ORICON STYLE

2004年11月03日
DESTINY'S CHILD ORICON STYLE SPECIAL COMMENT
  デスティニーズ・チャイルド
  デスチャ復活!3年半ぶり、待望の新作オリジナル・アルバム到着!!
PROFILE
米国・テキサス州ヒューストン出身のビヨンセ、ケリー、ラトーヤ、ラターヴィアの幼なじみでグループを結成。
1998年、アルバム『デスティニーズ・チャイルド』をリリース。プラチナディスクを獲得。
1999年、アルバム『ライティングズ・オン・ザ・ウォール』をリリース。このアルバムには、シングル「ビルズ・ビルズ・ビルズ」、シングル「セイ・マイ・ネーム」等、全米首位獲得シングルを収録。また、映画『チャーリーズ・エンジェル』の主題歌「インディペンデント・ウーマン パート1」は11週連続首位という記録を打ちたてる。
その結果、グラミー賞2冠達成&アルバム・セールスが、全世界で1,100万枚超と、文字どおりナンバー1女性グループとしての地位を確立。
2001年、メンバー・チェンジによって、ビヨンセ、ケリー、ミッシェルの3人組となった新生デスチャで、アルバム『サヴァイヴァー』をリリース。
2001年10月、クリスマス・アルバムをリリースした後、活動休止。ソロ活動に専念。
2004年11月10日、アルバム『デスティニー・フルフィルド』をリリース。無敵のガール・グループの復活アルバム。
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NEW RELEASE
『デスティニー・フルフィルド』
デスティニーズ・チャイルド
SICP-700/アルバム
2004.11.10/\2,100(税込)

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ソロ活動によって私達は強くなったし、音楽面でもより成長することが出来た。見た目も良くなったと思うわ(笑)

2002年のワールド・ツアーを最後に、3人のメンバーがそれぞれソロ活動を行っていたデスティニーズ・チャイルドが約3年半ぶりの新作『デスティニー・フルフィルド』を完成。今回もまた新進気鋭のプロデューサーを起用し、斬新なバックトラックとそれに負けていないパワフルな歌を聴かせてくれる。その作品の輝きぶりは、彼女達が今世界で一番ホットなガールズ・グループであることを示すもの。前作『サヴァイヴァー』は、世界11カ国のチャートで初登場1位となったが、それを超えるヒットとなるのは間違いないだろう。
ソロ活動によって私達は強くなったし、音楽面でもより成長することが出来た。見た目も良くなったと思うわ(笑)

――毎回アルバムのコンセプトをまず最初に聞くのを楽しみにしているんだけれど、今回はどんなコンセプトなのかしら。
【ビヨンセ】 タイトルの『デスティニー・フルフィルド』とは"運命を全うする"という意味だけれど、私達は多くの夢を叶えることで、今は完全なカタチに近づいてきていると思うの。でも、一般的には私達くらいの年齢(23歳)だと、まだ自分に自信が持てなくて、居心地の悪さを感じるものでしょ。恋愛にも友情にも心が揺れて、頼れる男性を求めてしまう。そういうことをテーマにしているわ。

――そのコンセプトはどこから生まれたの。
【ビヨンセ】 3人揃っての作業は久しぶりだったので、最初の2、3日はひたすら情報交換をしていたの。会っていない間にどんなことをしていたの?とか、あの男性とはどうなったの?とか。お互いを知るところが始めたわけだけれど、それがヒントとなり、コンセプトも、楽曲も生まれていったのよ。

――久しぶりにスタジオで一緒に作業をしてみて、実際はどうだった?
【ビヨンセ】 ソロ活動をしたことで、ケリーは自分を知ることになり、ミッシェルは、主演したミュージカル『アイーダ』が成功したことで、自信が生まれ、それにより自分の意見を積極的に言えるようになった。私達は以前より強くなったし、音楽面でもより成長することが出来た。見た目も良くなったと思う(笑)。今は最高の状態にあるわ。

このアルバムは、3人の声がアルバム全編でバッチリ聴こえるようになっているR&Bアルバム

――1stシングル「ルーズ・マイ・ブレス」のマーチングバンド風のバックトラックがすごくカッコいいけれど、サウンド面ではどんなビジョンがあったのかしら。
【ケリー】 ビジョンではないけれど、「ルーズ・マイ・ブレス」のトラックを最初に聴いた時、これはすごい曲になると思ったの。そして、実際にレコーディングしてみると、いろいろな要素が絡み合った、予想以上にカッコいい曲になったと思っているわ。
【ビヨンセ】 プロデューサーを決める判断基準は、やっぱりトラックよね。今回、数曲で組んだナインス・ワンダーは、これまで主にヒップホップでその手腕を発揮してきたから、R&Bシンガーをプロデュースするのは初めてじゃないかしらね。

――プロデューサーとして、今回ビヨンセが取り組んだことってどんなこと?
【ビヨンセ】 このアルバムは私達にとって、という意味だけれど、とてもR&Bだと思うの。バックトラックにこだわる一方で、全員がしっかり歌っていて、3人の声がアルバム全編でバッチリ聴こえるようになっている。コーラスのパートだけではなく、サビやヴァースにもハーモニーがあって、ケリーやミッシェルでスタートし、それを私が引き継いで歌う曲もある。ケリーとミッシェルの声の魅力を引き出すことにフォーカスしたわ。

今は新たにデビューするような気持ち。また頑張らないとね

――前作の成功がプレッシャーになった?
【ビヨンセ】 アルバムを作る段階ではプレッシャーはあったけれど、完成した作品に自信が持てているので、今は達成感でいっぱい。ヒットに関してのプレッシャーはないわ。
【ケリー】 私達の成功は、神様と私達の努力と、スタッフの尽力のおかげ。だから、成功がプレッシャーになることはないわ。

――世界の頂点に立っている実感は?
【ミッシェル】 私達は、世界の頂点になんて立っていないわ。今は新たにデビューするような気持ち。またまた頑張らないとね。

――いつまでもハングリーなのね。その頑張る原動力はどこにあるのかしら。
【ビヨンセ】 辛いと思うこともある。でも、そんな時はこの仕事をしたいと願った9歳の頃を思い出すの。3人で励ましあうこともある。それに最高に素晴らしい人達と仕事をする機会に恵まれているのだから、弱音を吐いている暇なんてないわ。

今回もまた複数のプロデューサーを起用することで、バラエティに富んだ作品となっているが、そのプロデューサーのなかで、ナインス・ワンダーは最近こんな発言をしている。「なにが驚いたかって、彼女達はレコーディングをする前にお祈りをするんだぜ」。この敬虔な気持ち、姿勢がまた彼女達を輝かせることになっているのでしょう。

(文:服部のり子)