ORICON STYLE

2009年07月15日
ついに憧れの地に立つ!7月4日(土)、5日(日)に、東方神起初の東京ドーム公演が行われた。2日間で10万人を魅了した、デビューから築き上げてきたメンバーとファンとの間に生まれた“絆”を再認識した感動のステージに。その初日の模様をレポート!

憧れの場所で魅せた全身全霊のパフォーマンス

 赤いサイリウムで埋め尽くされた東京ドーム。その“赤”が示しているのは、おそらくオ―ディエンスの熱い想いそのもの。それほどの期待が、この日のドームには渦巻いていた。それは客電が落ち、東方神起がステージに姿を見せると、さらに上昇。5万人の熱がステージに向かって一斉に放たれていくのが感じられた。その想いに応えるため、5人もスリリングなオープニングチューン「Seacret Game」からエネルギー全開。爽やかで夏
っぽい「Share The World」、せつないバラード「どうして君を好きになってしまったんだろう?」、そしてパワフルな「Take Your Hands」と1曲1曲異なる世界観の曲を全身全霊で表現していく。最初のMCで「この5人の熱い気持ちを受け取ってください!」とジェジュンが言ったのは、心から彼らがそう思っていたから。デビューから5年。ついに憧れの場所、東京ドームに立つことができたのは、今日という日が来ることを願い続けたオ―デ
ィエンスがいたからだと、満員の客席を見て実感していたに違いない。

 そんな、みんなで喜びを分かち合った導入部から一転、セカンドセクションは“魅せる”ことにフォーカスを合わせたものに。東方神起といえば卓越したパフォーマンスも特徴のひとつだが、その魅力が、このコーナーでは思う存分発揮されていた。しかも、ヘビーでアグレッシブなサウンドに乗せ、エッジの効いたダンスを見せた「FORCE」。ダンサーとの息もピッタリだった、クールでミステリアスな「Purple Line」。スクリーンに映し出された映像とリンクさせ、黒い衣装から白い衣装への早替わりを見せてくれた「呪文〜MIROTIC〜」と、ひとくちにダンスとはいっても、その内容はまったく違うもの。彼らがパフォーマーとしてもトップランクにいることを証明してみせたのだ。おまけに、これらの激しいナンバーを立て続けに披露した直後に、5人が歌いつないでいくドラマティックなバラ―ド「Heart,Mind and Soul」を歌いあげるという変化のある構成も見事のひと言。まだライブは前半にもかかわらず、彼らの振り幅の広さを目の前で目撃したオ―ディエンスには、既に満足の気配が感じられた。

“伝えたい”というメンバーの想いが溢れたステージ

 だが、彼らのキャパシティは、まだまだ広かったのだ。続くセクションで飛び出したのは、なんと、それぞれのソロナンバーと、ジェジュン&ユチョンというスペシャルユニットの曲。これはドーム公演前に行われたアリーナツアーにはなかったものだっただけに、客席の温度がさらに上がったのも無理のないことだったろう。そのコーナーのトップを務めたのはジュンス。純白の衣装でビートの効いたダンスチューン「XIAHTIC」を歌い踊る。スピィーディーな身のこなしが、最高にシャープ。5万人の目を釘づけにしてみせた。ジュンスのパフォーマンスに対する興奮が去らないうちに大型ビジョンに浮かび上がったのは、「創りました」という文字。そう、ジェジュンとユチョンは、この日のために2人で「COLORS〜Melody and Harmony〜」というナンバーを作り上げて来たのだ。優しくてキラキラしたこの曲は、タイトル通り2人のハーモニーがとても美しい仕上がり。ステージを見つめる5万人の心を温かく包み込んでくれた。続くユンホは上空からロープで登場。鮮やかなブルーのスーツでスタイリッシュに「CHECKMATE」を披露した。そのセクシーなまなざしに捉えられたオ―ディエンスは、もうほとんど金縛り状態。女性ダンサーと絡むシーンでは、悲鳴のような歓声が上がったのだ。そして、このコーナーのラストを飾ったのがチャンミンの「WILD SOUL」。炎が噴き上がるステージでバンドサウンドが炸裂する男っぽいロックチューンをエネルギッシュに歌い上げるチャンミンは、まさにワイルド。普段キュートな印象が強い彼の意外な一面が、ファンを狂喜させていた。

 個性際立つソロコーナーのあとは、再び5人がひとつに。ユチョンが奏でるピアノで歌う「Begin」。ちょっぴりジャジ―な味わいのある「Nobody Knows」。痛みが伝わるバラード「TAXI」に、それとは正反対の愛にあふれたナンバー「Forever Love」と、やはり1曲ごとに、その色を変えながら表現していく。母国語ではない言葉で全ての曲を歌いこなすのは、私たちが想像する以上に困難なことのはず。けれど、5人の“伝えたい”という想いの強さが、それを可能にするのだろう。聴き入るオ―ディエンスの脳裏には彼らの歌によって映像が生み出され、それを1人ひとりが胸の中で噛みしめているのが見て取れた。

 20曲目の「“O”‐正・反・合‐」以降は、ライブでの定番のアップチューンを中心にした終盤へ突入。衣装もポップでカラフルなものにチェンジし、オ―ディエンスと一緒に盛り上がる。「Somebody To Love」では、みんなでタオルを回し、ジャンプ!爽快な「Summer Dream」へとつなげ、力強い「Survivor」で本編を締めくくった。

圧倒的な歌唱力と表現力で魅了した3時間

 さらに「The Way U Are」でスタートしたアンコールではフロットに乗り込み、「ウィーアー!」を歌いながら後方に設置されたサブステージに移動。リリースしたばかりの新曲「Stand by U」や、ユチョンが「みなさんのために頑張って作りました」と語った「KissThe Baby Sky」を5万人と共に歌い、いっそうオ―ディエンスとの距離を縮めていた。「夢を見ているみたいで胸がいっぱいです」(ジュンス)「楽しすぎて吐きそうです」(チャンミン)とメンバーが言うほど一体となった東京ドームライブを締めくくったラスト2曲は、東方神起ならではの圧倒的な歌唱力と表現力が堪能できるバラード「Bolero」と「Love in the ice」。熱唱する彼らをじっと見つめるオ―ディエンスの瞳に感動が浮かび上がる。けれど、それ以上に感動していたのは、もちろん5人。最後にユンホが「みなさん、最高でした!」と叫んだように、初めてのドーム公演という貴重な時間を分かち合ったファンとの絆を今まで以上に強く感じた3時間だったことは間違いないからだ。きっと、この経験は彼らの励みになる。そして、それは向上心につながり、東方神起を更なる高みに押し上げることだろう。

Stand by U【CD+DVD】
東方神起
発売日:2009/07/01[シングル] 価格:\1,890(税込)
rhythm zone 品番:RZCD-46210/B

Stand by U【CDのみ】
東方神起
発売日:2009/07/01[シングル] 価格:\1,050(税込)
rhythm zone 品番:RZCD-46287

 ジュンス(シア)、ユチョン(ミッキー)、ジェジュン(ヒーロー)、チャンミン(マックス)、ユンホ(ユノ)の5人組。
“東方の神が起きる!”という意味で、韓国をはじめとするアジア全域から世界にその名を広げられるグループとして名付けられる。
2004年2月、韓国でデビュー曲「HUG」をリリースすると同時に、一躍コーラスグループとして絶大な支持を受ける。
2004年11月25日、シングル「HUG〜来日記念シングル〜」で待望の日本デビュー。
2006年3月23日、アルバム『Heart,Mind and Soul』をリリース。
2007年3月14日、アルバム『Five in the Black』をリリース。
2008年1月23日、アルバム『T』をリリース。
2009年3月25日、アルバム『The Secret Code』をリリース。
2009年4月22日、シングル「Share The World/ウィーアー!」をリリース。
2009年7月1日、シングル「Stand by U」をリリース。

【関連リンク】
■アルバム『The Secret Code』&シングル「Share The World/ウィーアー!」インタビュー
  『最新アルバムの制作秘話から女性観まで密着!』(2009/04/01)
■アルバム『T』インタビュー
  『いろんな意味で成長した最新アルバム!』(2008/01/23)
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