは異なる趣向で展開していく。

 主にドラマや映画などで活躍している鈴木にとって、声が軸となる朗読劇の経験は今回で2度目。身振り手ぶりの芝居も極力抑えられる今回の芝居スタイルは、新たな引き出しを求められる要素が自然と多くなる。

 「正直、全然違いますね。でも、新しい事や今まで訓練していなかったことをやりたいという思いがありました。声の表現には、わかりやすさと大袈裟さを意識したいです」と、演技の幅を広げるための好奇心は溢れるばかりだ。

 30歳を前にしたタイミングで鈴木を取り巻く周囲の環境も変化。「背負える男、役者でありたい」という思いは強くなったといい、演技面においても「感情の幅が広がったのを感じてます。今まで見えてこなかったものを感じられるようになった。1歩先へ行けるようになったのかもしれません」。

 一発勝負の舞台の世界。だからこそ「ワクワクする」と鈴木は笑い、「20代は勢いや感性で勝負できるけど、これからはそうは行かないと思っています。年を重ねるにしたがって、どういう生き方をしてきたのかが、演技の“色気”として出てくると思う。それを計算ではなく出せていければ」と意気込む。“色気”を“個性”にし、観客を目の前にした生のライブで鈴木がセリフに魂を込める。

 朗読劇『私の頭の中の消しゴム』は東京・天王洲銀河劇場にて5月2日(水)から5月7日(月)まで全12回公演。鈴木と人気声優・沢城みゆきペアが出演する回は4日・6日に行われる。

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  • 『朗読劇 私の頭の中の消しゴム』に出演する鈴木亮平 (C)ORICON DD inc.
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