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フランス旅行のベストシーズンは?エリア別・目的別の気候についても解説


世界一の観光大国・フランス。芸術の都パリをはじめ地中海沿岸のリゾート地まで、同じ国の中でも雰囲気が異なる見どころ満載の国です。そんなフランスに行くならその街の魅力を存分に味わいたいものです。
芸術・リゾート・グルメなど、観光目的は人ぞれぞれ。そこで今回は、エリアや目的地別に観光におすすめの季節、季節に応じた服装をご紹介します。

フランスの気候について

写真:Akiko Nilsen
写真:Akiko Nilsen

フランスは北部の海洋性気候と南部の地中海性気候とに分かれますが、どちらも夏は湿気が少なくカラッとしていて過ごしやすく、冬に比較的雨が降る気候です。パリやモンサンミッシェルのある北部と、南部のプロヴァンス地方と大まかに分けてご紹介します。

写真:Akiko Nilsen
写真:Akiko Nilsen

【春(3-5月)】
・北部…平均気温は9〜15度で、日本の東京より少し肌寒いというイメージです。
・南部…北部に比べて2〜3度高く、平均気温は11〜18度と東京と同じような気候です。
春はフランス全体で日本とよく似た気候と言えるでしょう。朝晩は冷え込みます。
【夏(6-8月)】
・北部…夏は平均気温が約20度となり、最高気温が30度を超える日も出てきます。
・南部…平均気温は20〜23度で、バカンスにぴったりな晴天の日が続きます。陽ざしはかなり強く、気温以上に暑く感じるでしょう。
フランスの夏はカラッとして過ごしやすく、夜も22時ぐらいまで明るい日が続きます。湿度が低いため朝晩は涼しくなります。
【秋(9-11月)】
・北部…平均気温は7〜16度で、春と似たような気温ですが、曇りの日が多くなり肌寒く感じます。
・南部…平均気温は10〜19度で、日中は夏よりもビーチやテラスで過ごしやすくなります。
パリなど北部は、落ち葉が街を彩ります。また、南部は屋外でのんびり寛ぎやすい時期となります。
【冬(12月-2月)】
・北部…平均気温は約5度となり、寒くてどんよりとした日が続きます。
・南部…平均気温は約7度と、意外と寒い印象です。特にプロヴァンス地方はミストラルという北風が吹き体感温度はさらに下がります。ただ、天気は晴れが多く美しい青空がどこまでも広がります。

ずばりベストシーズンは?エリア別

写真:Akiko Nilsen
写真:Akiko Nilsen

気候について言えば、フランス旅行のベストシーズンはずばり「夏」です。カラッとした暑さ、晴天率の高さ、日の長さを考えると一番過ごしやすい季節です。
ですが、観光大国フランスはエリアによって気候も見どころも変わります。そこで、エリア別におすすめシーズンをご紹介します。

写真:Akiko Nilsen
写真:Akiko Nilsen

【パリ】
パリは街全体が芸術的なので年中おすすめなのですが、「秋」をおすすめします。夏はバカンスのため休業する店があるのですが、秋にはそんな心配はありません。ブドウ収穫祭(10月第2週末)やサロン・デュ・ショコラ(10月)という世界各地のチョコレートを楽しめる祭典、そして競馬の凱旋門賞(10月第1日曜日)など、パリをさらに楽しめるイベントが盛りだくさん!
秋は曇りの日も多く、木の葉が色づき人々も薄めのコートを羽織りだす時期ですが、その様子がパリの街にもピッタリです。
【コルマール】
フランス東部、ドイツとフランス国境近くにあるコルマールは、フランスでも少し寒いアルザス地方に属す小さな町。冬は寒さが厳しくなるので、こちらを訪れるには「夏」がおすすめです。アルザス地方はドイツの影響を強く受け、街中に中世ドイツ建築の「木骨造り」が見られます。パステルカラーで彩られた街並みはメルヘンチックで、おとぎ話の中に入りこんだかと錯覚してしまいます。
この地方は、有名なアルザスワインの産地でもあり、ワイン街道ツアーというものも組まれています。ワイン好きには特におすすめのエリアです。
【プロヴァンス地方】
地中海に面したプロヴァンス地方には、ゴッホが愛した町アルルをはじめ景観の美しい町が点在しています。そんなプロヴァンス地方を訪れるには「夏」がおすすめです。そのプロヴァンスの夏を代表するのは何といっても一面のラベンダー畑。6月下旬より見ごろを迎えます。
【コート・ダ・ジュール地方】
プロヴァンス地方と同じ地中海沿岸のコート・ダ・ジュール地方は、カンヌやニースといった景勝地で有名です。海水浴を楽しみたい場合は断然夏がおすすめですが、夏は最も込み合う時期でもありますので、のんびり楽しみたい場合は「秋(9月)」がおすすめです。ハイシーズンが終わり、日差しも少し柔らかくなりながらもまだ海水浴も楽しめる、9月は観光にうってつけのシーズンです。

ずばりベストシーズンは?観光の目的別

写真:Akiko Nilsen
写真:Akiko Nilsen

フランス観光は、エリアだけでなくその目的で観光地を選ぶ方も多くいらっしゃいます。例えば美術館や博物館めぐりなどはあまり時期に左右されませんが、屋外の見どころや、旬の時期のある食べ物や飲み物を楽しむとなると時期によっては閑散期があり、その時期は感動も半減してしまいます。
そこで次に、観光の目的別にベストシーズンをご紹介します。

写真:Akiko Nilsen
写真:Akiko Nilsen

【モンサンミッシェル】
サン・マロ湾に浮かぶ島全体が修道院で、世界遺産にも認定されているフランス随一の観光名所モンサンミッシェルは、訪れるなら「夏」がおすすめです。冬は寒さが厳しく天気もどんよりとしていることが多いため避けたほうが良いでしょう。更に、7月〜8月の間は夜間拝観が実施され、ライトアップされて幻想的な雰囲気を楽しめます。
【ワイナリー巡り】
フランスにはボルドー・シャンパーニュ・アルザス・ブルゴーニュなどワインの産地が各地に点在しています。
ワイナリー巡りのベストシーズンは、やはりブドウの収穫時期である「秋」です。この頃、ブドウの木々も一番美しい状態になりますので景観も特に良くなるでしょう。ただし、ブドウの収穫時期という事は1年で最もワイナリーが忙しくなる時期でもあります。場所によってはツアーが受け入れられないこともありますので、予約してから訪れることにしましょう。
【グルメを堪能】
フランスに行くからには本場のフランス料理を味わいたい!もちろん、フランス料理は年中味わえるのですが、せっかくならば旬の時期に食べてみたいですよね。
例えば、フランス南西部ペリゴール地方では、「冬」になるとトリュフの収穫が解禁となります。同じくこの地方の特産物であるフォアグラと合わせるのがおすすめです。
また、ロアール地方では「秋〜冬」にかけてキノコとジビエ料理が旬を迎えます。日本のものより新鮮で、その分味やにおいも独特ですが、本場ならではの味が楽しめる絶好のチャンスです。

各季節でおすすめの服装は

写真:Akiko Nilsen
写真:Akiko Nilsen

フランスは概ね日本とよく似た気候ではありますが、服装や持っていくと便利なものなどをまとめました。
【春(3-5月)】
日に日に暖かくなっていく時期ですが、日によって気温にばらつきがある季節でもあります。前日は汗ばむ陽気だったのに今日はコートが手放せない、などといったこともあります。そのため服装は薄いものを重ね着して調節できるようにしておき、念のために少し厚めのジャケットがあると安心です。
また、小雨が降ることもありますので折り畳み傘があると良いでしょう。
【夏(6-8月)】
特に南部は暑くて半そで1枚で問題ありませんが、エアコンの効いたショッピングモールなどでは薄手のカーディガンがあるとよいでしょう。南部は特に日差しが強いので、サングラスや帽子、日焼け止めを持っていきましょう。
【秋(9-11月)】
秋は速いスピードで日が短くなり、曇天の日が多くなるため体感温度は実際の気温より低く感じます。コートやブーツを着用し始める方が増えてきます。
【冬(12月-2月)】
フランスの冬は日本の冬と同様、しっかりと防寒をする必要があります。できるだけ屋内の観光がおすすめですが、クリスマスマーケット巡りなど外のアクティビティの場合は、帽子・マフラー・手袋・ブーツにカイロなどがあると万全でしょう。

年中楽しめるフランスは目的に合わせて時期を選ぼう

フランスのベストシーズンや気候についてご紹介しました。
基本的には日本と似た気候で四季もあるフランスですので、イメージはしやすいと思います。気候面で言えば、全体として「夏」がもっともおすすめですが、旅行するエリアや目的によって他にもおすすめの季節があります。
せっかくフランスに行くのであれば、その目的に合わせたベストシーズンを選んだり、旅行時期が決まっている場合は、その時期におすすめのエリアに行けるように計画を立てると良いでしょう。
※2018年9月現在の情報です。

【トラベルジェイピー・ナビゲーター】
Akiko Nilsen

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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