ORICON STYLE

2006年08月02日

UVERworld SPECIAL INTERVIEW
どの道を“正解”とするかは、自分次第

――個人的には、“待ってたって戻ってこない”“別れとかって忘れてくから”とか、諦めから一周まわった前向きさが面白かったです。ご本人たちはどこが気に入ってます?
【TAKUYA∞】 “最後の走り続ける”ですね。これがなかったら、振り返ってるだけで、成り立たない曲ですから。
【克哉】 僕は昔、就職を考えたことがあって。スーツを着て、鞄を持って、革靴を履いて玄関を出た時に、“やっぱ違う”と思って――で、今ここにいる。その時の自分とすごく重なるんですよね、この曲が。これから何かを探したいと思っている人たちが聴いたら、前向きになれると思うんですよね。


――夢と現実の“両立”じゃなくて“1本”に絞ってきたわけですか?
【TAKUYA∞】 両方を上手にできる人間じゃないんですよね。そこで夢を選んだから、いろんなものを失くしたわけです。お金はもちろんないし、就職もしない、まわりはいろいろ言うし。友達ももちろんだし、大事にしてた人も・・・・・・俺、本気で音楽が好きで、音楽でメシを食っていきたいと思ってたから・・・・・・でも、そんな簡単に叶う夢じゃなかったし。
【真太郎】 僕は大学を途中で辞めたときは、いろいろ考えましたね。
【彰】 でも、結局、音楽がやっぱり、単純に楽しかったんですよね。


──失ったものは、今でも引きずっています?
【TAKUYA∞】 それじゃ意味ないなと思って、この曲を書いたんですよ。正直、まったく引きずってないか?と言われたら、そうじゃない。昔の友達と会っても、みんなには共通の思い出でも、俺だけそこにいなかったりするし。でも、選んだものを“正解”にするのは自分次第だから、“夢を選んで正解だった”って最後に笑いたいんです。
【克哉】 今はこうやって取材受けさせてもらって、自分の作った歌が形にできて、それを求めてくれるお客さんがいて、メンバーと音楽やれて、っていう状況がありがたいし。
【TAKUYA∞】 だからこそ、“音楽を取って良かった”と思うし。逆に言えば、真太郎があの当時、大学を選んだとしても、その道に本気で素晴らしさを見出せば、“正解だ”と思っただろうし。でも、結果として音楽を選んだ以上、“夢を選んで正解”って思ってそのまま走り続けられるような歌にしようと思って。


もっともっと“正解”を突き詰めたい

──この曲で、改めて意思表示をした印象ですが、現段階でみなさん、不安があるとしたら?
【彰】 今は、楽しみで仕方ない状況ですね。
【信人】 現状とかバンドに不安はまったくないですけど、強いて言えば自分自身ですかね。自分はどこまでいけるのかってう。
【克哉】 うん、バンドへの不安はない。去年よりもっと楽しくやりたい、音楽ばっかやっていきたい、音楽をもっともっと好きになりたい。自分が好きなものに対して、自分はどれだけできるんだろう、っていう。
【TAKUYA∞】 こんないい状態にいて、不安だとかぼやいてる場合じゃないですよ。僕は、もっともっと音楽でいろんなことを伝えたい。で、“世の中捨てたもんじゃない”って思ってもらいたい。僕らの狙いどおりに曲が伝わらなくても、聴いてくれる人それぞれの思いで、結果的にプラスに受け取ってくれさえしたら、僕らは嬉しいです。