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「でんでんむしバス」で岩手盛岡観光、歴史と清流と盛岡冷麺も!


宮沢賢治、新渡戸稲造、石川啄木などのゆかりの地・岩手県盛岡。市中心を流れる北上川はサケが遡る清流で、支流中津川には擬宝珠(ぎぼし)がついた橋があり、浅田次郎の「壬生義士伝」に登場します。歴史と清流の盛岡観光は「でんでんむしバス」が便利です。1回100円、1日フリー300円のこのバスを利用すれば、市内ぶらり旅が自由自在。歴史と緑溢れる風景、清流の魅力、そして名物盛岡冷麺を堪能してみませんか。

中津川「上の橋の擬宝珠」付近の風情とカナダビクトリアとの縁

写真:Mizuki Yoshi

散策をおススメしたいのが、中津川にかかる「上の橋」と「中の橋」の間、距離は500m程。上の橋には擬宝珠(ぎぼし)があり、浅田次郎の『壬生義士伝』にも取り上げられています。南部盛岡藩出身の吉岡貫一郎が京都の三条大橋の擬宝珠を見て「盛岡にも擬宝珠のついている橋がある」と言って懐かしんだのがこの擬宝珠です。
<上の橋の基本情報>
住所:岩手県盛岡市本町1丁目2上ノ橋町
アクセス:でんでんむしバス「本町通り」又は「上の橋町」下車、徒歩いずれも5分

写真:Mizuki Yoshi

上の橋から下流に向かい、「与の字橋」を過ぎるとひときわ風情ある蔵屋敷と長塀が目に入ります。「ござ九・森九商店」の裏側です。辺りには柳がしなだれ、中津川が瀬となり周辺で一番の景観が楽しめますよ。
与の字橋の西側たもとに、『武士道』の著者で、5,000円札に描かれている明治の国際人、盛岡出身の新渡戸稲造の胸像があります。カナダのビクトリアで人生を終えた事がつづられています。
そんな盛岡市はビクトリアと姉妹都市の縁を結び、中津川で生まれたサケは、太平洋からベーリング海へ行き、アラスカ湾やビクトリアがあるカナダバンクーバー辺りまで回遊するそうです。
<ござ九・森九商店の基本情報>
住所:岩手県盛岡市紺屋町1丁目31
電話番号:019-622-7129
アクセス:でんでんむしバス「バスセンターななっく前」下車、徒歩5分

写真:Mizuki Yoshi

岩手銀行「赤レンガ館」があるのが「中の橋」のたもと。中の橋の欄干には花が定間隔で飾られ(写真)、花と緑と清流の風景を楽しめます。上流に擬宝珠がついた上の橋も眺めることができます。

風格漂う赤レンガ館「旧岩手銀行本店」

写真:Mizuki Yoshi

でんでんむしバスを「バスセンターななっく前」で下車するとすぐに見えるのが「岩手銀行赤レンガ館」。明治44年(1911年)に旧森岡銀行本店として建てられたドーム付きの貴賓ある洋館です。
どっしりとした風格、どこかで見たような気がしませんか?それもそのはず、東京駅の設計者の辰野金吾と弟子で盛岡出身の葛西萬司が設計しました。

写真:Mizuki Yoshi

1階内部は無料開放、2階も見る方は300円の入館料を払います。まるでヨーロッパに迷い込んだような趣があります。

写真:Mizuki Yoshi

レトロなシャンデリアが放つオレンジがかった光と重厚なひさしが内側についた窓から差し込む自然光の対照も楽しめます。
<岩手銀行「赤レンガ館」の基本情報>
住所:岩手県盛岡市中ノ橋通り1丁目2-20
電話番号:019-622-1236
アクセス:でんでんむしバス「バスセンターななっく前」下車、徒歩2分

紺屋町筋のレトロな風景

写真:Mizuki Yoshi

中津川に沿い一本東側の通りが「紺屋町」界隈、趣ある建築物が数多く並びます。ギリシャ風の昭和2年(1927年)に建てられた森岡信用金庫本店が赤レンガ館のはす向かいに建っています。明治時代に建てられた岩手銀行赤レンガ館と昭和時代の盛岡信用金庫本店の石造りの両方が楽しめる一画です。
<盛岡信用金庫本店の基本情報>
住所:岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目4-6
電話番号:019-623-2221
アクセス:でんでんむしバス「バスセンターななっく前」下車、徒歩3分

写真:Mizuki Yoshi

中津川散策で一番の景観のござ九・森九商店の表側も壮大な商家です。裏側の蔵や塀も見事ですが紺屋町ぞいの表側の江戸時代から明治にかけて増築した24mもの長さを誇り、歴史的建造物としての外観は見どころです。入口に巨大なたわしをぶら下げた雑貨店です。
<ござ九・森九商店の基本情報>
住所:岩手県盛岡市紺屋町1丁目31
電話番号:019-622-7129
アクセス:でんでんむしバス「バスセンターななっく前」下車、徒歩5分

写真:Mizuki Yoshi

一瞬、灯台?と見間違えるレトロな塔は、実は「望楼」(消防用見張り塔)です。赤い屋根にパステル調の木造建築は、100年以上前の大正2年(1913年)に建てられたました。「紺屋町番屋」と呼ばれた西洋風建築は、中津川にかかる「上の橋」と「中の橋」の中間にある「与の字橋」の東側のたもとで見ることができます。
<紺屋町番屋の基本情報>
住所:岩手県盛岡市紺屋町4丁目33
電話番号:019-604-3305
アクセス:でんでんむしバス「上の橋町」下車、徒歩4分

愛染横丁を分け入り不動明王で諸願成就!

写真:Mizuki Yoshi

盛岡信用金庫本店の脇にすっと伸びた路地。思わず分け入りたくなる小径が「愛染横丁」です。突き当たりには明治40年(1907年)創業のわんこそば名店「東屋」が見えます。
<東屋本店の基本情報>
住所:岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目8-3
電話番号:019-622-2252
アクセス:でんでんむしバス「バスセンターななっく前」下車、徒歩3分

写真:Mizuki Yoshi

「愛染横丁」の由来は、以前この場所に「愛染明王」が祀られていたため。紺屋町筋から愛染横丁を抜けると葺手町(ふくでちょう)筋です。昔この辺りには屋根葺き職人が集まっていたのでそう呼ばれました。情緒が残る町名です。長福院不動堂のご利益は、諸願成就と恋愛成就。お参りしてみてはいかがでしょう。
<長福院不動堂の基本情報>
住所:岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目3-17
電話番号:019-651-0738
アクセス:でんでんむしバス「バスセンターななっく前」下車、徒歩3分

写真:Mizuki Yoshi

東屋を右手に行けばすぐにアーケード商店街に入ります。

急ぐ人は食べてないけない!「盛岡冷麺」の超シコシコ

写真:Mizuki Yoshi

岩手銀行「赤レンガ館」の中津川を挟んだはす向かいに広がるのが盛岡城址公園。公園内のお堀沿いに本物のトーテムポールがそびえています。姉妹友好都市カナダビクトリアから贈られたもの。
トップの鷲は権力を表し、重要な食糧サケをつかんでいます。真ん中の酋長の像はビクトリアで亡くなった新渡戸稲造博士の志を示し、一番下は熊をあらわしています。
<盛岡城址公園の基本情報>
住所:岩手県盛岡市内丸1-37
電話番号:019-681-0722
アクセス:でんでんむしバス「県庁・市役所前」下車、徒歩4分

写真:Mizuki Yoshi

盛岡都心循環バス「でんでんむし」が正式名称。市民や観光客の足のこのバスには、右回りと左回りがありとても便利です。盛岡駅東口から9:00〜18:45(右回り)、9:05〜19:00(左回り)の運行時間で、10分〜15分間隔で走っています。子どもは半額。時には徒歩、時にはバス移動の観光に最適です。

写真:Mizuki Yoshi

盛岡冷麺は、わんこそば、じゃじゃ麺と並び、盛岡の三大麺。盛岡で冷麺といえば、盛岡冷麺のこと。新幹線乗車まで30分というタイミングで食べ始めてはいけませんよ。盛岡冷麺は超シコシコの腰の強さと噛み応えが特徴、ゆっくり味わう時間が必要です。
JR盛岡駅地下道にある「盛岡冷麺寿々苑」の冷麺は、真っ赤な冷製スープに透明感の高い麺、肉と大根、キュウリ、更にゆで卵半身とスイカ付き。6段階ある辛さから、普通「辛」の場合、スープは辛いのかと思いますが、フルーツのようなさわやかな甘みを感じる不思議さ!是非このシコシコ感とデザートのような味わいを体験下さい。時間をたっぷりとって。
<盛岡冷麺寿々苑の基本情報>
住所:岩手県盛岡市盛岡駅前通1丁目44 フェザン南館
電話番号:019-652-7722
アクセス:でんでんむしバス「盛岡駅」下車、徒歩3分

盛岡観光にはでんでんむしバスが便利!

でんでんむしバスと徒歩散策を組み合わせる盛岡市内ぶらり旅はいかがでしたか。観光スポットが豊富な盛岡を巡ってみませんか。
2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
盛岡都心循環バス『でんでんむし』HP
http://www.iwatekenkotsu.co.jp/denden-annai.html
岩手銀行赤レンガ館HP
https://www.iwagin-akarengakan.jp/

【トラベルジェイピー・ナビゲーター】
Mizuki Yoshi

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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