ORICON STYLE

2006年03月22日
決定!心に残る桜ソングNO.1!! 〜“桜ソング”が愛され続ける理由とは!?〜 決定!心に残る桜ソングNO.1!! 〜“桜ソング”が愛され続ける理由とは!?〜
今年発売の注目桜ソングをCHECK!!
桜といえばこの曲!ランキング桜ソング売上ランキング
1

さくら(独唱)
森山直太朗
2003/03/05発売

森山直太朗の写真
2

さくら
ケツメイシ
2005/02/16発売

ケツメイシの写真
3


コブクロ
2005/11/02発売

コブクロの写真
4

桜坂
福山雅治
2000/04/26発売

 
5


河口恭吾
2003/04/30発売

6

桜色舞うころ
中島美嘉
2005/02/02発売

7

桜の時
aiko
2000/02/17発売

 
8

さくら
童謡

 
9

サクラ咲ケ

2005/03/23発売

 
10

ソメイヨシノ
ENDLICHERI☆ENDLICHERI
2006/02/01発売

※桜ソングは、タイトルに“さくら”が入っている曲とします。

※2月27日〜3月3日まで、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の中高生、専・大学生、20代社会人、30代、40代の男女、各100人、計1,000人にインターネット調査した結果)

1

桜坂
福山雅治
2000/04/26発売
229.9万枚

福山雅治の写真
2

さくら(独唱)
森山直太朗
2003/03/05発売
105.2万枚


森山直太朗の写真
3

さくら
ケツメイシ
2005/02/16発売
95.2万枚

ケツメイシの写真
4

SAKURAドロップス
宇多田ヒカル
2002/05/09発売
68.7万枚


5

チェリーブラッサム
松田聖子
1981/01/21発売 67.5万枚

6


河口恭吾
2003/04/30発売
44.9万枚

7


コブクロ
2005/11/02発売 36.3万枚

8


川本真琴
1998/04/01発売 31.4万枚

9

桜援歌(Oh!ENKA)
関ジャニ∞
2005/09/14発売 24.8万枚

10

サクラ咲ケ

2005/03/23発売 17.3万枚

2006/03/20付

ランキングに入ったのは殆どが21世紀の楽曲!!

河口恭吾の写真 ばら科の落葉高木。春、薄紅色・白などの美しい花が咲く。花は五弁だが、八重咲きもあり、ヤマザクラ・サトザクラ・ソメイヨシノ・シダレザクラ等、種類が多い。わが国の代表的な花として広く親しまれ、平安時代以後、単に“花”と言ってこれを指すことが多い。後世、散りぎわのいさぎよさから、武士道の象徴ともされた。材は器具などに使い、花の塩づけを桜湯にする――。
 どうだ、『岩波国語辞典』の<桜>に関する記述で、なぜ“桜ソング”が日本人に愛されるのか一目瞭然ではないか! と、このまま終わると殺されそうなので続ける。

中島美嘉の写真 今回の2つのランキングを見て興味深いのは、そのほとんどが21世紀(笑)の楽曲であるということ。特にセールス・ランキングがわかりやすいのだが、とにかくCDが100万枚単位で馬鹿みたいに売れた90年代の“音楽バブル”期には、作り手サイドにも聴き手サイドにも、“桜ソング”は全く相手にされてなかったわけだ。それだけ桜を愛でたり、感傷にひたったりする心の余裕などないくらいに日本国民全員が、物欲バカと化してたのかもしれない。反省だ反省。

桜ソングがアーティストの感性を育てる!?
松田聖子の写真

 森山直太朗以降、“桜ソング”が急増してるのはまあ、“資本主義ならではのご愛嬌”ということで微笑ましいが、それだけに“桜”に対する解釈がどんどん拡がってて、アーティストの感性の向上に大きく貢献している気がする。
 同じ満開の桜を見ても、ポジになる人もいればネガになる人もいる。情緒的になるかと思えば、やたら元気ハツラツになったりもする。どの曲がどれに当てはまるかは、説明しなくてもわかるっしょ?
 音楽評論家的に言わせてもらえば、情緒性を徹底的にスマートに表現したケツメイシ、ドラマの再放送に想い出をシンクロさせて“季節外れ”をあえて演出した宇多田ヒカル、そして圧倒的な写実力で“少女の感傷”を優秀なガールポップに仕上げた川本真琴、が秀逸だ。また、かつてアイドル歌謡の定番商品だった“カレンダー・ソング”を、かわいこぶりっこ(←完璧に死語)のまま国民的愛唱歌にまでのし上げた松田聖子は、やっぱ“人間国宝”級だと改めて思うし。
 結局、“桜ソング”が愛聴されてる間は、“人々の心が荒んでないぞ”ってことなのだろう。きっと。
 ちなみに私の愛犬の名前は、サクラです。

今年発売の注目!桜ソング

ソメイヨシノ / ENDLICHERI☆ENDLICHERI


少年の頃、母親と一緒に見た桜とそこから派生する想いを、“そのまんま”歌ったのが堂本剛――いや、ENDLICHERI☆ENDLICHERIである。いわゆる“アイドルであること”から最も極北にある、“あくまでも個人的なことを表現する”アプローチに踏み込んだ点だけでも、やはり興味深い。本人は“個人的なこと歌って申し訳ない”などと発言してるが、とても額面通りには受けとれない。“傲慢なセンチメンタリズム”こそ、剛の本領発揮なのだ。

sakura / NIRGILIS

コメント

“取材では「毎年咲く桜は、サヨナラの季節でもあり始まりの季節でもあり」とか言ってますけど、このタイトル自体ネタですよ(爆笑)”と言いのけるNIRGILISが、私は好きだ。この楽曲自体、彼らのオリジナル曲と「アメイジング・グレイス」のマッシュアップなのだが、このバンドはとにかく本気で音楽を遊んでいる。そしてそのために目茶目茶死ぬ気で頑張ってるという、“スマートなやらしさ”炸裂の「sakura」なのである。

桜の足あと / 藍坊主

 

歌詞だけ読むと、まるでかつての“さだまさし”のような、文芸系の匂いがする。一人称は女子だし。でもって楽曲自体はギターの効いたキュートでアッパーなのだけれど、実は“せつなさ”と“はかなさ”がてんこ盛りだったりするのだから、マジで驚かされる。かつてブルハの正体が“男子のための青春フォーク”ロックだったように、藍坊主は“女子のための文芸フォーク”ロックなのかも。

桜はまだ咲いている / plane

 

「桜はまだ咲いている」というタイトルといい、<アスファルト 踏まれても汚れても/長い冬を越え またつぼみを育てる/降りかかる 嘘も 疑いも 不安も/いつか僕らは支えに変えて行けるさ>というフレーズといい、一時期流行ってた“ド根性大根”かと思った。わはは。がしかし、メロもサウンドもとびきりクールで、英国80年代ニューウェイヴを彷彿とさせる。そんな乾いた情緒性に、“桜”という日本人ぽさがなぜか似合う秀作なのだ。

桜の花びらたち
AKB48

SAKURA
いきものがかり

さくらいろ
時給800円

SAKURA re CAPSULE
少年カミカゼ

(文:市川哲史)

【LINK】
『さくら舞散る!卒業ソングランキング!!』