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パリ「オペラ座 ガルニエ宮」見どころとお得なマル秘テクニック公開!


フランスのパリには2つのオペラ劇場が存在しますが、歴史ある「ガルニエ宮」はその建物自体にも鑑賞の価値が隠されています。せっかく訪問するのであれば、そんな見どころもくまなく観察してみたいもの!
今回は、パリ「オペラ座 ガルニエ宮」の見逃しがちな見どころをご紹介!最後には一般見学よりもさらに楽しめる“マル秘テクニック”も公開いたします。

まずは離れた場所から建物外観を鑑賞

写真:道明寺 彩希

「オペラ ガルニエ(L’opera Garnier)」を鑑賞するには、まず少し離れてオペラ通りから眺めることをおススメいたします。“オペラ座の眺望を楽しむのに邪魔にならないように”という皇帝の望み通り、木が1本たりとも植えられていないことに気づかれることでしょう。

写真:Wikimedia Commons

そして徐々に建物に近づきオペラ座を前にすると、色彩豊かなファサードと華やかな飾りを確認することができます。こちらが建物正面で、第一ファサードと呼ばれている場所。
劇場吹き抜けの南破風の頂点に位置するのは、空に向かって高々と竪琴を掲げる音楽の神「アポロ像(Apollo)」。この竪琴のシンボルは、柱頭と扉の取手にも見ることができます。

写真:Wikimedia Commons

さらにその建物上部の両側には、金色に輝く彫像が立ち並んでおり、左側が「ハーモニー(Harmony)」、右側が「ポエジー(Poetry)」。こちらの2つの銅像には、電気による金メッキが施されています。ロッジアの上には、モーツァルトやベートーヴェンなど名高い作曲家の銅製の胸像も並んでいます。

かつては皇帝専用の通路まで確保されていた

写真:道明寺 彩希

オペラ座の西棟(スクリーブ通り側)は、かつて皇帝だけに許された空間でした。皇帝を乗せた車は、そのまま2階のボックス席まで安全にアクセスするように配慮されていましたが、現在ではここに観光のための一般入場口が設けられています。

劇場内部の見どころ

写真:道明寺 彩希

大ホールを抜けると、大ホールと同じ幅で造られた大階段に差し掛かります。ここはオペラ座の名声を高めている重要な一部。色彩鮮やかな大理石の円柱30本と白い大理石のステップ、赤い欄干などで構成されています。
天井のフレスコ画にはアポロをテーマに、アポロの勝利・その魅力を展開する音楽の魔法・オリンポスの神々に見られる無慈悲と戦うミネルバ・新しい歌劇場の計画を受け取るパリの街が描かれています。

写真:Wikimedia Commons

劇場内は全体を赤と金で統一されており、円形のホールは5階建て。900席ほどある座席はすべて赤いビロードで覆われています。飾り紐によって美しいドレープを生む緞帳には、玉総(たまぶさ)を模した絵が描かれており、その上には、1669年にルイ14世が音楽アカデミーを設立したことを示す紋章が掲げられています。

写真:道明寺 彩希

天井部分にはガルニエ自らがデザインしたシャンデリアが備え付けられています。その大きさは、重さ7トン・高さ8メートル。金メッキを施したブロンズとクリスタルでできており、シャガールの天井画を引き立てています。

劇場だけじゃあない!素晴らしい併設施設

写真:道明寺 彩希

この建物の中には、「オペラ座図書館 博物館(Bibliotheque-Musee de l’Opera)」が併設されており、開館時間は月曜日から土曜日の10時から17時まで。1669年以降オペラ座で上演された演目の楽譜すべてと、ダンス・歌・音楽に関する資料8万冊が収められています。

オペラ座見学マル秘テクニック!

写真:道明寺 彩希

ここで、マル秘テクニックをご紹介します。一般的にはオペラ座の見学は一般公開時間内に行うのものですが、公演開催時に美しく着飾った人々と共に雰囲気を共有したいとは思いませんか?そんな方は、公演開催時に一番安い席で入場することをおススメします。
演目により入場料は変動しますが、一番安い席なら一般見学の入場料よりも安いこともあり、意外とリーズナブル!館内見学と演目の雰囲気も味わえて一石二鳥なんです。映画のような社交会の雰囲気まで味わえる公演開催日は、オペラ座の神髄を垣間見ることができますよ!

おススメのガイド付きツアー

より深くオペラ座について知りたい方は、スマートフォンを利用した「オーディオガイドツアー(Audioguides des visites multimedia)」がおススメ。毎日10時から16時の間で利用可能で、利用料はひとり5ユーロ・所要時間約1時間・日本語での利用が可能です。
また、一般入場では入れない場所にも入場できる「プレステージ見学ツアー(Visite prestige)」では、iPad miniを使用。こちらの利用料はひとり7ユーロ・所要時間約1時間30分。ただし利用可能言語は、英語・フランス語・スペイン語のみ。ご利用はでチケット売り場オーディオガイド専用窓口でお申し付けください(オーディオガイドを利用しても、別途入場券が必要となります)。
<オペラ ガルニエ宮 一般見学の基本情報>
住所:8 Rue Scribe 75009 Paris
最寄り駅:メトロ3・7・8番線「オペラ(Opera)」駅 徒歩1分
開館日:毎日 10時〜16時30分 7月中旬〜9月中旬は18時まで
閉館日:1月1日・5月1日
※開館日であっても劇の公演準備が優先されるため見学ができない場合もあります。
※2017年11月現在の情報です。最新の情報は、公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
オペラ ガルニエ公式サイト
https://www.operadeparis.fr/visites/palais-garnier
「たびねす」運も必要!?パリ・オペラ座見学ガイド〜怪人・魔法の図書館まで
https://www.travel.co.jp/guide/article/8874/

【トラベルジェイピー・ナビゲーター】
道明寺 彩希

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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