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『サバ婚』の満足度上昇をけん引、“変人・編集長”演じる伊勢谷友介の存在感

 波瑠が主演する日本テレビ系ドラマ『サバイバル・ウェディング』の視聴者満足度が上がっている。週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』による視聴者満足度「オリコンドラマバリュー」最新調査の5話で、ついに81pt(100Pt満点)に到達。初回満足度が43ptだったので、折り返しとなる第5話時点で、ほぼ倍増という急伸長だ。

『サバイバル・ウェディング』の直近3話のドラマバリュー推移

 3ヶ月後の挙式に向け、寿退社したはずの主人公・黒木さやか(波瑠)が、フィアンセの浮気によりまさかの婚約破棄に見舞われたことに端を発する、痛快サバイバル・コメディ。とにかく働かなければいけないということで、辞めたはずの出版社に出戻り、人気ファッション誌の編集部に配属されるまではよかったが、そこにいたのが毒舌ナルシストのカリスマ編集長・宇佐美博人(伊勢谷友介)。さやかは宇佐美から「半年以内に結婚。できなければクビ」という業務命令を出され、婚活コラムで自身の体験を赤裸々につづりながら、ミッション達成をめざして奮闘するという内容だ。
話数をかさねるたびに「語りたくなる」ドラマに?
「オリコンドラマバリュー」では、調査に協力してくれた視聴者に、毎回観たドラマに関するコメントを自由に書いてもらっている。『サバイバル・ウェディング』初回調査時は、同ドラマを視聴した満足度回答者の90.2%からコメントの書込みがあった。しかし、第2話放送時はそれが84.3%に減少。満足度も48Ptと低迷。続く第3話もコメントの書込みは86.6%に留まった。ところが、ここから満足度が65Ptに反転。

すると第4話はコメント書込みも91.7%にアップ、満足度も67Ptとさらに伸ばし、ついに第5話で満足度81Ptに到達。コメント書込みも92.9%にまで伸びてきている。ドラマの内容が理解されてくるにつれ、視聴者の満足度もアップ。内容に満足すれば、それについてコメントしたい気持ちもアップということで、書込み数も上がってきたというわけだ。

『サバ婚』に対するコメント書込み量と伊勢谷友介関連コメント量

妙な髪型と意外に役立つ恋愛指南がクセになる
 では、このドラマをけん引している要素はいったい何だろうか。それは、コメントに書かれた内容に表れている。初回調査時のコメントで、16.3%の人が指摘していたのが、伊勢谷友介演じるカリスマ編集長・宇佐美博人の変人ぶり。

「伊勢谷友介のキャラクターが濃くて突き抜けていて最高」(20代女性/神奈川)、「伊勢谷さんのぶっ飛んだ編集長役。“いるいるこういう人!”と面白かった」(50代女性/東京)、そして、変なキャラクターを演じる伊勢谷を楽しむなかでも、最も多く聞かれたのが、「伊勢谷友介の変な髪形が気になって仕方がない」(千葉県/50代男性)という声。個性的なファッションを含め、そのキャラ設定を多くの視聴者が面白がった。

 第2話、第3話も第1話同様、伊勢谷演じる編集長に対するコメントは多くあったが、それもさすがに第4話になるとひと段落。伊勢谷に関するコメントは8.3%まで落ち着くのだが、第5話で再び15.1%に急上昇。この段階で多く寄せられたコメントが、編集長が有名ブランドの人気の秘密を引き合いに恋愛指南をする下り。

「結婚の戦略として、有名ブランドの経営戦略がわかりやすく紹介されてとても面白い」(10代女性/東京)、「編集長の言うことは婚活の参考にしている」(30代女性/茨城)、「恋愛テクニックが参考になると思いました」(群馬県/40代女性)

 実はブランドを引き合いに恋愛指南をする展開は、初回放送時からあったのだが、それがジワジワ共感を得てきたようなのだ。

 さらに、ここに来て俄然注目を集めているのが、さやかの結婚相手として急浮上してきた、広告代理店勤務の柏木祐一の存在。吉沢亮演じるイケメン王子に目を奪われている女性や、「編集長VSよだれ王子(柏木祐一のこと)がどうなるのか楽しみ」(40代男性/神奈川)など、男性視聴者もその恋愛バトルの行方が気になっているようだ。これからラストスパート。主人公さやかの婚活は無事成就するのか? 勝つのは変人編集長かイケメンか? その行方を楽しみたい。

提供元: コンフィデンス

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