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カモメの大群これでもか!タイ・サムットプラーカーンのバンプー保養地


バンコクに隣接したサムットプラーカーンにある「バンプー保養地」は季節限定で飛来してくるカモメの大群が超有名な場所。週末ともなれば友達同士、家族連れがたくさん来て、バードウォッチングや餌やりを楽しみます。
時に頭上スレスレを飛び回り、カモメの一部が人の体に当たる!?ほどの混雑ぶり。
また、隣に広がるマングローブ林には、蛍光色のように鮮やかな青色の珍しいカニが生息しており観光では必見です。

バンプー保養地とは

写真:大里 康正

大きな鳥の像が入り口正面に見えるバンプー保養地ですが、保養地として整備されたのは1934年のこと。その頃は、まさかここがタイ国内有数のカモメの一大飛来地となるとは予想もしなかったことでしょう。

写真:大里 康正

その後、遠く離れた日本との関わりを持つことになるのですが、それは1941年のこと。門の先に桟橋のように突き出したスクッター橋へ旧日本軍約1000人が上陸したのは真珠湾攻撃の12月8日。しかしながらすぐにタイ政府と協定が結ばれ、戦闘状態にはなりませんでした。
戦争関連とはいえ、日本との関わりがあったことはあまり知られていません。

写真:大里 康正

大きな門の左側にある巨大な看板には「WWF」の文字がありますがWorld Wide Fund for Natureの略。これは世界自然保護基金のことで、世界最大規模の自然環境保護団体が関わっていることを意味しています。
地域環境を含めたカモメの大群は、それだけ重要視されていると言えるのです。

カモメの大群

写真:大里 康正

カモメの大群は毎年11月頃から飛来し、飛び去って行くのは5月頃となります。遠くはチベットやモンゴルから飛んで来て越冬。その間はバードウォッチングと餌やりを楽しめる絶好の観光地となるのです。

写真:大里 康正

季節限定で飛来するカモメたちで、スクッター橋の両側は低空飛行や旋回するカモメたちで大賑わい。そのあまりの数の多さに圧倒されることでしょう。

写真:大里 康正

飛び続けるカモメたちでも、時折休憩している姿を見ることが出来ます。これはこれでかわいいのでは。

餌やりの面白さ

写真:大里 康正

観光にやってくるタイ人のお楽しみは、何といっても餌やり。橋の上には小さな売店があり、そこで手軽に購入することが出来ますので持ち込む必要はありません。

写真:大里 康正

飛び交うカモメたちはかなり賢く、一定の方向に向かって飛び続けます。逆に飛ぶと大混乱になるほどの数ですので、これも自然と身についた知恵なのでしょう。

写真:大里 康正

大人から子供まで、また橋の中央や横とあらゆる場所で行われる餌やり。伸ばされた手から見事に餌をキャッチして飛んでいくカモメたちは大きく旋回し、何度も餌を求めてやってくるのです。

飛んでくるカモメたちにご用心

写真:大里 康正

一定方向で飛び続けるカモメたちですが、人間が伸ばした手をめがけて飛んできますので、かなり低空を飛ぶものが多くなるのは当然のこと。

写真:大里 康正

中には真正面に突っ込んでくるカモメもいます。しかしながらもの凄いスピードにも関わらず見事に人間をかわし、訓練された隊列のように大きな流れの中に戻っていくのです。
バードウォッチングとしては実にユニークな体験となるでしょう。

写真:大里 康正

それでも低空を飛び続けているのですから人間との接触もたまに・・・。しかしながら頭や肩に極めて軽く触れる程度で飛び去り、ケガをすることは無いので心配不要です。
ところで、カモメの餌が販売されている付近には水道水が溜められている場所があり、観光の終わりにそちらで手を洗うことも出来ます。汚れが心配な人は利用して下さい。

マングローブ林で青く輝くカニ

写真:大里 康正

カモメの大群を楽しんだ後は、門を出て左側に広がるマングローブ林に足を進めてみましょう。こちらはトヨタグループを主体とし2005年からマングローブ林を作っているプロジェクトによるものです。

写真:大里 康正

整備された遊歩道を歩いていると、橋の両側に青さがとても鮮やかなカニがたくさん生息しています。体長は大きくても5cm程度。また、巨大なハサミだけが白というカニが多数おり、日本では見られない美しさを体験出来ます。

写真:大里 康正

マングローブ林プロジェクトは進行中で、ご覧の通り今でも苗木が植えられています。敷地内には板を渡した場所があり通ることが出来ますが、くれぐれもケガには注意をして下さい。
最後に、門の外の駐車場付近にはトイレがあり、気持ち程度のチップで利用することが出来ます。売店や食堂が複数あり、ご飯を食べることも出来ますので、一休みしてはいかがでしょうか。

バンプー保養地の基本情報

住所:164 Moo 2 ,Tambon Bangpoo, Sukhumvit Rd, Amphur Muang, Samutprakarn 10280
電話:66-2-709-5005
アクセス:チャトチャック市場から冷房車145で終点のサムットプラーカーン市内で下車、そこからタクシーで約25分
2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
タイ国政府公式サイト
https://www.thailandtravel.or.jp/bangpu-vacation/

【トラベルジェイピー・ナビゲーター】
大里 康正

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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