ORICON STYLE

2006年02月15日
Crystal Kay
SPECIAL INTERVIEW

私のルーツ的な部分を聴いてほしいなって

【Crystal】 今回の『Call me Miss...』は、すごく自分っぽいアルバム。それは、これまでよりも制作に積極的に関わったからなんですけどね。だから話したいことがたくさんあります(笑)。

──直前に両A面シングルとしてもリリースされた「Kirakuni」のプロデュースを手掛けているのは、なんとジャム&ルイス(全米を代表する敏腕プロデューサー!)。これも御自身のアイディアで?
【Crystal】 はい。アルバムを作るにあたって、どんなプロデューサーとやりたいかっていうのを書き出すわけですよ。で、その中に“ダメ元セクション”というのがあって(笑)。

──ダメで元々な気持ちで頼んでみよう、と(笑)。
【Crystal】 そうそう(笑)。ジャム&ルイスも当然、無理だろうと思ってたんですけど。それがOKになったんですよ!

──子供の頃から聴いてきた音楽を作ってる人たちなわけじゃないですか?一緒にレコーディングして、どんな気持ちだった?
【Crystal】 いきなりすぎて気持ちがついてこなかった、というのが正直なところですね。実感は曲が完成してから湧いてきました。だって、あり得ないことですよ、あのジャネット・ジャクソンをプロデュースしてる人たちがクリのために曲を作ってくれるなんて(笑)。

──曲調もボーカルも、ふわっとしてるけど、でも独特の切れ味もあって。すごく気持ちのいい仕上がりですね。
【Crystal】 自分のいいところを引き出してもらったな、という感覚はあります。本当に、ほわんとしていながらも力強いっていう声を2人が引き出してくれたんですよ。

──英語の曲をシングルにするというのも大胆ですよね。
【Crystal】 ねえ。少し不安もあったんですけど、でも“恋のマイアヒ”だって日本語じゃないのに大ヒットしたし、まあ、いいかなぁと思って(笑)。

──すごい納得の仕方(笑)。で、そんな「Kirakuni」を含む6枚目のアルバム『Call me Miss...』。どんな作品を意識した?
【Crystal】 前作の『Crystal Style』が、色々なスタイルを見せるっていうアルバムだったじゃないですか。だから次はどうしようかと思って、ちょっと迷ったりもしたんですけど。それで考えてたら久しぶりにR&Bっぽいものをやりたいっていう気持ちになったんです。というのも「恋におちたら」でクリのことを初めて知ってくれた人も多いと思うから、そういう人にも私のルーツ的な部分を聴いてほしいなっていうのがあって。だからシングルの「恋におちたら」や「Two As One」みたいなポップな曲と、もっとR&B色の強い曲と、そのバランスを考えながら作りました。

──確かに両面が感じられます。基本的にはポップで親しみやすいけど、でも、うるさ型のR&Bファンも満足しそうな曲も多い。
【Crystal】 そうですね。「Baby Girl」とか「nobody but you」とか、あと「fly to you」とか。かなりR&B寄りになってます。

もう“いつでも来い!”っていう感じ(笑)

──何曲かで御自身が作詞や作曲をされているのも、このアルバムの大きな特徴ですね。そのうちの1曲が「KTK」。このタイトルって何かの略なんですか?
【Crystal】 倦怠期です(笑)。

──そうなの!?あ、でも、そういう内容ですもんね。

【Crystal】 現実的なことを歌いたいな、と思って。それで、こういう状況を歌詞にしてみました。

──アグレッシヴなアレンジといい、どんどん切実さを増していくボーカルといい、すごくいいですね。
【Crystal】 ありがとうございます。ボーカルは曲ごとに歌い方を変えたりして、色々な表情をつけてみました。

──はい。「きっと」なんかは、すごくナチュラルだし。
【Crystal】 うん。「Baby Girl」はクール。「恋におちたら」は爽やか。「テレパシー」はロマンチック。「Kirakuni」はマイケル・ジャクソン。「Happy Life」は・・・ぶりっ子っぽい(笑)。

──そういったボーカルの多彩な表情も聴きどころですね。ところでアルバムの発売日の4日後が20歳の誕生日じゃないですか。今は、どんな心境ですか?
【Crystal】 もう“いつでも来い!”っていう感じ(笑)。10代が終わっちゃうよ〜っていう悲しみよりも20歳になることが楽しみっていう気持ちのほうが大きいですね。

──20歳を迎えるにあたっての抱負は?
【Crystal】 チャートで1位になりたいです!あと、いろいろなアーティストやスタッフの人たちとお酒が飲みたい。今までは打ち上げ会場とかでも私だけジュースだったから(笑)。これからはお酒が飲めるので、それも楽しみですね。
(文:大野貴史)