北乃きい Special Interviewひとりだけ浮いていたら成功!?恋のすばらしさと切なさを描くラブストーリー 恋のすばらしさと切なさを描く映画『ラブコメ』に出演する北乃きいが、“かわいらしい”純愛への想いを語る。作品中で自らを「ひとりだけ浮いていたら成功」と語る胸のうちとは……!? 感情移入したヒロインの恋愛模様――北乃さん演じる涼子は、いつもテンションが高いですね。 【北乃】 今までやったなかでいちばんテンションが高くて。朝からだと大変なときもありましたけど、好きなアイスを食べたりしながら、がんばって上げていました(笑)。とにかく、ひとりだけブッ飛んで行ければいいなと。浮いていたら成功、というか。 ――演じるうえで意識したことも? 【北乃】 意識したわけではないですけど、私も現場で意味不明な行動をするんですよ(笑)。花屋でハサミをカチカチしていたり。それが後ろのほうで映っていて、変わったコに見えておもしろいかなと思いました。 ――そのほかに撮っていて印象的だったシーンはあります? 【北乃】 やっぱり、渡部(篤郎)さんとのシーンですね。涼子が乙女になっていて(笑)。演じていて楽しかったです。 ――子どもと3人でデートするところも? 【北乃】 そうですね。あの男の子が5才くらいで、最近スキップができるようになったって、やって見せてくれたり、何とかレンジャーの変身の仕方を教えてもらったりして、遊んでいました(笑)。 ――渡部さん演じる西島はバツイチで、涼子よりだいぶ年上ですが、涼子はどんなところに惹かれたんだと思います? 【北乃】 (別れた)奥さんに負けたくないと思っていて、家族の話をされるとテンション下がっちゃうけど、結局は家族を思う温かさに胸を打たれたんじゃないかな。涼子は意外と大人なので、家族を大事にする西島さんが好き。田中圭さんが演じた美晴と同じで、好きな人の幸せを願っているというか。この映画に出てくる人って、みんな温かいんですよ。やさしい人たちの物語。観ているほうも温かい気持ちになれて。私は試写に2回行きました! ――それはまた珍しいことを(笑)。 【北乃】 そういわれました。初号試写に行って、また普通の日に行ったら、関係者の方がみんなビックリしていて(笑)。でも、また観たいと思っています。いつもは本とかでも、1回読んだらそのあとはそんなに読むことはないのに、この映画はもう一度観に行こうって自然に思って。私は香里奈さんの真紀恵に感情移入します。 人の恋の手助けはしません……――自分が演じた涼子ではなく(笑)。 【北乃】 かわいらしい純愛だな、って。2組とも純粋ですけど、真紀恵と美晴は普通なら“早く行っちゃえ!”と思うところを、見守っていたい気持ちにさせてくれて。ゆっくり行くからいいんだと思わせてくれるお話でした。 ――香里奈さんとは初共演ですよね。 【北乃】 そうですね。イメージ通り、サバサバした方で。いきなり「本名は何?」って聞かれて、あだ名をつけられて。そのあだ名が、お父さんが仕事の人から呼ばれているのと同じ呼び方だったんですけど(笑)、フレンドリーな方だなと思いました。 ――きいちゃん自身は、人の恋を応援した経験はあります? 【北乃】 応援はしますけど、手助けはしません。うまく行っても、後で“せっかくくっつけてもらったから……”って別れにくくなっても悪いと思うので(笑)。 ![]() ――花屋が舞台のひとつになっていますが、普段の生活のなかで、花は身近なもの? 【北乃】 クランクアップのときにいただいたり、楽屋にも入れていただいたり、いつも身近にありますね。でも、花粉症なので(笑)、自分の部屋には造花を飾っています。ユリの香りが好きで玄関に置いたり、場所ごとに飾るお花を変えるのは、小さい頃からしてました。 ――LISMOで配信している携帯ドラマ版のほうでは、毎回花言葉に触れていますね。 【北乃】 いろいろ教わりました。私は明るいヒマワリのようでいたいと思うんですけど、誕生日花はドクゼリモドキで、花言葉は“冷静”とかなんですよね。そんなふうに覚えていったら、人からいただくお花にも、全部意味がある気がしてきちゃって(笑)。自分が人にあげるときも、そういうのを考えるようになりました。 ――携帯でドラマを観ることもあります? 【北乃】 ありますよ。現場の待ち時間とか、テレビがないところでドラマを観られるのは画期的だと思います(笑)。 ――ちなみに、着信音はなにを? 【北乃】 いつもバイブなんですよ。撮影中に鳴っちゃうと困るので。解除すると、最初から入っていた“着信音1”が鳴ります(笑)。 (文:斉藤貴志/撮り下ろし写真:逢坂 聡) PROFILE北乃きい 映画情報![]() ![]() ストーリー: 出演:香里奈 北乃きい 田中圭 中越典子 塚本高史 (C)KDDI Backnumber
■成海璃子&北乃きいインタビュー |