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松本人志デビュー30周年を記念し『人志松本のすべらない話 THE BEST』が発売! それを記念し、4回連続で『すべらない話』オリジネーターたちが登場。第2弾は“擬音マジシャン”の異名を持ち、他の芸人とは一線を画す存在である宮川大輔が登場! 『すべらない話』の誕生はこの男の話芸に松本人志が惚れ込んだことから始まった。

ある時、松本さんから「大輔、枠決まったで」って(笑)

宮川大輔

宮川大輔

──『すべらない話』のスタートには大輔さんも深く関わっているそうですね。
【宮川大輔】 一番はじめに松本さんにお会いしたのは、山崎邦正さんが「ご飯食べにいくし、おいで」言うて、「今日は松本さんも来はんやけどなあ」言うて。僕がその時、25歳くらいで、東京来たて位の時やったんですけど、その時、連れてってもらったんですね。「宮川大輔と申します」言うたら、「ああ」、みたいな。あとは僕も緊張してて一切しゃべれませんでしたし、松本さんからも話しかけられることもなく。 ──話も弾むこともなく(笑)。
【宮川】 弾むこともなく。ただただ、緊張してて、すき焼きか何か食べてたんですけど、まったく覚えてないくらいで。そもそも僕にとっての松本人志さんは……好きやったんですけどね、中学の時とか。「めっちゃ面白いな、ダウンタウン」って。せやけど、天然素材をやってから、ちょっとこう……天然素材、大阪の2丁目劇場、東京の7丁目劇場、松本さんのとこみたいに、ほんまグループだらけで。「なんじゃあいつら」って…。兄さん(松本さん)もね、若かったというか、僕らも若かったですし。「何踊っとんねん、おもんないのに」って言うたはったでとか、いろんなこう…。 ──ビビってしまった?
【宮川】 そうですね。固まってるんですよ。だから、そこが一番はじめの出会いやったんですけど、まあ、怖かったですね。一個もしゃべれへんくて。で、ある年の夏休みに「沖縄行くから大輔ついてこいや」って今田さんに言われて、山崎兄さん、僕、今田さん、アキ、松本さんやったんですよね。後輩もいたかな。行こう言われて、うわ、怖〜、松本さんや〜。 ──すごいメンバーだと。
【宮川】 でも「絶対大丈夫やって、俺らもいるし、松本さんもいてはるけど、絶対大丈夫、みんなで行こう」言われて、初めて沖縄連れてってもらったんですよ。怖かったですよ初めは! 1日目の前半はまったくしゃべらんかったんですよ、僕。クルマ乗ってても、シーンとしてて。で、なんかの時、夜にホテルで部屋飲みするからって、「大輔、買い物してくれ」って言われて、「わかりました」って言うて、お金もらって買い出しに行ったんですよ。で、買い出しに行って、帰ろうって思った時に、エレベーターで一緒になったおばちゃんが、なんか気分悪くなって、倒れはって。「大丈夫ですか」言うて、そのおばちゃんが何か言うてはって、部屋まで送っていって。で、「お前遅かったやんけ」言われて、「いや、実は、エレベーターで一緒になったおばちゃんがね…」って、それを必死にしゃべったんですよ、兄さんにホンマに怒られると思ってたんで、必死に。「おばちゃんがこうね」言うて、白目むいたり。ほんなら、めっちゃ笑いはったんですよ、松本さんと今田さんが。 ──まさにすべらない話ですね。
【宮川】 「なんじゃそれ、メチャクチャおもろいやんけ」って。「なんやねんそれ、おばはん、どんななりよったんや」、「いや、こうなって…」、ゲラゲラゲラゲラ、みたいな。 ──そんなきっかけがあったんですねぇ。
【宮川】 その夜にそれがあって、次の日の朝とかも、松本さんとかが、「おー、おはよう。昨日の晩、どんなん言うてたっけ?」みたいな、そんなんを何回も言うてきはって。で、何回も笑ってくださって。そっから、あんだけ怖かった兄さんがめちゃくちゃ笑ってくれてるみたいな。 ──そこから松本さんとの距離が縮まったわけですね。
【宮川】 そっから楽しくてしゃあなかったですね、すべてが。でもなんかこう、松本さんから「大輔何してんの?」ってご飯に誘っていただいたりしてたんですけど、ほんならある時、名前は言えないですけど、ある先輩が「松本さんと一緒にいるんやったら、『テレビに出させてください』とか言わんと、意味ないことない?」って言われたんですね。 ──もったいないと。
【宮川】 うーんと思ったんですよ。でも、兄さんやらの番組というのは、やっぱり、いろいろ見させてもらってて、例えば(ガキの使いの)ハイテンションであったり、七変化であったりとかは、登竜門というかね。僕らの頃はそんな感じやったじゃないですか。それは自信ないなと思って、僕はそんなん無理やなと思ってて。それに仕事がほしいがために松本さんのところに行ってるつもりはなかったんですよね。自分はルミネ(舞台)でええと思ってましたし。そこから自分で這い上がろうとは思ってましたけど、そこを松本さんにお願いするような気持ちはなかったですし…っていうことを言うたら、「うーん、それはそれでええと思うけど、でも兄さんと一緒に仕事して、お世話になってるってなったら、また兄さんに対する情みたいなものが変わってくるし、兄さんと本気で仕事したら兄さんの凄さもわかるし、ええと思うで」って言われたんですよね。 ──そこから酒の席での話がいつの間にか『すべらない話』になっていったと。
【宮川】 松本さんは、「何べんしゃべっても、おもろい話ってあるよなぁ」と。で、ある時「大輔、枠決まったで」みたいな。「ええ?」言うて。「いや、もうやるで」みたいな。そん時僕ら、ほんまにテレビなんか出てなかったんで、だからたぶん緊張せえへんように、カメラとかを隠して、ホンマに自分らがひっそりしゃべってるような空間というか。 ──秘密の夜会というか。
【宮川】 ええ。それで1回だけフジテレビの会議室でオーディションじゃないんですけど、何人か集めてサイコロ振ってやったことあったんですよ。それが僕と、ほっしゃん。と、河本もいたかなぁ。あと、水玉れっぷう隊の2人くらいですね。 ──あぁ、ジュニアさんも仰ってました。リハーサルがあったって。
【宮川】 で、結構思ってたより当たったんですよ。はじめの何個かは、兄さんやらとしゃべって面白い話っていうか、絶対笑ってもらえる話やったんですけど、他の奴はまったく、誰にしゃべったこともなかったんですよ。当たったから、立ち上がってしゃべったりとか。そうですね、お姉ちゃんのこととか(笑)。「なんやその話」って。 ──初回放送でもお姉さんのことを話してましたね。
【宮川】 で、その後ですよね。どんどん、みんなから「うわ、すべらない話の人や」言うてもらったりとか、環境が変わっていったのは。

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“すべり知らず”の名作たちが蘇る!!


『人志松本のすべらない話 THE BEST』
(1月30日発売)

 深夜に放送された過去11回から選びに選んだ88話を収録。また第1回大会(2004年12月28日深夜放送)の音源CDも封入。さらに、松本人志が『すべらない話』誕生秘話や今後の展望を語ったインタビュー記事が掲載されたブックレットも!!


宮川大輔 PROFILE

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  『神秘のベールに包まれた“素顔”に迫る!!』(2014年07月18日)

Vol.49 田中美絵子
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  “大喜利”に命を懸ける者たち『IPPONグランプリ』直前特集!!(2013年05月23日)

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 『日本一の漫才師が決定! 進出者“最速”インタビュー!』(2011年12月17日)

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 『ロンブー淳、テレビ業界に喝!』(2011年12月07日)

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 『2700、音楽と笑いの融合がここに極まる!』(2011年11月25日)

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 『フット後藤の“ツッコミ論”』(2011年08月10日)

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 『次の“標的”は少女時代で決まり!!』(2011年08月03日)

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 『笑い道とは“裏切り”と見つけたり』(2011年06月09日)

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 『“鬼才”板尾創路の願い』(2011年05月25日)

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 『間寛平が被災者に笑いのエール!』(2011年05月12日)

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