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世界三大夕日の1つが日本に!?釧路の夕日ポイント「幣舞橋」


西の空を赤く染める夕日。1日の終わりに赤い空に太陽が少しずつ沈んでいくのを見ると、ノスタルジックな気分やロマンチックな気分になったりするものです。
そんな人々の心を捉える夕日ですが、世界三大夕日の町が実は日本にあるというのは、あまり知られていません。インドネシアのバリ、フィリピンのマニラと並び、夕日の美しい町に選ばれているのが北海道の釧路。今回は釧路の「幣舞橋」から見る美しい夕日をご紹介します。

世界を旅する船乗りの口コミで広がった釧路の夕日

写真:かとう とも

北海道の南東の太平洋沿岸にある港町、釧路。国内の主要港である釧路には、世界中から船が集まります。そんな釧路を訪れた船乗り達の間の口コミで広がったのが、釧路の夕日の美しさ。
太陽の光の色は空気中の水蒸気量に左右されるので、海に沈む夕日は他の場所に沈む夕日より赤く見えるのですが、釧路では海だけではなく日本最大の湿原「釧路湿原」の水蒸気もプラスされることで、より太陽が紅くなり、空も濃く鮮やかに染まるのです。
世界の船乗りをうならせた釧路の夕日ですが、最も有名な夕日ポイントとして知られているのが「幣舞橋」です。

人気の夕日スポット「幣舞橋」

写真:かとう とも

釧路駅からメインストリートをまっすぐ歩いて約10分。町の中心部を流れる釧路川に架かる「幣舞橋(ぬさまいばし)」は、「北海道三大名橋」や「日本百名橋」に選ばれ、釧路を象徴する場所の1つにもなっています。
橋の入り口には両岸にそれぞれ石柱が建っていて、橋の欄干には春夏秋冬を表す女性の像が4体並ぶなど、とても優美な造りになっています。

写真:かとう とも

この幣舞橋から赤い太陽が海に沈む美しい瞬間を見るために、夕方になると人がどこからともなく集まってきます。
ゆっくり夕日を眺めたい方は、橋の上の手すりに肘をかけて、のんびり落ちゆく夕日を見ましょう。幣舞橋らしい夕日の写真をカメラに収めたい方は、四季の像が入る場所に移動したり、道路を挟んで反対上流側に移動して橋の全体像が入る場所に移動するのもよいでしょう。

写真:かとう とも

幣舞橋の下に降りて夕日を見るのもお勧めです。ここは人が全然いない穴場なので、カップルで2人だけの時間を楽しんだり、人が写らないように写真を撮る事もできます。
また、水面に近いので、橋の上とは違う角度から夕日を眺める事が出来ます。

時間によって変わる太陽と空の色

写真:かとう とも

同じ日に同じ場所でみる夕日も、時間帯に依って太陽の形も空の色も変わります。雲が太陽にかかって面白い形になったり、風がとまって水面が鏡のようにクリアになったり、その時、その瞬間にしか見れない奇跡の景色が見られるかもしれません。
そして、太陽が沈んでも帰らないで下さい!!日没直後からの数十分はマジックアワーと言われ、空の色が赤→紫→青へと、グラデーションのように輝き変化する、最もドラマチックな時間帯です。幣舞橋で世界三大夕日を眺めながら、魔法にかかったような幻想の時間に酔いしれましょう。

炉端焼きでお腹も満足

写真:かとう とも

夕日をゆっくり見た後は、そのまま幣舞橋の下に降りて「岸壁炉ばた」でご飯を食べるのがお勧め。「岸壁炉ばた」は、5〜10月の期間限定で、岸壁に設営されたテントの中で、潮風にあたりながら釧路の新鮮な海の幸を食べるというユニークなスポットです。
テント内には魚介類を売っている商店が数店舗と炭火台が置かれていて、チケットを購入して食材を買い、自分で焼きながら食べるBBQスタイルです。

写真:かとう とも

外側の席に座ってビールを飲みながら夕日を見るのもいいですね。ただ、釧路の魚が美味しすぎて、食事に夢中になっているうちに気がついたら夕日が沈んでいる事もあるのでご用心を!
いつも人でいっぱいの「岸壁炉端」。夏場は特に混み合うので、予め予約しておくのをお勧めします。

ベストシーズンは?

幣舞橋から見る夕日は、ちょうど橋の上から見て釧路川の真ん中に太陽が沈む、春分・秋分の日の前後の3月・9月がベストシーズンと言われています。季節によって太陽が沈む場所が変わってきますので、季節ごとの違いを楽しんでみましょう。
北海道の東にある釧路は、北海道の他のエリアよりも寒い場所です。日が沈むと一気に冷えてくるので、夕日を見る際には防寒対策を忘れずにしましょう。

■関連MEMO
幣舞橋
http://www.kushiro-kankou.or.jp/tourism/nusamai-bridge.html
岸壁炉端
http://www.moo946.com/robata/

【トラベルjpナビゲーター】
かとう とも

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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