ORICON STYLE

2005年04月20日


AIの新曲「Crayon Beats」はまるでトムソーヤーがR&B唄ってるような、やたら恰好良い楽曲だ。でも映画『クレヨンしんちゃん』の主題歌だったりするのだが、そのギャップが逆に似合ってたりして愉しいんだよねえ。



――こんな激シブだけどもやんちゃな楽曲が、まさか映画『クレヨンしんちゃん』の主題歌とはねえ。
 あははは。でしょお? 私が10歳の時に始まったアニメだし好きだったけど、ぶっちゃけ『しんちゃん』だろうが『ドラえもん』だろうが、私は私じゃないですか。別に♪クレヨンしんちゃんイェ〜イ、みたいな曲作るわけじゃないし(苦笑)。

――わははは。そりゃそうだけども。
 でもたまに駅で売ってるのを買ったりしてたから結局、詞を書く時に考えちゃうよね、子供のことを。「変なこと書けないなー」みたいな(失笑)。だけど子供だけじゃなくて、大人でも好奇心がある奴は凄いし、私も「いろんなことしたい!」というのは今も変わんないし……ま、同じ好奇心でもサッカーからパチンコに変わったりするんだろうけど。

――向けられる対象が現実的なもんにね。でも好奇心の本質は、同じわけでさ。
 そう、一緒なんだよね。小っちゃい時は「何だこのキラキラした石?」とか、磁石に砂鉄がくっついただけで「何これーっ」みたいなさ。だから、そんな止まんない好奇心を曲にしたかった。

――というか、AI自身がもう目茶目茶好奇心の塊のような気がするけども。
 もうかなり強いです。じゃないと、こんな変ちくりんな女になんないっしょ!

――うん。日本の好奇心チャート第1位だと思うよ、どう見ても。
 マジでぇ?(嬉笑)。オリコンさんに載せてほしいよ、そのチャートぉ。

――楽曲は出す度にバリエーションが増していくし、フィーチュアリング・シリーズは際限無いし。そのバイタリティーたるや。
 そうそうそうそう!

――基本的に行動力がないと、好奇心は満たされないもんね。その点、君の足回りの良さは相当自信があると見た。
 ありますねー。あーんまり「いい奴」とか思ってほしくないんだけど、人が笑うことが本当に好きなんだよね。私が何かやって人が喜んでくれるのなら、全然苦労とは思わないし。それが本当に大好きだから、何でもする。



――まさに無償の愛、だ。見返りを求めるわけじゃないし。
 そう、かなー(照笑)。

――人が笑っているだけでこっちも嬉しくなって、笑っていられる的なさ。
 そうそうそうそう! だってねー、人が笑ってると自分も嬉しいじゃないですか。自分の好きな人――例えば親とか毎日一緒にいる奴がいつもむくれてたら、嫌だよね!? やっぱり笑ってたら怒ることもないし、何のストレスも溜まんないし。だから自分の周りにいる奴がいつも笑えるように……別にその人達のためじゃなくて、自分のためなんだよ。わかるでしょ?(笑)。「私の周りに来た人が皆幸せになりますように」と願ってたら、きっと周りに来たくなるし、私も気分いいし。

――正直でいいと思うよ。そもそも君は、それを常に実践してるわけだし。新曲できる度に俺、大笑いさせてもらおうと期待してるもの、いつも。
 あははは! ヤバいねー本当に。

――TVで喋ってる時もそうよ?
 マジぃでえー? ありがとうございます!

――それが歌だもの、2人以上の人が幸せでいられる最高のコミュニケーションという。
 そうだね、本当本当(笑)。

――でも子供の頃の君、凄かったんだろうなあ好奇心。
 もっと凄かったよ、どこでも逆立ちしたり壁よじ登ったり。あはははっ。

(文:市川哲史)