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渡り蝶アサギマダラの飛来地!群馬「赤城自然園」で癒しの森散歩


群馬・赤城山の西麓にある「赤城自然園」は、美しい渡り蝶「アサギマダラ」が飛来する、自然豊かな癒しの森。東京ドーム約26個分の広大な敷地内には、池や芝生広場などもあり、しっかりと管理された幸せの森です。野鳥がさえずり昆虫が生まれる森は、癒し効果が実証され「森林セラピー基地」に認定されています。お弁当を持って、歩きやすい靴で、美しい森散歩を楽しんでみませんか?

赤城自然園は森林セラピー基地

写真:猫乃 みいこ

赤城山麓に広がる「赤城自然園」は、クレディセゾンが運営する自然の森。標高600〜700mに位置し、面積は120ha (一般公開エリア 60ha)の広さを誇ります。120haとは、なんと東京ドーム約26個分!
敷地内は、「セゾンガーデン」「四季の森」「自然生態園」の3つのエリアに分かれていて、それぞれに特徴があります。
まずは、「セゾンガーデン」。こちらは、総合案内所や展示棟を含むエリア。遊歩道の中に、シャクナゲの谷やツツジの丘があり、たくさんの花々が迎えてくれる美しいエリア。見晴台からは、榛名山を望むことができます。

写真:猫乃 みいこ

次のエリアは、「四季の森」。こちらは、写真の「樹上小屋」の他、お花畑やみどりの広場などがあり、自然に包まれるリフレッシュエリアです。
赤城自然園には、レストランはありません。園内に設置してある木製のベンチや、各エリアにある休憩広場で、持参したお弁当を食べましょう。特別なお弁当でなくても、360度自然ビューの中で食べれば、おにぎりだって立派なごちそうです。食べ終わったゴミは、ゴミ箱などがありませんので、持ち帰ってくださいね。
約500種もの山野草が広がる森では、1800種を越える昆虫類や、70種以上の鳥類に出会えるかも。

写真:猫乃 みいこ

3つめのエリアが、「自然生態園」。こちらは、3つのエリアで最も自然の森に近い、鳥や昆虫の生態がそのまま観察出来るエリア。ミズスマシの池やカブトムシの森など、ワクワクがいっぱい。
写真の「ミズスマシの池」は鏡池になっていて、四季の木々を池に映し、絵ハガキのような美しい光景が広がります。
赤城自然園は、森の癒し効果と森林浴効果が科学的に実証された、「森林セラピー基地」に認定されています。森林セラピーの効果は、「リラックス」「ストレス抑制」「免疫アップ」。森を歩くことで、心身ともにリフレッシュ出来ます。

アサギマダラの飛来地

写真:猫乃 みいこ

赤城自然園は、渡り蝶である「アサギマダラ」の飛来地としても知られています。
2000kmもの距離を旅するといわれる「アサギマダラ」は、見る角度や光の具合によって浅葱(あさぎ)色に見えることから、その名が付きました。浅葱色は、わずかに緑色がかかった薄い青色。
鮮やかな色彩とはっきりとした模様の羽を持つアサギマダラは、アゲハ蝶くらいの大きさで存在感があり、ふわふわと優雅に飛びます。

写真:猫乃 みいこ

アサギマダラは、フジバカマ、アザミなどの花の蜜を好み、赤城自然園には8月下旬〜10月上旬頃に飛来します。2000kmもの旅をするアサギマダラは、越冬のために日本列島を南下しますが、その生態は未だ解明されていません。赤城自然園では、アサギマダラにマーキングをして、飛来状況を調査しています。
今までに、赤城自然園でマーキングしたアサギマダラの移動記録の最長飛行距離は、沖縄県の与那国島までの2000km。海を越えて、かなりの距離を飛んでいることがわかります。

写真:赤城自然園

アサギマダラや他の蝶の数え方は「羽」ではなく「頭」。一頭二頭と数えます。写真のように、最盛期には、数千頭のアサギマダラが飛来し、蝶の楽園に。
海を越えて旅する渡り蝶「アサギマダラ」が優雅に舞うお花畑は、とても美しく幻想的です。

SNS映えの森

写真:猫乃 みいこ

美しい蝶や鳥、そして動物や植物と出会える「赤城自然園」ですが、それらの採取は禁止されています。虫取り網や虫かごを持っての入園は出来ません。
持ち帰ることが出来るのは、「美しい思い出」だけ。記憶に残る自然の思い出を、写真にも残してみませんか?
アサギマダラはもちろんのこと、園内は、SNS映えする自然のフォトジェニックな景色にあふれています。写真は、樹上小屋の近くで木の実を撮ったもの。クルミの実は半分に割れ、中身をリスが食べたことがわかります。題して「森のごちそう」。

写真:猫乃 みいこ

こちらは、鮮やかな赤がまぶしいガマズミの実。自然の緑や茶色の中に、色彩があると目立ちますが、これは、鳥たちに見つけてもらいやすくするため。鳥に実を運んでもらうことで、子孫を増やしていくのです。
こんな自然の中の鮮やかな光景も、写真に収めてくださいね。

写真:猫乃 みいこ

葉っぱの色にも注目してみましょう。緑から赤、赤から茶へ色素が変わるさまは、気温と共に表れます。お気に入りの葉っぱを見つけてみませんか?
自然の色彩や形は、どこを切り取っても美しいものです。自分の視点で、美しいもの、かわいらしいもの、幻想的な写真を撮ってみてくださいね。

赤城自然園で四季を愉しむ

写真:赤城自然園

赤城自然園は、四季を通じて美しい光景に出会える場所。季節ごとの魅力をご紹介しましょう。
こちらは、「春」にセゾンガーデンの散策の小径で見られるツツジ類。花々が次々に咲き、お花畑に迷い込んだようです。

写真:赤城自然園

「夏」には、爽やかな風が、森の妖精と呼ばれる「レンゲショウマ」を優しく揺らす、緑輝く森。

写真:赤城自然園

「秋」は、季節が深まるにつれ、広大な森が木々の紅葉で彩られます。

赤城自然園の冬とお気に入りの場所を探そう

写真:赤城自然園

「冬」は、鳥の声が冴えわたるキンとした冬の静けさに、心落ち着き、癒されることでしょう。

写真:猫乃 みいこ

花も、木も、訪れる人も幸せになる森「赤城自然園」。お気に入りの場所を探してみてくださいね。
園内の遊歩道を散策すると、約2時間ほどかかります。歩数は約1万歩。歩くだけで、しっかりとエクササイズ出来る森です。森歩きに相応しい歩きやすい靴で、ハイキングに出かけましょう。
鳥たちのさえずりや木々の間からの木漏れ日は、森の癒し。圧倒的な自然に身を任せれば、日々のストレスなど、たちまち森に浄化されてしまいます。森を愉しむプログラムや体験プログラムなども、時期により開催されますので、公式サイトをご確認ください。
心地よい自然の中へ、エネルギーチャージに出かけてみませんか?

赤城自然園の基本情報

住所:群馬県渋川市赤城町南赤城山892
電話番号:0279-56-5211
開園時間:9:00〜16:30 (入園は15:30まで)
開園日:4月〜11月 火曜日定休(火曜日が祝日の場合のみ、水曜日休園)、12月〜3月 土・日曜日のみ開園(年末年始は休園)
入園料:大人 1,000円(高校生以上)、中学生以下 無料
※セゾンカード、UCカード提示で大人 500 円(会員本人のみ)
アクセス:車/関越自動車道赤城I.C.から約10分、電車/JR上越線渋川駅からバス(4月〜11月)、またはタクシー
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
赤城自然園(外部リンク)
https://akagishizenen.jp/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
猫乃 みいこ

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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