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第3回:三浦翔平(服部拓也)
ほかでは体感できない勇者たちの空気

シリーズ3作目『THE LAST MESSAGE 海猿』で海猿メンバー入り。もともと『海猿』ファンだった三浦にとって、伊藤英明演じる仙崎大輔とガッツリとタッグを組んだ前作は、夢が叶った瞬間であると同時に俳優としても大きく成長する機会となった。あれから2年──。「2年間の成長ぶりをしっかりと演じたい」と、さらに熱い想いで『BRAVE HEARTS 海猿』に挑んだ!

[4作目への想い]2年間の成長をしっかりと見せたかった

三浦翔平(服部拓也)
(C)2012 F/R/P/T/S/A/FNS

 『THE LAST MESSAGE 海猿』がシリーズラストだと思っていたので、海猿チームに戻ってくることができて嬉しいですね。ただ、前作のキャンペーンで羽住監督と全国をまわりながら「これが最後なので、ぜひ観てください!」と200回は言ってきたので、ひとまず「最後じゃなくてすみません」と訂正させてください(笑)。でも、また服部を演じられることは本当に嬉しくて。

 今回の『BRAVE HEARTS 海猿』は、前作の2年後を描いているので、そのときの服部を超えなければならないというプレッシャーもありました。その2年間は映画のなかでは描かれないけれど、服部は仙崎イズムを受け継ぎ、さまざまな救助現場を経験し、機動救難士としての自信も芽生えていると思うんです。そんな彼が今回の救助現場で遭遇するのは、先輩の吉岡と要救助者のどちらか一方しか助けられない……という辛い事故現場。前回の服部だったら逃げ出しているだろう所へ迷わず突っ込んでいきます。演じながら服部の成長を感じました。もしシリーズ次作があるとしたら、スピンオフ「特殊救難隊・吉岡哲也&機動救難士・服部拓也」を各1時間の同時上映で企画してほしいですね(笑)。

[BRAVE HEARTS]肌で感じて責任感が生まれた訓練

 演じた服部が大きく影響を受けた仙崎役の伊藤さんをはじめ、『海猿』のキャスト全員がBRAVE HEARTS=勇気ある者だと思います。誰ひとり手を抜かない、スタントも全部自分たちでやる。本当にガチな撮影をやってしまうのが『海猿』の現場。その空気感はほかではなかなか体験できないです。現場で僕らを支えてくれるスタッフさんも、現場には来れないけれど編集やCG処理で寝ずに仕事をしているスタッフさんも、『海猿』に携わった全員が勇者です。

 自分が勇気を出したなという思い出としては、やっぱり前作ではじめて『海猿』に参加したときの訓練ですね。撮影前に広島の呉に行って、本物の海保の方々と一緒に訓練をさせてもらったんです。「沈むぞー、死ぬぞー、死にたくなかったら上がってこーい」って、海保の人たちと同じ訓練メニューを体験して……あのときは本当にきつかったです(苦笑)。彼らと一緒に訓練をさせてもらったことで、海保という仕事がどれだけすごいのかを肌で感じることができた。彼らに恥じないように、しっかりと演じなければ!という責任感も同時に生まれたのを今でもはっきり覚えています。

[培った勇気]どんな現場も乗り越えられる!

 前作で最初の撮影に入る前、羽住監督とプロデューサーから「どんなに危なくても全部やってもらうからね」と言われて。そういう現場だとは聞いてはいたけれど、まさか……と半信半疑だったんですよね。でも噂は本当でした(笑)。すさまじい風と水を浴びながら、レガリア(天然ガス掘削プラント)の鉄塔にひたすらぶらさがっていたり、「今からここに水が降ってくるから」って言われて立っていた場所にものすごい勢いの大量の水が降ってきて、一瞬にしてふっ飛ばされたこともあります。

 当時は『海猿』という現場にいるので麻痺状態だったというか、慣れてくると「こんなもんでいいんですか?もっとこないんですか?」って言ってみたり(笑)。今振り返るとあり得ないですね。そんな感じで、前回の撮影がすごすぎたので、今回は「あれ?全然水を浴びてないな」って心配になったぐらいです。どの現場もきついのは一緒なんですが、特別に体力的にもしんどい、精神的にもしんどい。そういう『海猿』の現場を経験しているので、今後もどんな現場でも乗り越えられる気がします。

[ちょこっと夏トーク!!]『海猿』ではじめたダイビングを今年の夏も!

 今回は『海猿』シリーズ初の夏休み公開ですよね。僕、忙しくても無理して遊びに行くタイプなんですけど、個人的な夏の思い出といえば、一昨年に仲のいいタレント仲間と館山のペンションを借りて一泊旅行に行ったことですね。昼はサーフィン、夜はバーベキューをやって。サーフィンをはじめたのは18歳のころ。いまだにボードに立つのがやっとで、まだまだなんですけど、今年の夏もタイミングが合えば行きたいなと思っています。きちんと企画を立てて行くというよりも、前日に友人と飲んでいて「明日行こうか?」みたいなノリで行っちゃうことが多いです。海は昔から好きです。

 『海猿』のキャストとして服部を演じることで、海の怖い一面も知ったけれど、それ以上にやっぱり癒されるんですよね、海のなかって。あと、『海猿』をきっかけにダイビングをはじめたんです。きれいな海で、5〜6メートルほど潜って水面を見上げると、すうっと全身の力が抜けていくというか、ものすごく気持ちいいんです。でも、撮影で潜水士としてリアルな海に最初に飛びこんだときは、やっぱり恐かった(笑)。

(文:新谷里映/写真:片山よしお)

(メイク:清水恵美子(maroonbrand)/スタイリスト:水口卓磨)

PROFILE

三浦翔平 1988年6月3日生まれ。東京都出身。
2008年、テレビドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)で俳優デビュー。以降、テレビ、雑誌を中心に活躍する。最近の映画出演作は、『ごくせん THE MOVIE』(2009年)『リアル鬼ごっこ2』(2010年)『THE LAST MESSAGE 海猿』(2010年)など。
2012年、連続ドラマ『クレオパトラな女たち』(日本テレビ系)『ビューティフルレイン』(フジテレビ系)などに出演する。

予告編 OFFICIAL SITE

BACKNUMBER

■第7回:佐藤隆太(吉岡哲也) 『僕を突き動かしてくれる原動力』(最終回)
■第6回:仲里依紗(矢部美香) 『恥ずかしかった!? 事情ありの恋人役!!』
■第5回:伊藤英明(仙崎大輔) 『10年続けたから描けた 家族の絆と勇者の成長』
■第4回:加藤あい(仙崎環菜) 『大人げなかったリアルな夫婦バトル!?』
■第3回:三浦翔平(服部拓也) 『ほかでは体感できない勇者たちの空気』
■第2回:羽住英一郎監督 『4作目の挑戦!いつもの直球勝負で感動のゴールへ』
■第1回:臼井裕詞チーフプロデューサー 『興行成績以上の大きなプレッシャー』

作品情報

BRAVE HEARTS 海猿

BRAVE HEARTS 海猿  海上保安官・仙崎大輔(伊藤英明)は長年のバディ・吉岡(佐藤隆太)とともに、最高レベルのレスキュー能力を持つ特殊救難隊の一員として海難救助の最前線にいた。そんな彼らの前に、シドニー発羽田行きのジャンボジェット機のエンジンが爆発炎上、東京湾へ海上着水する大事故が発生。しかもその機内には、吉岡の恋人でキャビンアテンダントの美香(仲里依紗)が乗っていた。
 沈没までの残された時間はわずか20分。果たして大輔たちは、乗員乗客346名全員を無事に救出することができるのか!? そしてその先には、誰もが予想だにしていない事態が待ち受けていた……。

チーフプロデューサー:臼井裕詞
監督:羽住英一郎
出演:伊藤英明 加藤あい 佐藤隆太 仲里依紗 三浦翔平 平山浩行 伊原剛志 時任三郎

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