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チュニジア中部・歴史とリゾートの街“サヘルの真珠”スースを歩く!


チュニジア中部の地中海に面した美しい世界遺産の街スースは、旧市街が世界遺産で歴史ある街並みの散策を楽しめます。位置的にチュニジア周遊旅行の格好の経由滞在地ですので、ぜひ旅のプランに組み込んでください。またスースの街の北側には美しい海岸が広がり高級ホテルが林立するポート・エル・カンタウイというリゾート地があります。バカンスシーズンにはマリンスポーツを満喫できますので、滞在型の旅行もおすすめです。

スースの街を歩く!

写真:菊池 模糊

スースは古代フェニキア人によって創建され、イスラム時代には聖都カイルアンの海の玄関口として、国を代表する港になり繁栄しました。その旧市街は海に近くて雰囲気があり、世界遺産に登録されています。現在はチュニジア第三の都市で、海岸地帯は有数のリゾート地となり「サヘルの真珠」と呼ばれる人気の観光スポットになっています。
鉄道でスース駅に到着すると、東へ約300mで街の中心であるファルハット・ハシェド広場に至ります。ここにはショッピング・センターがあり、印象的なモニュメント(写真参照)もあります。

写真:菊池 模糊

ファルハット・ハシェド広場の海側には港広場があり、割と大きな港湾が広がっています。観光船も見られ明るい雰囲気です。

写真:菊池 模糊

一方、ファルハット・ハシェド広場の西側は城壁に囲まれた旧市街の入口で、広い石畳の道の奥にはグランド・モスクが見えています。

グランド・モスクとメディナを巡る!

写真:菊池 模糊

グランド・モスクは、メディナ(旧市街)の入口にあり、851年に建てられた古いモスクです。この建物の特徴は、通常モスクに欠かせない高い塔(ミナレット)が無いという点です。これは、向かいにあるリバトの塔が、アザーン(祈りの呼びかけ)を行ってきたからです。
グランド・モスクの礼拝堂には、イスラム教徒以外は立ち入れません。ただ、ちらっと覗くことは可能なので、失礼のないように見学しましょう。

写真:菊池 模糊

グランド・モスクの向かいには、高い塔を持つ要塞があります。これがリバトと呼ばれ、8世紀につくられたメディナで最も古い建物。高い塔は監視塔を兼ね、海から来る敵の侵入を防ぎ、街を守る役割を果たしてきました。有料ですが入場するとスース市街を展望できます。

写真:菊池 模糊

グランド・モスクの南に伸びるメディナは城壁に囲まれた一画。奥に入っていくと市場(スーク)が道の両側に点在し、雑貨類を中心としてさまざまの品物が売られています。
チュニスのメディナと比べると規模は小さいので、街並みの雰囲気を楽しみながら心行くまで散策してみましょう。国内外の観光客も多く、思い思いに歩いています。順路としては南へ歩き、時々横道をのぞきながら、城壁が見えたら北へ引き返してグランド・モスクへ戻ってくるというのが迷わないのでおすすめです。

お土産を買うならショッピングセンター!

写真:菊池 模糊

メディナ内には多くの店があり、工芸品、手芸品、衣類、陶器類、アクセサリーなどの装飾品、食品類など数知れません。気に入ったものがあれば値段交渉をしてみましょう。観光客には相場が分からないのが問題ですが、相手も商売。言葉が通じなくとも、数字を示してのやり取りは可能です。

写真:菊池 模糊

アラブ世界では、スーパーマーケットを除いて値札が無く対面式交渉の買物になります。それが続くと、いささか疲れてくるのも事実。そこで、スースでのおすすめは写真のSOURA ショッピングセンター。ここは適正な定価販売で値札がついた品物を販売する総合お土産店なので、日本人にとっては非常に買物がしやすいです。
1階は、アクセサリーや小物土産、陶器類、食品など。2階は、衣類や革製品。3階は、絨毯などの高級品となっています。品数が多く、トイレもありますので、非常に便利です。

写真:菊池 模糊

SOURA ショッピングセンターは、ファルハット・ハシェド広場に面しており、ラクダのモニュメントが入口に鎮座していますので、すぐに分かります。時間調整に好都合で、グループでの待ち合わせにも利用しましょう。

ポート・エル・カンタウイに宿泊しよう!

写真:菊池 模糊

スース北東のビーチエリアを5kmほど北に進むと、高級リゾート地であるポート・エル・カンタウイに至ります。
ここは、サウジアラビア人の金持ちがマリンスポーツなどを楽しむために作り上げたリゾートで、写真のような高級ホテルが立ち並んでいます。美しい砂浜が続き、夏は多くのバカンス客で賑わいます。

写真:菊池 模糊

ポート・エル・カンタウイの中心地はヨットハーバーで、金持ちのクルーザーやヨットが所狭しと係留されています。まさにヨーロッパのリゾートそのもので、スースの古いメディナとのあまりの雰囲気の違いに驚かされます。

写真:菊池 模糊

もちろん、観光船もあるので、天候や運行時間が合えば乗ってみてください。
ポート・エル・カンタウイのホテルは高級ですが、夏のバカンスシーズンをはずせば、ディスカウントで割と安く宿泊できます。また、冬は海に入れないものの、避寒地としては丁度良い温度。すいているので、ゆっくり快適に過ごせます。可能であれば長期滞在にトライしてみてください。

スースの基本情報

住所:チュニジア共和国スース県スース市
アクセス:
首都チュニスから、列車でスース駅まで約2時間、バスで約2時間
スースからポート・エル・カンタウイへは、バスまたはタクシーで約10分
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
公式サイト(英語)
https://whc.unesco.org/en/list/498

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
菊池 模糊

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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