『魔法少女まどか☆マギカ』が文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞受賞
今年の1月〜4月に毎日放送 (MBS) ほかで深夜アニメとして放送されたテレビアニメ作品『魔法少女まどか☆マギカ』(新房昭之監督)が、15日発表の『平成23年度第15回文化庁メディア芸術祭』で、アニメーション部門の大賞を受賞した。「マンガ・小説の原作ものではなくアニメ用オリジナル作品」であることが高く評価された。
同作の主人公・鹿目まどかは、平凡な中学生。ある日不思議な夢を見る。翌朝登校すると、夢で見た少女・ほむらが転校生として現れる。その放課後、まどかは“魔女の結界”に迷い込んでしまい、絶体絶命のピンチを魔法少女マミに助けられるのだった。やがて知る「魔法少女」という存在の真実。時間と人間模様が複雑に交錯する舞台で、真実に触れたまどかは、ある選択をする。
「アニメでは定番の“魔法少女もの”の設定を逆用し、観客が信じるジャンルの根幹さえゆさぶる批評的なワナを巧妙に仕掛けた意欲作」と絶賛され、「何かを変えてみたいという変革のエネルギーが満ちあふれている。時代を変える触媒となる期待をこめて」の贈賞。現在、劇場版プロジェクトも進行中だ。
今年は過去最多となる2714作品が出品された『文化庁メディア芸術祭』。メディア芸術の創造と、その発展を図ることを目的に、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門で世界中から作品を募集し、賞を贈る。高い芸術性と創造性を基準とし、部門ごとに大賞1作品、優秀賞4作品、新人賞3作品を選定。受賞作品は、国内外のメディア芸術関連フェスティバルや国際映像祭などで展示・上映される。
★第15回文化庁メディア芸術祭 大賞受賞者一覧
【アート部門】山本良浩『Que voz feio(醜い声)』
【エンターテインメント部門】大八木翼、馬場鑑平、野添剛士、ジョン・パウエル『SPACE BALLOON PROJECT』
【マンガ部門】岩岡ヒサエ『土星マンション』
【アニメーション部門】新房昭之『魔法少女まどか☆マギカ』
【功労賞】アニメーション作家・プロデューサー 木下小夜子
功労賞を受賞した木下小夜子氏は、1980年代初めから、夫でアニメーション作家の故・木下蓮三氏と共に、蓮三氏が制作した短編アニメーション『ピカドン』をきっかけとして、広島で国際アニメーション映画祭の開催実現に尽力。1985年、国際アニメーション協会ASIFAの公式承認を得た第1回広島国際アニメーションフェスティバルを開催するに至り、以来、隔年開催を続け、来年で第14回大会を迎える。現在もフェスティバルディレクターとして活動中。
同作の主人公・鹿目まどかは、平凡な中学生。ある日不思議な夢を見る。翌朝登校すると、夢で見た少女・ほむらが転校生として現れる。その放課後、まどかは“魔女の結界”に迷い込んでしまい、絶体絶命のピンチを魔法少女マミに助けられるのだった。やがて知る「魔法少女」という存在の真実。時間と人間模様が複雑に交錯する舞台で、真実に触れたまどかは、ある選択をする。
「アニメでは定番の“魔法少女もの”の設定を逆用し、観客が信じるジャンルの根幹さえゆさぶる批評的なワナを巧妙に仕掛けた意欲作」と絶賛され、「何かを変えてみたいという変革のエネルギーが満ちあふれている。時代を変える触媒となる期待をこめて」の贈賞。現在、劇場版プロジェクトも進行中だ。
今年は過去最多となる2714作品が出品された『文化庁メディア芸術祭』。メディア芸術の創造と、その発展を図ることを目的に、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門で世界中から作品を募集し、賞を贈る。高い芸術性と創造性を基準とし、部門ごとに大賞1作品、優秀賞4作品、新人賞3作品を選定。受賞作品は、国内外のメディア芸術関連フェスティバルや国際映像祭などで展示・上映される。
★第15回文化庁メディア芸術祭 大賞受賞者一覧
【アート部門】山本良浩『Que voz feio(醜い声)』
【エンターテインメント部門】大八木翼、馬場鑑平、野添剛士、ジョン・パウエル『SPACE BALLOON PROJECT』
【マンガ部門】岩岡ヒサエ『土星マンション』
【アニメーション部門】新房昭之『魔法少女まどか☆マギカ』
【功労賞】アニメーション作家・プロデューサー 木下小夜子
功労賞を受賞した木下小夜子氏は、1980年代初めから、夫でアニメーション作家の故・木下蓮三氏と共に、蓮三氏が制作した短編アニメーション『ピカドン』をきっかけとして、広島で国際アニメーション映画祭の開催実現に尽力。1985年、国際アニメーション協会ASIFAの公式承認を得た第1回広島国際アニメーションフェスティバルを開催するに至り、以来、隔年開催を続け、来年で第14回大会を迎える。現在もフェスティバルディレクターとして活動中。
