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肥川彩愛 VS 中村麻里子


柏木由紀 VS 菊地あやか


秋元才加 VS 前田敦子


中塚智実 VS 市川美織

 シングルの選抜メンバーを100%運だけで決める――。2回目となるAKB48の“じゃんけん大会”が、日本武道館に1万1000人の観客を集めて行われた。総勢68人による激闘の軌跡をレポートする。

 日本武道館にはローマのコロッセオを思わすセットが組まれ、センターステージが闘技場。かつてプロレス中継を担当していた福澤朗が「選手の登場です!」と絶叫し、総合格闘技PRIDEでおなじみだったレニー・ハートが「エイケイビ〜ッ」と独特の巻き舌であおる。さらにアントニオ猪木が現れ、名古屋予選で敗れたSKE48の松井玲奈に闘魂注入ビンタ。決戦ムードが高まるが、でも、やることはじゃんけん。選抜の座が懸かるとはいえ、壮大なお遊びのノリで観戦できると思っていた。途中までは。

 トーナメントはAブロック1回戦、NMB48の肥川彩愛とチーム4の中村麻里子の対決から火ぶたを切った。肥川がシッポの付いた白い衣裳、中村が巫女姿と各メンバー思い思いの衣装を見るのも楽しい。互いのこぶしを突き合わせ、「じゃんけん、ポン!」でグーを出した肥川が、大阪予選を勝ち抜いた勢いを持ち込み勝利した。

 人気どころではまず、選抜総選挙で3位に躍進した柏木由紀が、白い衣裳で出陣。黒い衣裳の“地獄の底からカムバック”菊地あやかと対戦したが、2回続けてチョキであいこのあと、3回続けてチョキを出した菊地にパーで敗れた。じゃんけん台の上に突っ伏す柏木と、「やった!」と飛び跳ねる菊地。くっきり分かれる明暗。

 2回戦では注目の対戦が。総選挙1位のエース前田敦子×チームKキャプテン秋元才加。秋元は甲冑と赤マントにタテとホコのグラディエイター衣裳。対する前田はシンプルな青のワンピースでニッコリ。握手して向き合う両雄。チョキとパーで秋元が前田を破った。両手を広げて歓声に応える秋元。前田は笑顔のまま拍手。「運の勝負ですから。あとは才加に勝ってもらうしかないなって。がんばれ!」と、さわやかに闘技場を後にした。24thシングルでは初めて、インディーズの2作から常に選抜入りした前田抜きとなることが早くも確定した。


小嶋陽菜 VS 高橋みなみ


松井珠理奈 VS 宮澤佐江


北原里英 VS 板野友美


大島優子 VS 前田亜美


指原莉乃 VS 内田眞由美

 場内がひと際沸いたのが、小嶋陽菜×高橋みなみのノースリーブス対決。小嶋は前田と並び全シングルで選抜入りを続け、前回のじゃんけん大会でも3位とメディア選抜入りも唯一続けている。今年も『有吉AKB共和国』(TBS系)で占った“勝利の赤”のドレスで挑む。片や高橋は、羽のついた天使の衣裳で両手をパタパタさせて登場。相手をキッと見据える小嶋と、一瞬目を閉じる高橋。グーとチョキで小嶋が勝利して、高橋は床にへたり込んだ。「たかみななら負けてもいいかなと思ってたけど、弱すぎるよ〜」と小嶋は笑った。

 名古屋予選を勝ち抜いて参戦のSKE48・松井珠理奈は、赤の特攻服で気合い十分。「仲良くて対戦はイヤだった」という宮澤佐江に勝利。おしゃれなファー衣裳の板野友美と着物姿の北原里英というキャラの違う同い年対決は北原が制し、右手はチョキのまま左手で口を押さえて、自分の勝利に呆然としていた。

 最後のHブロックでは、総選挙での前田とのトップ争いが鮮烈だった大島優子がステージへ。真っ赤な振り袖が艶やか。対するは昨年5位の16才、前田亜美。勝負は一発で亜美が勝ち、優子は「あーあ……」と天を仰いだ。「陽菜も珠理奈も赤い衣裳で勝ったから、私も勝つ気マンマンだったのに……」と苦笑い。柏木、前田敦子に続き、総選挙TOP3は全員初戦で敗退した。

 2回戦最後は指原莉乃×内田眞由美。指原は緑のジャージの下にキャッチフレーズの“へたれ”と書かれたTシャツ。昨年優勝して初選抜&初センターを射止めた内田は「チャンスの順番」の衣裳にチャンピオンベルト。あいこが3回続く熱戦は、4回目で指原が勝利。昨年の旋風で“グーの魔王”と呼ばれた内田は最後、そのグーを出して敗れた。

 これでエントリーした全68人がひと通り登場。観ているだけで手に汗握る、“じゃんけん対決”とはとても思えない緊迫感。そもそも武道館でじゃんけん大会って、考えるとおかしいのだが、武道でなくてもガチはガチ。どちらが勝つのか、対戦ごとにドキドキする。なお、神7では篠田麻里子、渡辺麻友も3回戦進出。敗退組では、ドラマで婦人警官を演じたことのある松原夏海のミニスカポリス、マザー牧場のイメージガールだった近野莉奈の牛の着ぐるみなどの衣裳が目を引いた。

(文:斉藤貴志/写真:鈴木一なり)

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秋元康氏が“会いに行けるアイドル”をコンセプトに進めるアイドルプロジェクト。2005年結成。東京・秋葉原にある専用劇場『AKB48劇場』で公演を行う。2006年10月、シングル「会いたかった」でメジャーデビュー。翌年末『第58回NHK紅白歌合戦』に初出場、2009年シングル「RIVER」で初のランキング1位を獲得し、同年に大ブレイク。以降、リリースしたシングル、アルバム(オリジナル)は全作1位を獲得している。
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