旬な芸人が毎週登場し、その人となりを紹介する『よしもと☆スタイル』。今回は、ピン芸人日本一を決める『R-1ぐらんぷり』の決勝を前に、ファイナリスト8人全員が登場。ベテランから若手まで幅広いメンツがそろった今大会。それぞれの思惑や誰にも負けない優勝への執着が赤裸々に語られる!
ナオユキ
ボヤキ漫談で初の決勝! 最年長に意地見せる!!

今年初の決勝の舞台に進んだナオユキ。漫才コンビを解散し、ピン芸人として舞台やライブハウスなど場所を選ばず幅広く活動している。ファイナリスト最年長のナオユキが淡々と語るボヤキ漫談は今年の『R-1』決勝戦にとってどのようなスパイスとなるのか!?

ナオユキ

──決勝進出おめでとうございます。率直な感想を聞かせてください。
【ナオユキ】 友達が喜んでくれるのがめっちゃ嬉しい。親戚のにいちゃん、松尾貴史さんからもメールがきてましたね。後輩からも。自分が何かやると周りが喜ぶっていうのが、きれいごとでなく嬉しい。そんなこと若い時はまったく思ってなかったけど、1人でこんなに何にもできないもんなんだって思いましたね。 ──ファイナリストの中では最年長ですが、意識しますか?
【ナオユキ】 若い子とかも面白いと思えるから大丈夫と思う。あと良かったのは、同じ年じゃないから同じ考えにもやり方にもならへんから。酒場でやるときと同じネタにします。不器用なくせにいろいろできるんちゃうかって思ってた昔の自分に会ったら、『あんま考えん方がいいよ、あと辞めてええよ』って言ってやりたい。ほんと辞めようと思ってたから。 ──友達がいたからこそ決勝まで来れたという気持ちが大きいんでしょうか?
【ナオユキ】 そうです。今回ネタを3本やるじゃないですか。大阪に三枝師匠が作られた小屋があるんですけど、そこで1週間くらい出番があって「4分、4分、2分」、「4分、4分、2分」ってネタを毎日やった。今回決勝に来れたのも、そのおかげで恐怖がなくなったから。 ──ほかのファイナリストたちを見ていかがですか?
【ナオユキ】 皆さんもそうだと思うんですけど、『M-1』と違って形がないですから、あんまり分からないんですよ。ただ、何か道具を使うわけでもないし、立って喋るだけやから僕が一番シンプルだとは思います。使うのは友達が作ってくれた曲くらい。 ──1回戦が同じタイプでゆっくり喋る真栄田さんとの戦いとなりました。
【ナオユキ】 順番を決めるくじが、僕が1番だったじゃないですか。ひょっとして同じゆっくりの彼と当たるんやったら後は嫌やなって思って。でも1人でネタをやられてるのを見たことがないというのもあるし、真ん中くらいがええかなって。 ──普段コンビで活動している方たちがピン芸人として出場することについてはどう考えていますか?
【ナオユキ】 僕も含めて、ピン芸人はしっかりしないといけないと思う。でも僕もともと漫才師を17年くらいやってたから、やりたいのはものすごく分かるし。でもどっかでやっぱりピン芸人の人に勝ち進んでいってほしいのはありますね。それはみんな思ってるんちゃいますかね。 ──優勝者の副賞として貰える冠番組で何をやりたいですか?
【ナオユキ】 松尾さんとTKOをここぞとばかりに呼んでみたい。ただダラダラ喋っていたいですね。あんまりテンポも気にせんと。恩返し的な気持ちはめっちゃある。ミュージシャンも友達も全部呼びたい。賞金のお金は貰えたら、ないよりある方がいいけど……。それより友達が喜ぶことがしたい。 ──優勝するために必要なものは何でしょう?
【ナオユキ】 優勝したことがないから分からないけど……。“優勝”よりちゃんとした状態でネタを見せたいってのが大きい。たとえ別にうまくいかなくても、普通にやりたいですね。

真栄田賢(スリムクラブ)
M-1で果たせなかった“形ある結果”を残す!

M-1でも活躍で一気にブレイクしたスリムクラブ・真栄田賢がピンとしてもR-1決勝に初進出。独特な世界観はピン芸になっても健在であり、M-1では果たせなかった優勝という“結果”を狙う。すでに副賞の冠番組のタイトルまで決めているなど準備万全だ!

真栄田賢(スリムクラブ)

── M-1に続き、R-1も決勝進出。本当に波に乗ってますね!
【真栄田賢】 ちょっと怖いっスよ。なんか良からぬことが起きるんじゃないかって。まぁ相方の方に起きてくれたらとは思ってますけど。でもありがたいですよね。R-1は、M-1より前から“受験”してて思い入れがあったので凄く嬉しいです! ──今回は“ノーマークの強み”が無い分、実力が問われますね
【真栄田】 その通りです。これでインパクト残せなかったら相方のお陰みたい(笑)。M-1のときは、はっきり言ってノーマークだったから有利だった部分も少なからずあったと思うんです。でも、越えなきゃいけないハードルですからね。 ──ピンとしてはどのようなネタで勝負するのでしょう?
【真栄田】 コンビのときと思想的には一緒ですね。普通の漫談だったりオーソドックスなコントはしないし、まず出来ない(笑)。特殊な感じだなというのを観ている方に感じてもらいたいしですし。動きとかではなく、フレーズとかワードにこだわりたいですね。基本的に社会生活に溶け込めないような人が好き。日常を壊してくれる人が好きなんで、そんな題材ですね。 ──でも、M-1後はお客さんの反応も当然違うでしょうし、スリムクラブの世界観も浸透しましたよね。
【真栄田】 そうですね。だから、ちょっとだけ困惑しているというか。顔を知っていただいたんで、舞台に出てきただけでお客さんが『キャー!』ってなるんです。今まで僕らは反骨心でやってきたわけで。ジャルジャルみたいに声援に甘えたくはない(笑)。 ──同期にゲテモノ漫才って言われたのを根に持ってますね(笑)。因みに優勝した副賞で冠番組が約束されるそうです。
【真栄田】 うわーマジっすか!? 何やろうかな〜。やっぱりベタだけど、女性タレントを一杯呼んで、玉座に座って変な杖を持っている僕が「よく来たね」って出迎えるトーク番組かなぁ。 ──どんな番組だ(笑)。
【真栄田】 で、下の段にジャルジャルとか女性に人気のある芸人を従えて(笑)。あ、タイトル浮かびました。『スリムクラブ・真栄田の『復讐』。 ──ゲストに相方さんも呼んでね(笑)。
【真栄田】 そうですね! アイツも決勝進出が決まったとき電話したら、「マジで! やった〜」って自分の事のように喜んでくれましたから。すっごくピュアなんです、彼。 ──優勝したら賞金で何か買ってあげたら?
【真栄田】 そういえばアイツ、車欲しがってたなぁ……品質の高いラジコン買ってやろうかなって。で、本物は自分で稼いだ金で買ってもらうと!

次のページへ【佐久間一行 × ヒューマン中村】

BACK NUMBER

Vol.50 プリンセス天功
  『神秘のベールに包まれた“素顔”に迫る!!』(2014年07月18日)

Vol.49 田中美絵子
  『政治家の資質って何!?』(2014年07月11日)

Vol.48 桂三度
  『落語家転身の“真相”を激白!!』(2014年06月05日)

Vol.47 小籔千豊
  『新喜劇も進化せなアカン!!』(2014年05月16日)

Vol.46 高須光聖
  『高須光聖が語る“バラエティの意義”「“ゲスさ”もテレビなんだよ」』(2014年05月02日)

Vol.45 R-1ぐらんぷり2014
  『決戦直前!! 『R-1』決勝進出者インタビュー』(2014年03月03日)

Vol.44 HIDEBOH×レイザーラモン
  『タップとお笑いの過激な融合!??』(2014年01月29日)

特別編 藤原寛
  『「松本アウト〜」でお馴染み!!水先案内人が明かす『笑ってはいけない』の裏側 』(2013年12月27日)

特別編 月亭方正
  『今年もまたあの恐怖がやってくる!!“蝶野のビンタ”は忘れたころにまた痛む』(2013年12月20日)

Vol.43 板尾創路
  『役者としても“ネクストステージ”に到達』(2013年12月06日)

Vol.42 倉本美津留
  『盟友・倉本美津留が語る“監督”松本人志「彼は新たな“文化を生む”キーパーソン」』(2013年10月31日)

Vol.41 松本人志
  『僕の映画はコメディや喜劇ではない』(2013年09月20日)

Vol.40 小籔千豊
  『自身のフェスにも遅刻宣言!?』(2013年09月13日)

Vol.39 渡辺直美
  『ポチャかわブームに異議あり「私、全くモテません!!」』(2013年09月04日)

Vol.38 ジャングルポケット
  『“笑い”に憑りつかれた哀しきトリオ』(2013年07月11日)

特別編 IPPONグランプリ
  “大喜利”に命を懸ける者たち『IPPONグランプリ』直前特集!!(2013年05月23日)

Vol.37 東野幸治
  『元祖“最強ひな壇芸人”が明かす自身の変化とは!?』(2013年05月15日)

Vol.36 ピース・綾部祐二
  『僕が“熟女好き”になったワケ』(2013年05月02日)

Vol.35 河本準一
  『哀愁漂う身内ネタの真意』(2013年02月22日)

Vol.34 宮川大輔
  『松本人志が惚れ込んだ“オチのない話芸”』(2013年02月08日)

Vol.33 千原ジュニア
  『ジュニアが松本人志との“出会い”を明かす!!』(2013年01月25日)

Vol.32 鉄拳
  『衝撃告白!! 鉄拳、芸人辞めようと思っていた』(2012年12月05日)

Vol.31 綾部祐二×YU-A
  『意気投合!?「お友達から始めましょう」』(2012年11月29日)

Vol.30 ウーマンラッシュアワー
  『ブレイク前夜!! 進化する“高速漫才”で頂きに立つ!!』(2012年11月21日)

特別編 SKE48
  『ノブコブのセクハラにSKE48危うし!?』』(2012年09月27日)

Vol.29 徳井義実
  『自分に“ヤンキー要素”はゼロだけど…プライベートの顔に近い元ヤン父親役』(2012年09月07日)

特別編 吉本芸人軍団
  『吉本芸人軍団が『絶望要塞』に白旗!?』(2012年08月03日)

Vol.28 フット後藤
  『キャラチェンジでCDデビュー! 』(2012年07月04日)

Vol.27 山ちゃん
  『“ご意見番”がAKB総選挙を大胆予想!!』(2012年06月01日)

Vol.26 村上健志
 『フルポン村上『アメトーーク!』最新DVD発売記念インタビュー』(2012年03月28日)

Vol.25 R-1決勝進出者
 『今年のR-1決勝進出者決定!ファイナリストインタビュー』(2012年03月16日)

Vol.24 石原さとみ
 『石原さとみ&板尾創路『月光ノ仮面』リレーインタビュー』(2011年12月28日)

Vol.23 ジャルジャル
 『ジャルジャル 結成10年目も特別なことはない!?』(2011年12月28日)

Vol.22 THE MANZAI
 『日本一の漫才師が決定! 進出者“最速”インタビュー!』(2011年12月17日)

Vol.21 田村淳
 『ロンブー淳、テレビ業界に喝!』(2011年12月07日)

Vol.20 2700
 『2700、音楽と笑いの融合がここに極まる!』(2011年11月25日)

Vol.19 雨上がり決死隊×サバンナ高橋
 『雨上がり決死隊の裏側をサバンナ高橋が暴露』(2011年10月24日)

Vol.18 野性爆弾
 『野性爆弾の生態系とは?』(2011年10月14日)

Vol.17 後藤輝基
 『フット後藤の“ツッコミ論”』(2011年08月10日)

Vol.16 藤森慎吾
 『次の“標的”は少女時代で決まり!!』(2011年08月03日)

Vol.15 松本人志
 『笑い道とは“裏切り”と見つけたり』(2011年06月09日)

Vol.14 板尾創路
 『“鬼才”板尾創路の願い』(2011年05月25日)

Vol.13 間寛平
 『間寛平が被災者に笑いのエール!』(2011年05月12日)

Vol.12 椿鬼奴
 『大ブレイクに困惑!?“素顔”の椿鬼奴』(2011年04月27日)

Vol.11 アジアン
 『よしもとべっぴん&ぶちゃいく 揃って1位のアジアン登場!!』(2011年03月24日)

Vol.10 藤原一裕×家城啓之
 『よしもと男前No.1とブサイクNo.1の“明と暗”』(2011年03月03日)

Vol.9 佐久間一行
 『R-1王者・佐久間一行、優勝後最速インタビュー』(2011年02月16日)

Vol.8 R-1ぐらんぷり
 『今年のR-1決勝進出者決定!“ファイナリスト”インタビュー』(2011年02月10日)

Vol.7 ブラックマヨネーズ
 『ブラマヨ、今後の野望語る!』(2011年02月02日)

Vol.6 今田耕司×鈴木おさむ
 『今ちゃんの“変態願望”が明らかに!?』(2011年01月26日)

Vol.5 楽しんご
 『現在、大ブレイク中の楽しんごが登場!』(2011年01月19日)

Vol.4 スリムクラブ
 『M-1で人気爆発! スリムクラブとは何者か!?』(2011年01月12日)

Vol.3 笑い飯
 『M-1覇者・笑い飯に“最速”インタビュー!!』(2010年12月28日)

Vol.2 宮川大輔
 『すべらない話の“作り方”』(2010年12月22日)

Vol.1 M-1グランプリ
 『今年のM-1決勝進出者決定!どこよりも早い進出者“最速”インタビュー』(2010年12月15日)

▲このページの最初に戻る