――ほんと観どころ満載のライブでしたよね。豪華ゲストといっぱいコラボしてるし。
【MCU】 いろんな人と一緒にやれて幸せでした。あの1日だけのためにあれだけ集まってくれたのって、奇跡に近いことだと思うし。1日だけだったから、終わった後、名残り惜しい感じがあったんですよ。(宮田)和弥さんが“またやろう”って言ってました。だから次は野音かな。“ナオンのヤオン”で(笑)。
――(笑)とにかく、いろんな面で、あの日しか観られないことの連続だったじゃないですか。例えばオープニングの「U's PROFILE」で、Uさんがギターの弾きまねパフォーマンスをしたり。
【MCU】 布袋さんっぽいギターで(笑)。僕のストラトにスタッフが勝手にビニールテープを貼ってシマシマにしちゃって。最初は“ベース持って出ようか?”とか言ってたんですけど、“ベース持ってるのにギターの音が鳴ってる!?”とか面白いかなと。
――森重樹一さんと共演した時は、ヒョウ柄のコートでしたよね。あのロック・ファッションも、滅多にないことなんじゃないですか。
【MCU】 あのコートは森重さんに頂いたんです。森重さんは普段からああいう服でスタジオとかに来るんですよ。それで、羨ましそうに見てたら頂けました!
――浜崎貴司さんとマツリルカとしてステージに立ったのも、あの日が初めてだったんですよね。
【MCU】 そうですね。浜崎さんとやってる時が一番やりやすかったし、伸び伸びできたかな。やっぱずっと一緒にやってるし。
――Uさんが10代の頃から憧れてる宮沢和史さんと共演した「ありがとう」の時は、すごく緊張してましたよね。
【MCU】 宮さんが僕の肩を抱いてくれようとしてるんだけど、“無理無理!”って感じで、歌詞が飛びそうになって。映像で観ると、僕が逃げてるように見えます(笑)。
――(笑)そういう憧れの先輩以外にも、昔からの仲間のRyojiさん(ケツメイシ)とか、175Rみたいな若い世代のアーティストとも共演できたわけですよね。
【MCU】 そういうのもすごく嬉しかった。僕自身も勉強になることがすごく多かったんですよね。やっぱ、いろんな人と一緒にできたから。
――あと、猫ひろしさんとか、安田大サーカスの方々の登場には意表を突かれました。
【MCU】 猫ちゃんは僕と、KOHEIさんと同じしし座のA型だから、「しし座のA型」でぜひ出て欲しくて。でもそれだけで出すのもベタだから、“ベタ”ってとこで安田大サーカスも呼んだんです(笑)。やっぱ、ライブはCDとは違うから、お客さんにもサプライズで楽しんでもらいたかったし。いろんなフェスよりも豪華だったんじゃないですかね。ライブ全体を考えてもバランスが良かったんじゃないかと思うし。でも・・・女性と全然一緒にできてないんですよね。
――女性の出演者はアリスさんと、CHABAの静さんだけですね。
【MCU】 そう考えると、すごく男くさいライブだったと思います(笑)。女性とコミュニケーションをとるのは相変わらず苦手で。友達が全然いないですもん。
――となると女性アーティストとコラボするのが、今後の目標ですか?
【MCU】 女性アーティストをたくさん呼んでナオンのヤオンやるの(笑)。まあでも、今回いろんなことができましたけど、これは通過点で。今後もまだまだ新しいことを提示していきたいです。今、いろいろと考えてるんですけど。
――楽しみにしてます。じゃあ、そろそろ締めますが、何か言っておきたいことはあります?
【MCU】 うーん・・・何だろう?
――“このDVDは僕のメイド服コスプレが観れます!”とか?
【MCU】 まあ、あれは・・・ヤバいですね。
―― 一応読者のみなさんに説明しておくと、開演前の会場に流していた映像の中で、Uさんがメイド服を着る場面があるんです。その映像が特典としてDVDに入ってます。
【MCU】 そんなところも観てみて下さい(笑)。
(文:田中大) |