ORICON STYLE

2007年12月05日
YUKI special interview
愛について歌ってきているけど、あえて愛なんていらないと思った!
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 約2年ぶりとなったライブも大成功のうちに終了したYUKIが、TVCF曲としてオンエア中のニューシングル「ワンダーライン」をリリース。80年代ディスコ風に跳ねるベースラインと、迷いのない真っ直ぐな歌詞が印象的な一曲だ。

私が思っていたことが、すごく歌詞に出ている

――タイトルにもなっている「ワンダーライン」という言葉は、どこから出てきたんですか?
【YUKI】 デモテープに仮歌の適当英語で、「ワンダーライン」という言葉が入っていたんですけど、それを聴いたときに船のイメージが出てきて、「ワンダーライン」っていう船の名前はカッコイイなと思ったんです。船って通ったあとに、海にサーって線がつきますよね?あれが、「ワンダーライン」だなと思ったんです。

――船に乗って波とか空とかを乗り越えて、力強く進んでいる感じですよね。
【YUKI】 船が“バンプ・アンド・グラインド”して、ぐいぐい進んでいく感じですね。あと、「ワンダーライン」には、虹のイメージもありました。虹って端と端が本当はないんですけど、向こう岸に渡れるような気がするんです。希望があるような気がする。だから「ワンダーライン」は何かをつなぐ見えない線ですね。人と人とをつなぐ線。すべては不思議な縁で、つなぎあって生まれていくんです。

――この曲は、ここ数作の“誰が歌っても成り立つポップス”というものとも違って、YUKIさんの心の中の言葉がたくさん入った、YUKIさんにしか歌えない曲になっていますよね。

【YUKI】 今回は、誰が歌ってもいい曲ではなくなっていますね。それは、なぜかというと、やっぱり自分の言いたいことを言いたいなと思ったからです(笑)。だから今回は、私が思っていたことが、すごく歌詞に出ていますね。

思いきり何かに飛び込んだりするのが、怖いけど好き

――そのなかでも印象的だったのが、<愛なんて いらないかもよ まだ知らないふり>という歌詞。今まで愛についていろいろ歌ってきていたのに、“愛なんていらない”という。

【YUKI】 私はずっと愛について歌ってきているけど、あえて愛なんていらないと思ったんです。作品は何かひとつの思想が貫いていなくてもいいというか。何というか、ぶっ壊したくなるんです。愛はすごく大事、でも愛なんていらないかもしれない、とも思っているんです。不安になって体を触ってほしいとか、抱きしめてほしいって、すごく本能的なことだと思うし、そこにキレイごとはいらないんじゃないかと思うんです。今回は、それを言いたかった。もちろん愛は真っ当なものでありたいけれど、そうじゃなくて救われることもあるなと思ったんです。

――この曲は、『YUKI LIVE “5-star”』でも、初披露されていましたよね。

【YUKI】 ライブで歌ったらすごくつらかったです、息継ぎが(笑)。言葉がたくさん詰まっているので、全然休むところがなくて。でも、最後の転調は気持ちよかったですね。これで相当気持ちが上がっていきました。

――この歌からは、新しいことをやるぞ、というYUKIさんの気持ちが伝わってきます。

【YUKI】 「星屑サンセット」以降、新しく何かを作っていきたくて、新しい人たちとも音作りをしているので、その気持ちも入っているんだと思います。虹の上からダイビングですからね(笑)。思いきり何かに飛び込んだりするのが、怖いけど好きなんです。

(文:矢隈和恵)
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