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兵庫県高砂市・生石神社「石の宝殿」参拝方法とお土産紹介

いにしえから霊力が宿ると信じられ、現代でもパワースポットとして知られるスポットがある。兵庫県高砂市「生石(おうしこ)神社」の御神体「石の宝殿」だ。水に浮いたように見えることから「浮石」とも呼ばれ「日本三奇」のひとつに数えられている。
2020年6月に浮石資料館がオープンし、より一層観光しやすくなった。石の宝殿の正しい参拝方法とパワーストーン「竜山石」で作られた不思議なお土産を紹介したい。

水に浮かぶ奇跡の巨石「石の宝殿」

写真:塚本 隆司

JR宝殿駅から西へ、徒歩で約25分。法華山谷川を渡った先に生石神社がある。
ここは、古墳の石棺や石橋などの材料となる竜山石の産地だ。周囲の山には、削られ垂直に切り立った山肌がみられる。現在も建築や造園用の資材として採石が続けられている。古代から現代まで続く貴重さから、2014年10月に「石の宝殿及び竜山石採石遺跡」として国の史跡に指定された。

写真:塚本 隆司

山裾から境内へと一直線に続く階段の参道がある。古い資料に「拝殿」と記された建物をくぐるのだが、なかなか趣があってよい。
車で行くなら境内脇に50台ほどの駐車スペースがあり、国史跡の石碑が建つ参道から参拝できる。

写真:塚本 隆司

生石神社の御祭神は、大穴牟遅命と少毘古那命の二神。社務所の奥、割拝殿に奉られている。
出雲国より播磨国を鎮めるため使わされた二神は、石造りの宮殿を建てようとしたものの土着神の反乱により未完成に終る。二神の霊はこの石に宿り「永劫に国土を鎮めん」と言明、以来「石宝殿(いしのほうでん)」「鎮の岩室(しずのいわや)」として信仰を集めてきた。詳しくはこの地で『生石神社略記』を手にして欲しい。
生石神社の創建は、社伝によれば「崇神天皇の御代に疫病流行を鎮めるため」とあり、古墳時代までさかのぼる。奈良時代の書物『播磨国風土記』には聖徳太子の時代と記されており、いずれの時代においても採石が重要な産業であったことは間違いない。

生石神社のパワースポット「石の宝殿」の参拝方法

写真:一般社団法人 高砂市観光交流ビューロー

御神体「石の宝殿」の大きさは、横6.4メートル、高さ5.7メートル、奥行7.2メートル、重さ約500トン。周囲3方を岩壁に囲まれた、人の手で掘り抜かれたものだ。背面には突起があり、正面に起こすことで巨岩の宮殿になるといわれ、その用途や目的はいまだ謎に包まれている。
写真をよく見て欲しい。まるで水面に浮かんでいるように見える。これが「浮石」といわれるゆえんだ。

写真:塚本 隆司

初めて訪れたなら、どのように参拝すれば良いのか戸惑うことだろう。
正しい参拝方法は、割拝殿で少毘古那命(右)、大穴牟遅命(左)の順に参拝し、石の宝殿を左回りに巡る。御神体なので本来は触れるべきではないが、どうしても霊力にすがりたいなら、背面にある突起部分を通り過ぎた角の部分に触れるとよい。
背面の突起物は石の宮殿の屋根に当たる部分、すなわち頭にあたる場所になるため、触れないようにしよう。

写真:塚本 隆司

御神体のパワーを頂きたいなら、脇にある御神体の分岩「霊岩」へ。全身の力を込めて霊岩を押した手で、体の弱いところを撫でると、御利益があるといわれている。

生石神社は、いにしえからの観光スポット

写真:塚本 隆司

生石神社には山上公園があり、自然の岩肌を削り作られた階段で行くことができる。少し登っただけでも、その眺めに驚かされるはずだ。
途中に石の宝殿を上から眺められる場所がある。改めて石の大きさと眺めの良さを実感できるだろう。

写真:塚本 隆司

戦国時代、羽柴秀吉を司令官とする織田信長の播磨侵攻軍に、生石神社は従わず焼き討ちにあう。後に再建されるが、その規模は100分の1になったといわれている。
写真は、石の宝殿越しに見る高砂の街だ。山上からの眺めも格別で、天気が良ければ姫路城や明石海峡大橋まで目視することができる。かつては、明石城も見えたといい、狼煙場として軍事的にも重要な地であったことが想像できる。

写真:塚本 隆司

石の宝殿は、江戸時代の絵図にも記され、参勤交代やお伊勢参りの途中に立ち寄る観光スポットだったようだ。
江戸時代後期の医師・橘南谿(たちばななんけい)が著書の中で、宮崎県霧島東神社の「天之逆鉾(あまのさかほこ)」と宮城県御釜神社の「四口の神竈(よんくのしんかま)」、「石の宝殿」を「3つの奇跡」と称したことが「日本三奇」の由来となる。他にもドイツ人医師のシーボルトが3枚のスケッチを残しているほか、山上に大正天皇行幸の碑が立っている。
<石乃宝殿 生石神社の基本情報>
住所:兵庫県高砂市阿弥陀町生石171
拝観時間:24時間、社務所は9時〜16時
電話番号:079-447-1006
拝観料:100円

参道に浮石資料館がオープン、観光拠点に

写真:塚本 隆司

生石神社では御朱印を授けてもらえる。御朱印帳もあり、明治時代に描かれた鳥瞰図がデザインされた重厚感あるしつらえだ。御朱印に興味がない者でも手に取りたくなる。

写真:塚本 隆司

2020年6月、参道沿いに浮石資料館がオープンした。石の宝殿は見れば謎が深まるばかりだが、周辺の竜山石採石遺跡とあわせパネルや映像での解説はうれしい。また、休憩スペースとしても利用できる他、高砂の特産品の販売をしている。

写真:塚本 隆司

高砂市の特産品と聞いても、何があるのか思い浮かばない人もいるだろう。
江戸時代の発明家で高砂生まれの工楽松右衛門が発明した日本最古の帆布「松右衛門帆」を再現した手提げかばんやペンケース、姫路藩特産の染め物「高砂染」の巾着、復活を試みている「宝殿焼」など、歴史に裏付けされた逸品ぞろいだ。
そして、竜山石を使った商品を忘れてはならない。浮石資料館でも販売されているが、徒歩圏内にショップがある。
<浮石資料館の基本情報>
場所:生石神社境内参道
営業日:土日祝日
営業時間:10時〜15時

手に取ればわかる!竜山石で作られたオリジナル商品

写真:塚本 隆司

生石神社から北へ徒歩15分のところに、明治5年創業の松下石材店がある。事前に予約をすれば、採石場の見学も可能だ。敷地内では、竜山石を使ったアクセサリーなどを販売している。

写真:塚本 隆司

古くは「大王の石」とも呼ばれ、権力者の石棺に用いられた竜山石。現在でも皇居吹上御苑や国会議事堂をはじめ、時代を問わず「良い気を求める場所」に使われている。
その理由は、加工のしやすさと美しい色合いにもあるが、神秘に包まれた「石の宝殿」のパワーだろう。触れた人の心に馴染み、知らぬ間に気を落ち着かせてくれるパワーストーンとして、アクセサリー品などの人気を集めている。
<松下石材店の基本情報>
住所:兵庫県高砂市阿弥陀町魚橋654
定休日:日曜祝日
営業時間:電話にて問合せ
電話番号:079-432-3527

写真:塚本 隆司

さらに北へ徒歩3分のところに「現代竜山石器 石ころRi」がある。ここは竜山石を使ったハンドメイドの生活雑貨の店だ。器やビアカップ、ぐい飲み、花器などが並ぶ。竜山石を削り、くりぬき、磨きあげることで生まれたオリジナルの一点ものばかり。
手に取ればその優しい肌触りが心地いい。ビアカップにビールを注げば、きめの細かい泡が立ち味わいもまろやかに。花器にいたっては、水の腐食を防ぎ花を長持ちさせてくれる。
これは、竜山石のきめが細かく空気を通し、まるで呼吸をしているかのような石だからという。
<現代竜山石器 石ころRiの基本情報>
住所:兵庫県高砂市阿弥陀町魚橋605-2
営業日:水曜〜土曜
営業時間:10時〜16時30分

パワースポット「石の宝殿」がより身近に感じるスポットに

日本三奇のひとつであり、パワースポットとして注目の生石神社「石の宝殿」。その姿はもちろん「石の宝殿及び竜山石採石遺跡」として国の史跡に指定されたことで、周辺を含めた整備計画が進められている。
参道に浮石資料館がオープンしたことで、竜山石がより身近に感じられるようになった。手に取ればわかる、自然に馴染むような心地よさを感じて欲しい。奇跡の巨石と竜山石の魅力。高砂に来なければ出会えない魅力を堪能して欲しい。
2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
国史跡 石乃宝殿 生石神社(外部リンク)
http://www.ishinohouden.jp
株式会社松下石材店(外部リンク)
https://www.tatsuyamaishi.com
現代竜山石器 石ころRi(外部リンク)
http://www.ishikoro-ri.jp
一般社団法人 高砂市観光交流ビューロー(外部リンク)
http://www.takasago-tavb.com

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
塚本 隆司

提供元:LINEトラベルjp 旅行ガイド

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