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独「シュヴェツィンゲン宮殿」モスクにお花見、池もある豪華庭園

フランクフルトから電車で80分。多くの人たちが東のハイデルベルグに訪れるなか、10kmと離れていないシュヴェツィンゲン(Schwetzingen)まで立ち寄る人は少なめです。しかし、この町には伯爵が過ごした夏の離宮があり、現在は一般公開されています。ロココ調の劇場を有する宮殿の優美さもさることながら、訪れた人たちの目当ては四季折々の風情がある庭園。草木や建物を巡れば当時の趣向が感じられます。

14世紀には既に現在の場所に古城が存在

写真:浅井 みらの

サーモンピンクのパステルカラーに彩られた「シュヴェツィンゲン宮殿(Schwetzingen Schloss)」。18世紀にライン宮中伯だったカール・テオドールの離宮として築かれ、今も当時の姿のままです。
入場チケットは宮殿&庭園、庭園のみの2種類。宮殿を見学する際はガイドツアーに参加します。冬の間はツアー自体が少なく、本格的に開催されているのは春(4月)から秋(10月中旬)まで。言語はドイツ語がメインで、1時間に1回の頻度。英語もありますが、日祝に1回程度なので事前に時間を確認しておくのがおすすめです。

写真:浅井 みらの

左右に伸びた両翼が訪れた人たちを抱きしめるように建つシュヴェツィンゲン宮殿。内部は18世紀、19世紀初期の家具に装飾され、典雅な雰囲気が漂います。
特にロココ調装飾をふんだんに綾なした劇場は、毎年4-6月に開催される“シュヴェツィンゲン音楽祭”の舞台として活用され、オペラが上演されています。

写真:浅井 みらの

宮殿の先には真っ直ぐに伸びた遊歩道がお目当ての庭園へと誘います。敷地面積は72ヘクタールにも及ぶといわれ、ぐるりと一周するだけでも2時間ほど。
庭園の至るところには100以上の彫刻、イスラム教のモスク、離れにある浴室など、立ち止まって眺めたくなるものばかりです。

偉容なモスクの登場

写真:浅井 みらの

庭園にひっそりと佇むモスク。その奥ゆかしい存在感とは裏腹に“ドイツにモスク”という異色な組み合わせは一度見た者に強烈なインパクトを残します。
1779年から1795年にかけて建設。左右にそびえる塔・ミナレットはイスラム建築独特のものですが、中央のドームや窓周辺にはゴシック建築のデザインが採用され、東西の良さが絶妙に溶け込んでいます。

写真:浅井 みらの

周辺は回廊になっているので、角度によって変貌するモスクの姿を楽しんでほしいです。廊下も端っこから見通すと柱が何重にも連なっていて、まるで京都の伏見稲荷大社のよう。午後の日差しが廊下に入り、のどかな時が過ぎます。

写真:浅井 みらの

宮殿や庭園が築かれた18世紀はまだまだ異文化や異国の情報が疎かった時代。普段見られない世界のものを建築やインテリアとして取り入れるのは一種の流行でした。
当主だったカール・テオドールもその時流に乗りつつ、モスクを設置することで世界に溢れる多様性を尊重する統治者だと自分自身を表現したのです。

まばゆいモスクの内部

写真:浅井 みらの

モスクは内部も見学でき、外見とは裏腹に緻密な模様と多色の洪水に息を呑みます。壁にはアラビア文字とドイツ語で知識や分別などの美徳を記した文章が表記されていますが、実はアラビア文字は誤表記だというから驚きです。
ドイツ人の石工職人がアラビア文字を書き写す際に間違えたのだとか。壮麗なモスクにクスっと笑ってしまう逸話も加わり、よりユニークな場所になりました。

写真:浅井 みらの

ドームの天井画も万華鏡のよう。18世紀には複数のモスクがドイツ国内の庭園に健在していたと聞きますが、時が流れ、現存するのはシュヴェツィンゲン宮殿の庭園のみ。ぜひ庭園に訪れたなら、お見逃しなくです。
モスク入室時間:夏季 10:00〜18:00

異なる庭園を渡り歩き

写真:浅井 みらの

旬を迎えた花々独特の活き活きとした、時にむせかえるような香りで訪れた人たちを包み込む植物も欠かせない庭園の主役たちです。均整が取れたフランス式庭園が宮殿の目の前に広がります。

写真:浅井 みらの

庭園は遊歩道が整備され、新緑が眩しい並木道は初夏に通りたいエリア。すぐ近くには桜やりんごの木々ががあり、春になると地元の人たちも訪れる花見の名所となります。

写真:浅井 みらの

広大な庭園には池も完備。宮殿前の左右対称に整えられたフランス式庭園に加え、自然の景観を尊重したイギリス式庭園も構成されています。

水際でさらに絵画な世界へ

写真:浅井 みらの

池のほとりではのんびりと寛ぐ水鳥やビーバーと出会えることも。

写真:浅井 みらの

池周辺には悠久の時の流れを感じさせる遺跡も見られますが、こちらのマーキュリー神殿は庭園内で一番新しく建てられたもの。あえて歴史の古さが感じられるデザインになっていて、この他にもローマ時代を彷彿させるアポロ寺院なども点在しています。

写真:浅井 みらの

池はモスクの後ろまで広がり、池越しだとより幽玄さが感じられる情景に。
庭園内にはベンチが多くあり、本を読んだり、おしゃべりをしたり。外歩きに快適な時期になるにつれて、日光と自然を全身に浴びに訪れる人たちで庭園がさらに活気づきます。旬の草花はもちろん、モスクあり、池あり、遺跡風建物も。ぜひ訪れた際は、豪華すぎるシュヴェツィンゲン宮殿を探索してみてはいかがでしょうか。

シュヴェツィンゲン宮殿の基本情報

住所:Schloß Mittelbau, 68723 Schwetzingen
電話番号:+49-6221-658880
開園時間:
3/31-10/26 庭園 9:00〜20:00(最終入場19:30)
10/27-3/28 9:00〜17:00(最終入場16:30)
12/24,12/31のみ 9:00〜13:00
閉園日:12/25
2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
浅井 みらの

提供元:トラベルジェイピー 旅行ガイド

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