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「梅の里 川売」から「長篠 河津桜並木」へ!愛知県奥三河3つの桃源郷巡り


新城市の「梅の里 川売(かおれ)」では、約1500本の梅が栽培され、開花時期になると集落が白い花に包まれます。"日本の原風景"を残す里を彩る満開の光景は、まさに「桃源郷」!毎年2月下旬〜3月下旬には「梅花まつり」も開催され、2020年は2月22日〜開花状況次第の実施です。
ほぼ同時期に、道中の「木下しだれ梅園」と「長篠 河津桜並木」も見頃を迎えます。この機会に"春の花巡りドライブ"はいかがですか?

風光明媚な奥三河で花巡り!

写真:波奈 美月

愛知県東部に位置する新城市周辺の山間部は"奥三河"と呼ばれ、緑と清流に恵まれた地域。「梅の里 川売」はその中にあり、古き良き日本の原風景を色濃く残しています。
花の見頃は例年3月中旬。彼岸の中日(3月20日頃)といわれています(※2020年は開花が早く、満開は3月1週目の予想です)。小川が流れる山間の傾斜地に梅の花が咲き広がり、その間に農家が点在する様子は絶景そのもの!平成22年には『にほんの里100選』に選ばれ、映画『折り梅』の舞台にもなりました。

写真:波奈 美月

さらに嬉しいのは「梅花まつり」の期間中、県道32号線を通って川売を訪れる道中にある「木下しだれ梅園」と「長篠 河津桜並木」も見頃を迎えること。いっぺんに三箇所のお花見スポットを満喫することが可能なんです(※見頃が重ならない年もあります)。
交通機関でのアクセス方法を一番下の段落に記載しましたが、やはりドライブがお薦め!
川売には駐車場が少なく、集落手前の道路両端が臨時駐車場(無料・約20台)となります。見頃の時期は大変混雑しますので、午前中の早めの時間、三箇所の最初に訪れるほうがよいでしょう。

本当にあった桃源郷!「梅の里 川売」

写真:波奈 美月

「梅の里 川売」は、観光目的に作られた梅園ではなく、稲作に適さない山間部の生活のため、食用の梅を栽培している里です。そのため、特に入場時間は無く、料金も無料。梅の実の収穫が目的ですので、ほとんどが白い花です。
「梅の里」のはじまりは、昭和30年代、石垣で作られたかつての段々畑にたくさんの食用の梅を植えたことから。現在は、十数件の農家が7品種約1500本の梅を栽培しています。
まずは2月下旬に小梅が開花。続いて南高・鴬宿(おうしゅく)・玉英など、他の品種も次々開花し、例年3月中旬になると花の最盛期を迎えます。

写真:波奈 美月

観光地として宣伝したわけではありませんが、日本の原風景を残す里とそれを彩る満開の梅の美しさはみるみる評判に!今では県内外から多くの観光客やアマチュアカメラマンが訪れるようになりました。
アマゴが住む清流の流れる山里を歩くのは、このうえなく気持ち良いもの。咲き広がる梅の花は、見るだけでも美しいのに、風が遮られる所では良い香りが広がり、癒し効果抜群!
里のはずれには、最近名所となった「猿面岩(猿ヶ岩)」があります。猿の顔が2対あるように見える巨岩で、中央構造線がずれて突起してできたといわれ、なかなかの迫力。

「梅の里」の名物をお見逃しなく!

写真:波奈 美月

「梅花まつり」の期間中は、里の各所で梅製品や五平餅、団子などを売る店が開かれます。
里に着いてまず出迎えてくれるのが、「梅花まつり売店 はるちゃんの店」。梅干しをはじめ、梅ジャム・梅ジェラートなどの梅製品や味噌おでん・甘酒などを販売しています。
やはり店の注目は"梅干し"。減農薬栽培され、梅本来のうま味を引き出すため、10%の低塩で漬けて干した柔らかな梅干しは大好評!はるちゃん(近藤治敬さん)の梅を使用した石黒商店のせんべい"川売の梅"、店頭で焼かれる"梅みそ入り五平餅"もお薦めです。

写真:波奈 美月

「だんご茶屋 みなみ」では、みたらし団子や桜餅などを販売!串に刺した団子を手際良く焼いてくれます。里の奥にある「やすよの店」では、梅干し・白ナス粕漬け・ハヤトウリ漬けなど、いろいろな種類の美味しい漬け物がお値打ち価格で購入できますよ。
小川の対岸にあるのは山口勝代さんの店。板を渡しただけの橋を渡るのは、ちょっとしたスリルかも。みかんなどの農産物や甘酒・おでんなどのほか、蜂と蜂の子を使った珍しい「へぼ五平餅」があります。日によっては「へぼめし」も!梅の木の下にベンチが用意され、里を眺めながら一服することができます。

美しさが凝縮!色とりどりの「木下しだれ梅園」

写真:波奈 美月

「木下しだれ梅園」は、川売地区から3〜4km離れた新城市副川の県道32号線沿いにあります。見頃の3月中旬頃(※2020年は2月末〜3月上旬頃)になると、車内からでも白やピンクのしだれ梅や黄色いミツマタが咲き誇る様子が見え、すぐにわかりますよ。
こちらは個人のお宅の梅園。維持管理するための募金箱はありますが、特に入場料はありません。
駐車場は、長篠方面から見て梅園を右手にカーブを過ぎた所にあります(無料・6〜7台)。道路の向かい側になるので、横断する時に気をつけましょう。

写真:波奈 美月

梅園のはじまりは、平成14年頃、イノシシの食害に悩んでいた木下さんご夫妻が、水田を埋め、100本のしだれ梅を植えたことからです。現在は60アールの敷地に富士ボタン・滝の白糸など、7種類約90本が見事に花を咲かせる梅園になりました。
気軽に散策できる広さですが、赤・白・ピンクと色とりどりのしだれ梅が植えられ、とても華やか。サンシュユやミツマタの黄色の花が、梅の花の色を鮮やかに引き立たせてくれます。
白い花の多い川売とは対照的な美しさ!ぜひ併せて訪問されることをお薦めします。

長篠にもあった!目が覚めるような「河津桜並木」

写真:波奈 美月

例年3月上〜中旬、静岡県河津町の河津桜並木と入れ替わるように「長篠 河津桜並木」が見頃になります(※2020年は2月末〜3月初めが見頃)。
国道151号線の"長篠"交差点から県道32号線に入ると、まもなく"河津桜の並木道"の案内板があり、県道からでも鮮やかなピンク色の桜並木を垣間見ることができます。
桜並木の横には正福寺(新城市長篠杉下8-1)がありますので、カーナビはそちらに設定しましょう。お花見専用の駐車場(無料)も用意されていますよ。

写真:波奈 美月

「長篠 河津桜並木」は、1991年、旧田口線(昭和43年廃止)の線路道路に地区住民と静岡県河津町の商工会青年部が100本の河津桜を植樹したのがはじまり。現在は立派な並木に成長し、"桜のトンネル"が楽しめるほどになりました。
正福寺のすぐそばにある"河津の桜並木"の立札を左へ進むと、旧田口線の「芳ヶ入(よしがいり)トンネル」があります。このトンネルの中から河津桜並木を見ると綺麗だと評判!絶好の撮影ポイントとして人気があります。

梅の里 川売・木下しだれ梅園・長篠 河津桜並木!奥三河は花でいっぱい

三箇所とも年によって花の見頃に多少の変動があり、2020年はいずれも早めになると予想されます。お出掛けの前に「新城市観光協会ブログ」(掲載されていなければお電話)にて、開花状況を確認されることをお薦めします。記事下の「関連MEMO」のリンクよりアクセスできますよ。
奥三河は魅力でいっぱい!「梅の里 川売」の北には、標高差が約200メートルにもなる石積みの棚田「四谷の千枚田」があります。こちらも日本の原風景が色濃く残る所。せっかくの機会、"花巡り"と併せて訪れてみてはいかがでしょうか?
<梅の里 川売の基本情報>
住所: 愛知県新城市海老紙谷(川売地区)
電話番号:新城市観光協会 0536-32-0022
アクセス:JR飯田線「本長篠駅」下車→ 豊鉄バス田口行き「本長篠駅 」から「海老(えび)」下車、徒歩25〜30分
※カーナビ設定は、里の手前にある「海老小学校(愛知県新城市海老宮ノ前17)」もしくは「愛知県新城市海老川向11」にしましょう。道の詳細は、記事下の関連MEMO「新城市ホームページ 川売の梅花」に地図入りで掲載されています。
<木下しだれ梅園の基本情報>
住所:愛知県新城市副川千部平
アクセス:JR飯田線「本長篠駅」下車→ 豊鉄バス田口行き「本長篠駅 」から「双瀬(ならせ)」下車、徒歩6〜7分
<長篠 河津桜並木の基本情報>
住所:愛知県新城市長篠杉下
電話番号:新城市観光協会 0536-32-0022
アクセス:JR飯田線「本長篠駅」下車、徒歩約10分
※カーナビ設定は、正福寺(新城市長篠杉下8-1)にしましょう。
2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
新城市ホームページ 川売の梅花
http://www.city.shinshiro.lg.jp/index.cfm/8,3192,149,722,html
新城市観光協会ブログ
https://shinshirokankou.dosugoi.net/
キラッと奥三河観光ナビ
http://www.okuminavi.jp/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
波奈 美月

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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