ORICON STYLE

2008年07月02日
w-inds.らしい等身大のアルバムが完成

──『Seventh Ave.』なんていうタイトルが付いていると、なんとなくニューヨークを思い浮かべちゃいますね。
【慶太】 そうですよね。でもジャケットは渋谷(通常盤)と丸の内(初回盤)で撮影しましたけどね(笑)。

――どちらもナチュラルな感じで、いい写真ですね。
【龍一】 等身大の自分にしよう、というコンセプトで。
【慶太】 この前の「アメあと」のジャケットのときと同じように、これもそれぞれの私服なんですよ。

――アルバムの中には、キメキメのカッコいい曲もあるけれど、これまで以上に3人の生の姿が見えてくるような自然体の楽曲も収録されていますよね。
【龍一】 そう。あまり作りすぎてない世界観にしたかったんです。それでいて色々なジャンルとビートとが交錯していて、すごく満足していますね。個人的には慶太のボーカルをおすすめしたい気持ちがすごくありまして。特に「TOKYO」なんて、かなりいいんじゃないでしょうか。メロディーといい、4つ打ちな感じといい、とにかく気持ちよく聴いてもらえると思います。
【涼平】 前回のアルバム『Journey』の延長線上にあるダンスナンバーを軸にしつつも、より濃く、より幅広く、より進化したものに仕上がりました。僕のおすすめ曲も、やっぱり「TOKYO」です。
【慶太】 レコーディングの前半はダンスナンバーが中心だったんですよ。で、そこから、どんどん違うタイプの曲も収録して広がっていった感じですね。きれいなメロディーをじっくり聴いてもらえる曲や、バラードは後半に録りました。

――さっきから出てくる「TOKYO」や、あと「HELLO」あたり?
【慶太】 ですね。あと「LOVE」とか。そういう幅広さがあるけど、ちゃんと全体としてはw-inds.らしくまとまったと思います。

――せっかくだから慶太くんのおすすめ曲も教えて下さい。
【慶太】 僕も「TOKYO」。詞の世界観が好きですね。共感できるんですよ。
【涼平】 ちょっと自分でも泣ける感じもあったりして、だからこそ、みんなにも聴いてほしいっていうね。

くじけそうになりながらも東京でがんばっている
――「TOKYO」の主人公は夢を抱いて東京に出てきた、という状況ですね。つまり、かつてのw-inds.の3人と同じ。
【龍一】 実は、そうなんですよ。よく気付きましたね?
【慶太】 いや、そんな“実は”とか言わなくていい。誰でも知っているって(笑)。
【龍一】 そうか(笑)。

――そうですよ(笑)。東京に出てきた頃の自分を思い出して共感できるの?
【慶太】 はい。夢や憧れるものがあって東京に来たんだけど、でも挫折しそうになることもあるじゃないですか。それで諦めそうになるんだけど、でも“まだまだ!”とか思いながらがんばる。そういった感じは自分でも経験ありますからね。自分達の本当の気持ちが詰まっている曲といってもいいくらいで、だから作詞のshungo.さんにお礼を伝えてもらいました。そしたらshungo.さんも“ここ何年かの俺の最高の詞だ”って言ってくださったみたいで。

――<今、もし瞳(め)を閉じれば 認めたくないモノが零(こぼ)れ落ちるから。>とか<親、訛(なま)り、海、地平線・・・>とか、くじけそうになりながらも東京でがんばっている感じがいいですね。
【慶太】 そう!その間接的な涙の表現が、めちゃくちゃカッコいいですよね。<認めたくないモノ>っていうのが。

――実際に、くじけそうになったことはある?
【涼平】 ありますよ。しょっちゅうくじけています。
【龍一】 くじけリーダーだもんね(笑)。
【慶太】 よっ!くじけリーダー!(笑)

――なんですか、それ(笑)。で、くじけそうになったら、どうやって乗り越えるの?
【涼平】 鏡に向かって自分に気合を入れますね。そうやって、やる気を出して乗り越えていきます。

――そういう日々を過ごした先に、この新作『Seventh Ave.』が存在するわけですね。そしてリリースの10日後には全国ツアーがスタート!どんなステージになりそう?
【龍一】 とにかく楽しい空間にしたいですね。それが一番だと思うんで。
【慶太】 で、ちょっと余裕を見せられたらいいよね。
【龍一】 ああ、そうだね。これまでの7年間は、しゃかりきにやってきたから、そろそろ余裕のある感じも見せていきたい。
【涼平】 いい意味で力を抜く部分を作るっていうかね。ゆるめる部分はゆるめて、それも含めてカッコいいステージにしたいと思います。

(文:大野貴史)