北フランスに位置し、かつてノルマンディー公国の首都として栄えた街ルーアン。英仏百年戦争の悲劇のヒロイン「ジャンヌダルク」が処刑された街としても知られ、今でも彼女の聖地として、多くの観光客がこの街を訪れます。
そんなルーアンは、パリからTGVと呼ばれるフランスの特急列車で約1時間少々の距離。パリからの日帰り旅行としても非常に人気のある観光地です。今回はそんなルーアンの魅力をたっぷりお伝えします!
ルーアンのシンボル!ノートルダム大聖堂の迫力がすごい!
「ノートルダム大聖堂」と聞くと、多くの方がパリを連想するかと思いますが、ここルーアンにも同じ名前の大聖堂があります。町の中心部に位置し、とても存在感のあるこちらの建物は、フランスゴシック建築の最高傑作の一つと言われています。
また、こちらの大聖堂は、画家のモネが描き続けたことでも知られ、すぐお隣にはモネがアトリエとして使っていた建物も見ることができます。ぜひセットで訪ねてみましょう!
中に一歩入れば、その空間の大きさに圧倒されることでしょう。ぜひ神聖な空気を肌で感じてみてください!
ゴシック建築の特徴の一つが、細かな絵が描かれたステンドグラス。ルーアンのノートルダム大聖堂では、非常に神秘的で繊細なステンドグラスを目にすることができます。光が差し込むと本当にきれいなので、晴れた日を狙っておでかけしたいですね!
今でも現役!ルネサンス様式の大時計台!
ルーアンの大聖堂から西に向かって伸びているショッピング通りを歩くと、通りの途中、とても特徴的な時計を目にすることができます。16世紀に建てられたと言うこちらの時計台は、なんと今でも正確に時を告げてくれています。
こちらの時計台は上に登ることもでき、ルーアンの街並みを一望することができます。また、時計などに関する小さな博物館もありますので、興味のある方はぜひ覗いてみてください!
ジャンヌダルク教会は内部がすごい!
ショッピング通りを歩き終えると、目の前にとても面白い形をした建物が見えてきます。こちらがルーアンの目玉とも言える、ジャンヌダルク教会。実際に彼女が処刑された広場に面して建てられているので、今でもその歴史を肌で感じることができます。
シックな外観とは打って変わって、中に入るととてもモダンな建築に驚かされることでしょう。波打つような天井に、明るいオレンジ色の照明、さらに細かな絵が刻まれたステンドグラスが、非常に神秘的な空間を演出しています。
教会のすぐ脇には、ジャンヌダルクに献花することのできる場所があります。悲劇的な英雄として今でも語り継がれるジャンヌダルク。今でもいかに彼女が愛されている存在かということを知ることができます。
ノルマンディー地方らしい景色を楽しもう!
ルーアンのあるフランス北部は「ノルマンディー地方」と呼ばれる地域で、非常に独特な建築様式を持つことでも知られています。
実際に街を歩くと、いたるところでこうした木組みの建物を目にすることができ、非常にかわいらしい街並みを創り出しています。
こうした様式は「ハーフティンバー様式」と呼ばれ、お隣のドイツやイギリスとも共通した建築様式です。特にドイツに行ったことがある方は、すごく似ていると実感できるのではないでしょうか?
こうした絵葉書のようなかわいらしい街並みも、ルーアンの大きな特徴の一つです。ぜひ時間の許す限り、ゆっくりとお散歩してみてくださいね!
コンパクトなサイズの街並みで、パリからの日帰りの予定はばっちり!
いかがでしたでしょうか?ノルマンディー地方ということもあり、パリとはまた違った顔を見せてくれる街ルーアン。サイズも非常にコンパクトなので、一日でも十分に観光することができますよ!
ぜひあなたもパリからの日帰り旅行に、「ジャンヌダルクの聖地」ルーアンへお出かけしてみませんか?
■関連MEMO
フランス観光開発機構
http://jp.france.fr/ja/discover/47659
【トラベルjpナビゲーター】
さかた のぞみ