ORICON STYLE

2009年08月05日
 デビュー前からライブで何度も歌われ、オーディエンスからの強い支持を獲得してきたバラード曲「貴方の恋人になりたいのです」がついにシングルとしてリリース。どこまでもまっすぐな“好き”の気持ちと、胸にグッと迫るメロディー。このラブソングには、阿部真央の本質がしっかりと描かれている。

──「貴方の恋人になりたいのです」はすでにファンの間で“名曲”として知られている曲ですよね。
【阿部】 実はこれ、作った時はあんまり好きじゃなかったんですよね。

──どうして好きじゃなかったの?
【阿部】 まず、単純に音が高くて音程が取りづらい(笑)。それにこういうバラードって、聴いている人が退屈かなって思っていたんですよ。でも、ライブを重ねるたびに「いいね」って言ってくれる人が増えてきて。私自身も「どうしたらこの曲を伝えられるだろう?」って考えてきたし、少しずつですが技量も上がってきたかなって。

──なるほど。でも、めちゃくちゃストレートなラブソングですよね。
【阿部】 はい。この曲を書いたのは高校2年の時なんですけど、ずっと好きだった人に対する想い…まぁ、叶わぬ気持ちですよね。それがすごく込められていると思います。言葉(歌詞)を選ぶときは、(聴いている人が)どうしたら“自分のことのように感じてもらえるか”ということを心がけて書いていましたね。私のことだけでもなく、抽象的にもなりすぎずっていう。それが1番のポイントだったかな。

──<バイトはなんですか?><彼女はいますか?>というフレーズもありますが、これも阿部さんのリアルな思いだったの?
【阿部】 そうです。そんなことさえ聞けないってことですよね、つまり(笑)。私、好きな人の前ではホントに何もできないんですよ。笑ったり、食べたり、話したりもできなくて、人形みたいにジーッとしているんです。

──でも、「I wanna see you」(1stシングル収録曲)の話をしているとき、「何の連絡もしないで、いきなり会いに行っちゃうことがある」って言ってませんでしたっけ?
【阿部】 そう、だからビックリされるんですよ(笑)。いきなり会いに来たくせに、何も言わないでジーッとしてるだけだから、「何しに来たの?」って。でも、この曲を書いたときの私は若いですよね。“仕事はなんですか?”じゃなくて“バイトはなんですか?”っていう。


──あ、確かに。じゃあ、この曲に対する想いも変わってきていたりするの?
【阿部】 まず、歌詞の書き方は全然違いますよね。
<貴方をもっとちゃんと知りたいけれど>なんて、すごく素直じゃないですか。この時の、この状況でしか思い浮かばない言葉がちゃんと入っているし、それは絶対、今は書けないんですよね。変な言い方ですけど、当時の私に対して悔しさを覚えるんですよ。すごいな、いい曲だなって。

──でも、今の阿部真央にしか書けない曲もあるでしょ?
【阿部】 あります……と思います。

──どの曲にも“その瞬間の気持ち”が込められていて、それが阿部真央さんの音楽の魅力に繋がっているんだと思います。ところで、“好きな人の前で何もできない”っていう体質、少しは改善されました?
【阿部】 いや、それは全然変わってないです(笑)。もうね、ホントに胸が詰まっちゃうんですよ、好きな人が目の前にいると。全然ダメです(笑)。

(文:森朋之)

貴方の恋人になりたいのです【初回限定盤】
阿部真央
発売日:2009/08/05[シングル] 価格:¥1,575(税込)
ポニーキャニオン 品番:PCCA-02952

CDを購入する(Amazon)着うた配信
このCDについて語ろう

貴方の恋人になりたいのです【通常盤】
阿部真央
発売日:2009/08/05[シングル] 価格:¥1,260(税込)
ポニーキャニオン 品番:PCCA-02953

CDを購入する(Amazon)

1990年1月24日生まれ、大分県出身のシンガー・ソングライター。
ピアノを小学3年生から始め、中学生から歌手を目指し、数多くのオーディションに参加。高校に入り、ピアノを止めてギターを習い始める。
2006年、『YAMAHA TEENS’MUSIC FESTIVAL 2006大分大会』に参加し、優勝。同年秋、全国大会にて奨励賞を獲得。
2009年1月21日、アルバム『ふりぃ』でメジャーデビュー。
2009年5月27日、1stシングル「伝えたいこと/I wanna see you」をリリース。
2009年8月5日、2ndシングル「貴方の恋人になりたいのです」をリリース。

▲このページの最初に戻る