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椿のお守りや御朱印帳が人気!三重「椿大神社」で開運みちひらき


三重県鈴鹿市、鈴鹿山脈の麓に鎮座する「椿大神社(つばきおおかみやしろ)」は、“伊勢国一の宮”として、また猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)をお祀りする“猿田彦大本宮”として有名な神社です。さまざまな御神徳はもちろんのこと、椿をモチーフにしたお守りや御朱印帳などの授与品も注目を集めており、遠方からもたくさんの参拝客が訪れています。今回はそんな「椿大神社」の魅力について、ご紹介していきます。

“みちびきの祖神さま”猿田彦大神をお祀りする椿大神社

写真:織笠 なゆき

猿田彦大神は、天孫瓊々杵尊(ににぎのみこと)が高天原から地上へ降臨される際、道がいくつにも分かれた「天の八衢(あめのやちまた)」で一行を出迎え、高千穂までを先導したとされる国つ神です。この事績が建国の礎となったことから、平安と幸福を招く“みちびきの祖神さま”として古くから崇敬を集めています。
西暦紀元前三年、倭姫命(やまとひめのみこと)の御神託により「道別大神の社(ちわきおおかみのやしろ)」として社殿を造営し、猿田彦大神を奉斎したのが、椿大神社のはじまりといわれています。

写真:織笠 なゆき

椿大神社には、地元だけでなく遠方からも、猿田彦大神の「みちびき」「みちひらき」という御神徳を求めて、たくさんの参拝客が訪れます。結婚式や七五三、初宮詣など、人生の節目節目の御祈祷を受ける人も多く、交通安全祈祷・車輌の清祓は行列になる日も少なくありません。
参道はたくさんの木々に囲まれ、森厳ながら心身が癒されるような清涼な空気に包まれています。写真は総檜で神明造りの本殿。猿田彦大神をはじめとした32柱が祀られています。

写真:織笠 なゆき

椿大神社の境内には、瓊々杵尊一行の御船が九州に向かう前に繋がれていたといわれている「御船磐座(みふねのいわくら)」、猿田彦大神の御陵「高山土公神陵(たかやまどこうしんりょう)」など、神々の足跡を感じられる場所がいくつも存在します。悠久の時を経て守り継がれていることに心打たれる神聖な空間。時間をかけてゆっくりと巡ってみてはいかがでしょうか。

天之鈿女命をお祀りする別宮「椿岸神社」とかなえ滝

写真:織笠 なゆき

椿大神社の本殿のそばには、猿田彦大神の妻神である天之鈿女命(あめのうずめのみこと)を主神としてお祀りする別宮「椿岸神社(つばききしじんじゃ)」があります。天之鈿女命は天照大神が天岩戸に隠れた時、踊ることで天照大神を誘い出すことに一役買った女神。瓊々杵尊とともに天降りし、猿田彦大神と結婚したといわれています。
天之鈿女命は芸道の祖神であるとともに、夫婦円満や縁結びの神としても信仰されており、ここで神前挙式が行われることもあります。

写真:織笠 なゆき

椿岸神社の絵馬は、丸い形に赤い椿の絵が描かれた、かわいらしいもの。芸事の習得や上達、恋愛成就など、願いが叶って花開くことを夢見て、掛けてみてはいかがでしょうか。

写真:織笠 なゆき

椿岸神社のそばには、かなえ滝という小さな滝があります。少し上流、椿大神社の本殿のそばに金龍明神滝という滝があり、神山入道が嶽の中腹に湧くその水は神水とされ、万病に効くといわれてきました。
金龍明神滝は現在、一般の参拝客は見ることができませんが、その流れをいただくこのかなえ滝も、「願いをかなえてくれる」「携帯電話の待ち受け画面にすると恋愛運アップ」などと評判になっています。小さいながらも、心を清らかに洗い流してくれそうな勢いを感じる流れです。

松下幸之助氏が寄進した茶室「鈴松庵」でお茶を一服

写真:織笠 なゆき

“経営の神様”として知られる、パナソニック(旧:松下電器産業)を一代で築き上げた故・松下幸之助氏は敬神篤く、生前何度も椿大神社への参拝を重ねていました。昭和43年の本殿造営時には多額の造営資金を寄付するとともに、茶道の発展を願って茶室と庭園を寄進。鈴鹿の「鈴」と松下の「松」を用いて「鈴松庵」と名付けられました。

写真:織笠 なゆき

庭園を散策することはできませんが、鈴松庵の中は茶室として営業しており、流派などにこだわらず気軽にお茶をいただくことができます。お抹茶と季節の和菓子で800円。木々を眺めながらほっと一息、境内を巡って疲れた体を休めてみては。

写真:織笠 なゆき

鈴松庵でお茶をいただいた後は、和菓子が盛られていた銘々皿を持ち帰ることができます。こちらは地元四日市で焼かれた万古焼のお皿で、糸底の中に「鈴松庵」の銘が書かれています。この地を訪れた思い出としても、鈴松庵でお茶をいただいた思い出としても、いい自分へのお土産になるのではないでしょうか。
銘々皿は、丸、三角、四角があり、色はそれぞれに五色。一年毎に変えているそうです。毎年訪れて、集めたくなりますね。

椿などをモチーフにした色とりどりの授与品

写真:織笠 なゆき

椿大神社では、その社名にちなみ、椿の花をモチーフにした授与品を多数取り扱っています。椿の形をしたかわいらしい「つばき御守」のほか、さりげなく椿の絵柄が入った御守もいろいろありますので、男女問わず身につけることができます。
また、猿田彦大神の御神徳をいただく「みちひらき守」や、天之鈿女命の御神徳をいただく「芸守」など、椿大神社ならではのお守りも。公式サイトでも紹介されていますので、あらかじめ候補をしぼっておくとスムーズですね。

写真:織笠 なゆき

椿大神社の「夫婦守」は、結婚式で身につける紋付羽織袴と白無垢の組み合わせ。その清らかで凛とした美しさから、夫婦円満を願い二人で身につけるというだけでなく、フォトウェディングや前撮りの際に演出小物として使用したり、披露宴会場のウェルカムボードに飾ったりと、人気のあるデザインです。
いつか良縁をと願う方には、「椿恋みくじ」はいかがでしょう。椿の形に折られたおみくじには、相性の良い相手やおすすめのデートなどさまざまな恋愛のアドバイスが書かれており、中にはかわいらしいチャームが入っています(全4種)。

写真:織笠 なゆき

椿大神社では、御朱印帳も人気です。定番の紅白の椿が描かれた御朱印帳は、薄ピンクと濃紺の2種類。これに加え、2015年には、漫画家手塚治虫氏の代表作の一つである「火の鳥」に“サルタヒコ”と“ウズメ”というキャラクターが登場するご縁から、手塚プロダクションとコラボした御朱印帳の授与が始まりました。
写真の左下は、2020年より取り扱いが始まった、伊勢型紙を用いた御朱印帳です。伊勢型紙は主に鈴鹿市で生産される、着物などの生地の型染に使う手彫りの型紙で、国から重要無形文化財と伝統的工芸品の指定を受けています。椿の花が彫られた柿渋色の型地紙が、淡い水色の台紙に映え、上品な雰囲気に仕上がっています。
現代の漫画のキャラクターデザインと、1200年の歴史を誇る伊勢型紙。どちらもそれぞれに魅力的で、迷ってしまいそうなラインナップです。他にも魅力的な授与品はいろいろありますので、お気に入りを見つけてみてくださいね。

椿大神社の基本情報

住所:三重県鈴鹿市山本町1871
電話番号:059-371-1515
車でのアクセス:新名神高速道路「鈴鹿PAスマートIC」より約2分(ETC搭載車のみ利用可能)、または東名阪自動車道「鈴鹿IC」より約10分
路線バスでのアクセス:近鉄四日市駅から約55分、JR四日市駅から約1時間、近鉄平田町駅から約50分、JR加佐登駅から約40分のいずれか
参拝時間:11月〜4月は午前5時〜午後6時、5月〜10月は午前5時〜午後7時※御朱印・授与所は午後5時まで
御祈祷受付:午前8時〜午後4時30分
御祈祷時間:午前8時30分〜午後5時
鈴松庵の開庵時間:午前9時〜午後4時30分
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
椿大神社(外部リンク)
https://tsubaki.or.jp/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
織笠 なゆき

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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