ORICON STYLE

2006年05月24日
MONKEY MAJIK
Special interview
ロックからファンク、ヒップホップまであらゆる音楽を自由に表現、邦楽ファンのみならず洋楽リスナーからも大注目されているMONKEY MAJIK。彼らの3rdフルアルバム『thank you』が完成した。ヒットシングル「Around The World」も収録された全12曲。その聴きどころをMaynard(Vo&G)とtax(Dr)に直撃!

バンドらしさをキープさせつつも、フレッシュなものを作りたかった

──シングル「Around The World」はオリコンチャート3週連続4位を記録するほど、大ヒットしましたね。

【Maynard】 僕らもオリコンのチャートを初めて見た時はびっくりでしたね。あの時は、ちょうどこのアルバムのレコーディングの最中で、スタジオにこもってたから、実感みたいなものはなかったけど。
【tax】 レコーディングが終わって、外に出るようになってからかな。いろいろ声をかけられるようになったのは。

──じゃあ、あんまりヒットのことは考えずに、アルバム制作できたと?
【Maynard】 そう。でも(そのことを気にしなかったのは)失敗だったかも(笑)。シングル「fly」が完成した頃から、今度のアルバムの方向性みたいなものは決めていたし。

──具体的にどういう方向性でいこうと?
【Maynard】 とにかく(MONKEY MAJIKにとって)フレッシュなものを作りたかった。バンドらしさをキープさせつつもね。かといってテーマとかコンセプトみたいなものはなくて、一番自分たちにとってナチュラルなものを表現しようとは思ってた。
【tax】 でも完成した曲を全部通して聴いたとき、1つのテーマがあるような気がした。すべての曲にハピネスがあるなって。そうやって全曲を通してハピネスを言える状況って、すごくありがたいことだと思う。だから、タイトルが『thank you』になった。

──なるほど。にしても、収録曲はロック、ファンク、ヒップホップ・・・いろんな音が散りばめられていて、聴いてるといろんな世界を旅した気分になれる。
【2人】 そう言ってもらえて、うれしいな。

ボク達は友人であることが一番

──どうやって曲のアイデアは浮かぶの?

【Maynard】 最初に思い浮かぶのがメロディ。コード進行とか、何も考えずに鼻歌でこれいいな、と思ったものを、どんどんカタチにしていく感じ。今回はいろんなタイプの曲に挑戦したかったから、確かに1曲ごとに世界は違うよね。
【tax】 そう、特にジャンルを限定するのではなく、そのメロディにぴったりな音を探していくうちに、曲にいろんな要素が入っていく感じ。

──ボーカルに関しても、グルーヴ感があるというか、メロディを重視した感じがする。
【Maynard】 ボーカルに関しては、とにかくメロディに合う歌い方や歌詞にすることを心がけたからね。だから歌詞には強いメッセージがあるワケじゃないんだ。かといって、ノー・メッセージなワケじゃないけど。

──歌詞は英語と日本語を絶妙にブレンドしてるけど、使い分けとかしてるの?
【Maynard】 鼻歌の段階で、このメロディは日本語が合うか、英語が合うかわかるんだよね。でも「fly」は、どっちの言葉でも合うメロディだから作詞をする時は迷った。だから、この曲は言葉がごちゃまぜなんだよね。

──なるほど。どの曲からもメンバー4人全員が音楽を本当にエンジョイしてる空気が伝わる。

【tax】 MONKEY MAJIKって、バンドというより友達であって。みんなで一緒に楽しいことをやるのがモットー。音楽は、みんなで楽しめるもののひとつ、って感じかな。
【Maynard】 そう、ボク達は友人であることが一番。音楽はその次って感じかな。だから音楽は辞めたとしても、友情関係はずっとキープし続けたい。
(文:松永尚久)