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ボルドー・メドック地区のシャトー3軒を巡るツアー

フランスのボルドーと言えば、ワイン通でなくても聞いたことがある世界的に有名なワインの産地です。有名な「5大シャトー」を始め大小様々なワイナリーがあるボルドーで、複数のワイナリーを訪れてそれぞれの個性的な味わいを飲み比べしてみましょう。

ワインの名産地「ボルドー」

写真:Mayumi Iwasaki

フランスの南西部にあるワインの名産地・ボルドー。ボルドーではブドウ畑を所有し、栽培、醸造、瓶詰めまでの全てを行う「生産者」は「城」を意味する「Chateau / シャトー」と呼ばれています。広大な土地とお城のような大邸宅を持った貴族達が、敷地内で収穫されたブドウを「シャトー」で醸造したことから始まりました。
ボルドーには7,000近くものシャトーがあると言われていて、エリアごと、シャトーごとに栽培される品種、栽培・醸造・熟成方法も異なり、独自のスタイルを確立しています。全てのシャトーにお城があるわけではありませんが、ワインを飲んで田園風景を眺めるだけでもボルドーらしさを堪能できる贅沢な時間です。

写真:Mayumi Iwasaki

ボルドーでは大西洋に流れるジロンド川を中心に大きく左岸と右岸で分かれていて、更に細かく分かれた地域やシャトーごとに様々な個性的なワインを生産しています。
主に「カベルネ・ソーヴィニヨン」を主体とし、1855年格付け1級の5大シャトーの内4つを有する左岸の「メドック地区」や、「メルロー」を主体にした右岸にある世界遺産の街「サンテミリオン地区」などが人気のエリアです。

写真:Mayumi Iwasaki

ワイナリー巡りをしたいけれどお酒を飲むので車を運転するのは不安な方や、収穫時期やバカンスなど予約の可否を自分で確認するのが面倒な方にオススメなのが、ボルドー市内から出発する「ワイナリー・ツアー」。バスに乗りワインに精通したガイドさんのお話を聞きながら、半日〜1日掛けて2〜3軒のシャトーを巡り試飲ができる様々なツアーが開催されています。
ツアーによって巡るシャトーは変わるので、行きたいエリアやツアー内容に合わせて選びましょう。今回はその一例として、メドック地区を中心に、3軒のシャトーの見学・試飲・ランチが付いたツアーをご紹介します。

1級シャトーと同じテロワール「シャトー・レ・カルム・オー・ブリオン 」

写真:Mayumi Iwasaki

最初に訪れる「Chateau Les Carmes Haut-Brion(シャトー・レ・カルム・オー・ブリオン)」は、グラーヴ地区のペサック・レオニャンにあります。グラーヴ地区は1855年に行われたワインの格付けで1級を取得した5大シャトーのうち、唯一メドック地区外から選ばれた「シャトー・オー・ブリオン」があることでも有名なエリア。ボルドー市街の中心から車で約15分とアクセス抜群です。

写真:Mayumi Iwasaki

元々修道院が所有していたブドウ畑がフランス革命時に一旦剥奪され、その後様々な人手に渡り、現在は不動産開発会社が運営しています。近隣にある有名シャトー「オー・ブリオン」が以前使用していた畑の一部だったということでも、このシャトーのポテンシャルは大注目です。
10haと比較的小さな敷地内には小川が流れ、そこからそびえ立つフランス人デザイナー「フィリップ・スタルク」設計の潜水艦のような醸造施設が印象的です。

写真:Mayumi Iwasaki

砂利、粘土、砂が入り混じる敷地では、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローが栽培され、その年の収穫具合によってブレンド(アッサンブラージュ)しています。「メルロー」と「カベルネ・ソーヴィニヨン」のイメージが強いボルドーですが、こちらでは「カベルネ・フラン」を40%と高い割合で使用しているのでより軽やかで繊細な味わいが楽しめます。
<シャトー・レ・カルム・オー・ブリオンの基本情報>
Chateau Les Carmes Haut-Brion
住所:20 Rue des Carmes, 33000 Bordeaux, France
電話番号:+33-5-56-93-23-40
営業時間:月 - 土 9:30am - 12:30pm / 2:00pm - 6:00pm

食事とのペアリングを楽しむ「シャトー・マルキ・ド・テルム」

写真:Mayumi Iwasaki

次に訪れるのはグラーヴ地区を北上したメドック地区マルゴーにある「Chateau Marquis de Terme(シャトー・マルキ・ド・テルム)」。5大シャトーの1つ「シャトー・マルゴー」の程近くにあり、1855年の格付けで4級を取得しているシャトーです。1762年当時の所有者「テルメ公爵(マルキ)」に由来してその名前が付けられています。

写真:Mayumi Iwasaki

アメリカ元大統領のトーマス・ジェファーソンもここのファンだったというほど、ワインの品質には定評があります。また2013年からオーガニック製法へと移行し始め、2017年にはオーガニック認定を受けています。
こちらのワインは「カベルネ・ソーヴィニヨン」の割合が55%以上と多めで、濃い紫の色合い、熟したブラック・フルーツとスパイシーさ、強いタンニンを併せ持つフルボディのワインが楽しめます。

写真:Mayumi Iwasaki

朝からスタートしたツアーも、こちらのシャトーで一旦ランチタイムです。2016年のファースト・ラベル(シャトーの代表作)と、2014年のセカンド・ラベルを飲み比べながら、フォアグラのテリーヌや仔牛のホワイトソースなど、ワインに合うお食事がいただけます。
生産者の方から直接ワイン製造の話を伺いながら、食事に合わせて好みをワインを好きなだけ楽しめる至福のひと時です。
<シャトー・マルキ・ド・テルムの基本情報>
Chateau Marquis de Terme
住所:3 Route de Rauzan, 33460 Margaux, France
電話番号:+33-5-57-88-30-01
営業時間:月 - 日 9:00am - 6:30pm

イエローの建物が印象的な「シャトー・ラフォン・ロシェ」

写真:Mayumi Iwasaki

最後に訪れるのは黄色い建物が印象的な「Chateau Lafon Rochet(シャトー・ラフォン・ロシェ)」です。マルゴーから更に北へ30km、メドック地区で最も北に位置するサンテステフというエリアにあり、5大シャトーの1つ「シャトー・ラフィット・ロートシルト」の畑と小川を挟んで隣接しているという恵まれた立地にあります。

写真:Mayumi Iwasaki

1650年に設立されたシャトーは、フランス革命時のブドウ畑の没収を免れた後様々な人手に渡りますが、現在のオーナー「テセロン家」によって畑や醸造施設の大規模な刷新が行われました。因みにこちらのシャトーも1855年の格付けで4級を取得しています。
建物の外壁は先代の好みにより明るい黄色に塗り替えられ、その後ボトルのエチケットも黄色に変更し、インテリアにもイメージカラーのイエローが所々で使われています。

写真:Mayumi Iwasaki

41haあるブドウ畑にはカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プチ・ヴェルドー、カベルネ・フランが植えられています。また、2016年には完全にオーガニック栽培に移行し、一部でビオディナミ(バイオダイナミック農法)にも取り組んでいます。
カベルネ・ソーヴィニヨンが66%と多めにブレンドされた黒みがかった深紅のワインは、熟したブラック・フルーツの果実味とほのかな木の香り、心地良いタンニンと酸味が感じられます。繊細な中にも果実味がしっかり感じられる味わいです。
<シャトー・ラフォン・ロシェの基本情報>
Chateau Lafon-Rochet
住所:Blanquet Ouest, 33180 Saint-Estephe, France
電話番号:+33-5-56-59-32-06
営業時間:月 - 日 10:00am - 4:30pm

ボルドー・ワインを楽しみながらシャトー巡り

有名シャトー以外は日本ではあまり知名度は高くありませんが、今回ご紹介したシャトー以外にもこだわりを持って素晴らしいワインを作るシャトーが沢山あります。ワイン好きの人もそうでない人も、ボルドーに訪れたらシャトー巡りをして、美味しいワインを楽しみつつ建物や景色の美しさを堪能してみませんか。
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
シャトー・レ・カルム・オー・ブリオン
https://www.les-carmes-haut-brion.com/en
シャトー・マルキ・ド・テルム
http://www.chateau-marquis-de-terme.com/en/chateau/
シャトー・ラフォン・ロシェ
http://www.lafon-rochet.com/en/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
Mayumi Iwasaki

提供元:LINEトラベルjp 旅行ガイド

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