ORICON STYLE

2006年07月26日
Coco d'Or
SPECIAL INTERVIEW
沖縄の海岸沿いをドライブしているときに聴きたくなるようなアルバム

――今回は“夏”がテーマ。
【hiro】 そうですね。沖縄の海岸沿いをドライブしているときに聴きたくなるようなアルバムを作りたいっていうテーマが最初にあって。

――サウンドの幅も大きく広がってますよね。“Coco d'Or=ジャズ”っていうイメージが強かったので、驚きました。
【hiro】 まあ、そこは自然の流れに任せてみました(笑)。2枚目はボサノヴァとかラテンになるのかな、とは思っていたんですけど、そこも含めつつ、ダンス系、クラブ寄りの要素が強くなってて。それもね、ぜんぜんアリだと思うんです。もともと私、ジャンルに対するこだわりってないし。

――なるほど。参加アーティストもバラエティ豊かですよね。
【hiro】 いっしょにやってみたいな、素敵だなと思う人に声をかけさせてもらったら、こうなりました。初めてお会いする方も多かったんですよ。SOUL BOSSA TRIOのゴンザレス鈴木さん、JAZZIDA GARANDEさん、F.P.M(Fantastic Plastic Machine)の田中さんとか。

――F.P.M.がプロデュースした曲、すごいですよね。レッチリの「By The Way」をラテンフレイヴァーでカバーするっていう。
【hiro】 このアレンジ、すごくかわいいですよね。曲自体も以前から聴いていて、好きだったし。(原曲では)ラップみたいになってるところにも、メロディを付けたんですよ。今回、けっこう難しい曲も多かったんですけどね。「Roda」っていう曲なんて、歌詞がポルトガル語ですから。

――難しいことに挑戦したい、っていう気持ちもあった?
【hiro】 というよりは、素直に“かっこいい”と思う曲を選んだんです。“これ、歌えるかな?ちょっと難しいかも”みたいなことを判断基準にするのはイケてないって思って。レコーディングのときに“どうして私、これを選んだんだろう?”って思うこともありましたけど(笑)、プロデューサーの方々と話をしながら、なんとか歌いました。

自然に歌うように心がけた

――レコーディング自体は楽しかった?
【hiro】 終わってみれば楽しかった、っていう感じですね。私って意外と人見知りするほうだし、緊張することも多かったですね。要求されたものを返せないと“どうしてできないんだろう”ってイライラしちゃうこともあるし――歌を歌うって、そういうことじゃないんですけどね――メンタルな部分を調整するのはちょっと大変でした。まあ、いつものことなんですけど。

――でも、すごくリラックスして歌ってますよね。
【hiro】 あ、良かった。いろいろと欲は出てきちゃうんですよ、もっと上手く歌いたいっていう。でも今回はそうじゃなくて、なるべく自然に歌うように心がけたんです。“こんなふうに歌おう”ってことも決めないで、その場で出てきたものを大切にするというか。今までになく、ゆるいボーカルになってるかも(笑)。

――8月23日にはhiroさんが主演している映画『バックダンサーズ!』の主題歌と挿入歌が収録された「いつか二人で/I will take you」もリリースしますね。
【hiro】 これもすごく自然な流れなんです。最初に聴いたときから“いい曲だな、歌いたいな”って素直に思ったし、“これ、主題歌になればいいのにねえ”なんて話してたら、ホントにそうなって。ホントに歌いたいものを歌うっていうのはすごく大切なんですよね。ウソがないものじゃないと、届かないと思ってるので・・・。そういう意味で今は、とてもいい感じで歌えていると思いますね。

(文:森 朋之)