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本場ドイツのオクトーバーフェストに行きたい!参加方法などを紹介


ドイツで開催されるオクトーバーフェストは、毎年9月後半〜10月前半まで約2週間にわたって開催される世界最大規模のビール祭り。近年では日本でも開催されていますが、一度は本場ミュンヘンのオクトーバーフェストに参加したいものです。
さてどうすれば参加できるのでしょうか。また事前予約は必要なのでしょうか。オクトーバーフェストへの行き方や参加方法などを、実際に参加した編集部スタッフがご紹介します!

オクトーバーフェストとは?開催時期、場所

オクトーバーフェストは毎年9月下旬から10月の第一日曜日を最終日とする16日間行われ、2020年は9月19日から10月4日まで開催予定です。
※編集部追記
2020年は中止になりました。
オクトーバーフェストの始まりは、1810年10月に開催されたルートヴィヒ皇太子とテレーズ王女の結婚式。数日間お祝いのお祭りが続き、翌年以降毎年お祝いをするようになってから開催期間が徐々に延びていきました。今では開催期間の大部分が9月に当たりますが、もともと10月にお祭りが始まったことから、今でもオクトーバーフェストと呼ばれています。

オクトーバーフェストの会場はテレージエンヴィーゼ(Theresienwiese)と呼ばれる、東京ドーム9個分の広さを誇る大きな広場。ミュンヘンでは会場の名をとってオクトーバーフェストのことを「Wiesn(ヴィーズン)」と呼び、この期間はミュンヘン市内でもWiesnの表記を度々目にします。
市内の中心にある会場は広大で、地下鉄(U-Bahn)のテレージエンヴィーゼ駅など複数の最寄り駅があります。いずれも会場までは徒歩圏内なので、滞在先ホテルから乗りやすい路線の駅を選ぶとよいでしょう。またミュンヘン滞在中は地下鉄を始め、S-Bahn(電車)、バスやトラムが乗り放題になる1日乗車券(写真)が便利でオトクです。

オクトーバーフェストにはミュンヘンで最も古い歴史を持つアウグスティナー、日本でもおなじみのレーベンブロイなど6つの醸造所が出店しており、会場にはビアホールとなる17のテント、軽食やおみやげなどを販売する21の屋台があります(2019年の場合)。
オクトーバーフェストの営業時間は平日は10時〜23時30分まで。土日祝日は午前9時からオープンします。初日は午前9時にテントがオープンしますが、ビールが提供されるのは正午12時。市長の開始の号令とともに、ビール祭りがスタートします。

ビールを頼めるのはテント内のみ。座席の確保方法

ドイツのオクトーバーフェストでは、各醸造所のテント内でしかビールを飲むことはできません。またビールを頼むにあたってはテント内で座席を確保する必要があります。
テント内には長テーブルとベンチがぎっしり。夜はほとんどのテーブルが予約制となるため、各テーブルには「夜から予約席」といったカードが貼られていますが、午後15時前後まではカードがあっても空いている席に座ることができます。テント内では自分で空席を見つけて確保するスタイル。混み合ってくると相席となり、少しでも空間があるとどんどんお客さんが詰めてきます。
個人で行くなら平日午前中に早めに会場に行き、入れるテントを見つけて飛び込むのがベターです。「日中観光して夕方ふらっと一杯」といったプランは平日でもおそらく難しいため「1日飲むぞ!」と割り切ってスケジュールの丸1日をオクトーバーフェスト用に確保しておくとよいでしょう。

ここではよくある質問をご紹介します。
・事前予約はどうやってする?
事前予約は10名以上から、といった条件が設定されているテントが多数。予約サイトも英語とドイツ語のみ、予約できても注文できる料理が決まっているため自由度は低く、条件を満たしていても若干高いハードルとなるでしょう。また日中は子連れでも利用できますが、夜は子連れでテントを利用することはできません。
・朝から参加できないが、どうしても席を確保したい
オクトーバーフェスト参加用の現地オプショナルツアーを利用するのがおすすめ。ただメニューは選べず、個人で訪れるより若干値段も高くなります。同じく自由度は低くなりますが、オクトーバーフェスト参加がスケジュールに含まれた日本からの添乗員同行プランを利用するのもよいでしょう。

ビールや料理の注文方法。テント内での楽しみ方

無事にテント内に席を確保したら会場内の店員さんを捕まえて、まずはビールを頼みましょう!注文できるビールの種類は、基本的にオクトーバーフェスト用の1リットルの大ジョッキ(Mass)のみ。英語も通じますが、ぜひドイツ語で「Bier bitte!(ビアー、ビッテ!)」と頼んでみましょう。お酒が苦手な方や子連れでも楽しめるように、ノンアルコールビールやジュースなども用意されています。
支払いはキャッシュオンデリバリーなので、細かいお金を用意しておきましょう。1杯、11.8ユーロ前後なのでチップを含めると1杯あたり12〜13ユーロを支払います。

ビールと一緒に味わいたいのが伝統的な南ドイツのグルメ。特にミュンヘン名物の「白ソーセージ(2本で7.90ユーロ)」、チーズにバターとスパイスを加えて伸ばしたペースト「オバツタ(11.80ユーロ)」はぜひ食べたい一品です。
メイン料理の他にも前菜やデザート、さらにベジタリアン用のメニューも充実しています。ドイツ料理は1皿が大きめなので、頼みすぎると食べきれないこともしばしば。複数のメニューを頼むときは注意しましょう。
※写真はイメージです

テント内では中央でバンドが演奏しており大賑わい。特に乾杯の歌が流れると会場全体で「Ein Prosit, Ein Prosit!」と大合唱が始まります。隣り合った人同士で肩を組んで歌ったり乾杯したりすることもありますが、会場内のほぼ全員が酔っ払っているため気も緩みがち。スリなどには十分注意しましょう。
またテント内のトイレは基本無料、テントの外の会場内トイレは有料(1回50セントが目安)となります。

もっとオクトーバーフェストを楽しむ方法

ここではオクトーバーフェストをもっと楽しむコツをご紹介します。
・会場内を散策しよう
会場には移動式の遊園地が造成され、観覧車やジェットコースターなど大きなアトラクションが登場。お土産やグッズ、軽食を売る屋台もあり、見ているだけでもワクワク。日中は子連れファミリーの姿も見られます。

・伝統衣装を着てみよう
会場では多くの参加者がバイエルンの伝統衣装を身に着けています。女性用はディアンドル、男性用はレーダーホーゼンと呼ばれ、会場内やオンラインで購入することができます。市内のファストファッションのお店で販売されることもあるので、早めにミュンヘンに到着し、現地で探すのもよいでしょう。

どうしてもテントに入れなかったら?それでも楽しむコツ

残念ながらどこも満席でどうしてもテントに入れないことも。それでもオクトーバーフェストを楽しむコツをご紹介します。
・会場で雰囲気を楽しむ
上述の通り、テントに入れなくてもオクトーバーフェストの会場自体には入ることができます。遊園地や屋台をめぐるだけでも、お祭り気分は楽しめます。
・ミュンヘン市内のホフブロイハウスに行く
ホフブロイハウスは収容人数1,000人を越える巨大なビアホール。国立ホフブロイハウス醸造会社直営のビアホールで、オクトーバーフェストさながらに生のバンド演奏も行われます。テント内と同様、自分で座席を確保します。

・ミュンヘン市内観光、周辺観光に専念する
もともと人気の観光都市であるミュンヘン。マリエン広場やニンフェンブルク城など市内にたくさんの見どころがあります。さらに特急電車に乗れば、約2時間でロマンチック街道の終点であり、ノイシュバンシュタイン城観光の拠点の街、フュッセンに到着。ホーエンシュヴァンガウ城など見どころも充実しています。

行くと決めたら旅行手配は早めに!

本場ドイツのオクトーバーフェストは、日本のオクトーバーフェストと若干ルールが異なります。以下、気をつけたいことをまとめました。
・ミュンヘン市内の宿はかなり高騰します。行くと決めたら航空券・ホテルの予約は早めに。
・オクトーバーフェストに行くために1日確保し、なるべく平日午前中にテントを目指しましょう。
・オプショナルツアーやスケジュールに組み込まれた観光付きツアーを選ぶのもおすすめ。
・会場入場時、テント入場時にセキュリティチェックあり。ペットボトル等の持ち込みはできません。
・スリや置き引き等に注意。
事前にしっかり準備・計画しておけば、事前予約ができなくてもテントに入れる可能性が高まるはずです。ぜひ本場のビールの祭典を満喫してくださいね。Prost(乾杯)!
※掲載料金、紹介した座席確保の仕組みなどは作成時のものであり、変更となる場合もあります。事前にご自身でもお調べいただき、当日は現地の係員や店員の指示に従いましょう。

■関連MEMO
オクトーバーフェスト公式サイト(ドイツ語・英語)
https://www.oktoberfest.de/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
LINEトラベルjp 編集部

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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