天下分け目の合戦「関ケ原合戦」で知られる岐阜県不破郡関ケ原町。JR関ヶ原駅前にある「関ケ原駅前観光交流館」は、観光案内所やコインロッカー、レンタサイクルの手配など、関ケ原古戦場での史跡めぐりを支える観光拠点です。
ここのお土産売り場が、実に楽しい。工夫を凝らした土産物の数々に心が躍ります。誰かに見せたい、話したくなる関ケ原のお土産を紹介しましょう。
おもしろいお土産品の宝庫「関ケ原駅前観光交流館」
JR関ヶ原駅を降り立つとすぐ目の前に「関ケ原駅前観光交流館」があります。
ここのコインロッカーは家紋入りです。兵力数とロッカーのサイズが比例しているなど、細かな点まで工夫されています。
JR関ヶ原駅周辺でお土産を買える施設としては、歴史民族資料館や笹尾山交流館がありますが、関ケ原駅前観光交流館が最も品ぞろえが豊富です。
まずは、人気お土産Best3を発表!
人気お土産から紹介しましょう。「関ケ原へ行ってきました!」と、わかりやすいお土産が上位を占めています。
＜人気お土産第1位「武将家紋入り ふわっと関ケ原」単品1個130円＞
家紋の焼き印が入ったお饅頭です。石田三成はこしあん、徳川家康は抹茶あん、大谷吉継はチョコあんの3種。バラ売りもしているので買い求めやすさも魅力です。
＜人気お土産第2位「焼きショコラサンドクッキー 目指せ天下統一関ケ原の戦い」15個入り594円＞
こちらもひと目で関ケ原土産とわかる家紋入りクッキー。誰もが喜んでくれる安心の定番商品です。
＜人気お土産第3位「お米でできた人型スナック」各260円＞
さぁ関ケ原らしさが際立ってまいります。「大谷吉継 義の武将スナック」と「小早川秀秋 裏切りスナック」。
見た目通りの裏切らないおいしさと、見た目を裏切るおいしさの2種類です。100%国産米使用で、サクッとした軽い食感。価格も手頃で、ついいっぱい買ってしまいそうです。
味も関ケ原は天下分け目の地、ここだけの商品もあります
関ケ原は食の世界でも天下分け目の地です。
関西・関東の「関」とは関所に由来します。壬申の乱(672年)の後に東海道の鈴鹿関、北陸道の愛発関(あらちのせき)、そして東山道(後の中山道)の不破関の3つの関が設けられました。ここから関の東を「関東」と呼んだのです。「関西」という言葉は江戸時代になってからできたとか。この不破関は関ケ原にあり、遺構が今も残っています。
＜見た目も味も違います「日清どん兵衛 東西セット」310円＞
ご存じ「日清どん兵衛」。関西は「かつおと昆布だしがベースの色のうすいつゆ」、関東は「かつおだしベースの色の濃いつゆ」です。ここだけのオリジナルパッケージでセット販売をしています。
＜肉といえば?「CoCo壱番屋 東西カレーセット」648円＞
肉といえば、関西では「牛」、関東では「豚」です。こちらもご存じ「CoCo壱番屋」から「石田三成と徳川家康のカレーなる戦い」と称したオリジナルパッケージでビーフカレーとポークカレーのセットが販売されています。
＜宮内庁御用達「関ケ原たまり醤油」300ml 980円＞
関ケ原だけの味もあります。長期天然醸造でつくる独特の旨味(甘味)と大豆の香りが、名だたる料理人をうならせる最高級品のたまり醤油です。限られたところでのみの販売なので、値ははりますがここで買っておかないと後悔します。
ミネラルウォーターやサイダーも関ケ原仕様!
次はドリンク類です。棚の前に立つだけでにやけてしまいます。
＜岐阜の名水も関ケ原仕様「合戦水」152円＞
ミネラルウォーター1本だって関ケ原は妥協しません。勇ましいデザインを見れば、史跡めぐりへ意気揚々と出陣できます。
＜この色でまさか!?「小早川秀秋うらぎりサイダー」152円＞
こんな見た目ですがイチゴ味。まさに裏切りです。
店内や屋外にテーブル席があるので、史跡めぐりに出掛ける前や後の軍議をゆっくり開けます。
関ケ原グッズもいっぱい
＜関ケ原合戦を見守っていた木で作った「大杉ストラップ」1100円＞
関ケ原に来るとあちらこちらに「関ケ原合戦図屏風」が飾られています。ここで紹介したいのが屏風中央の下に描かれた大杉です。
関ケ原合戦時にもあった春日神社(別名、月見の宮)の大杉は、樹齢800年で今も健在。枝が自身の重みに耐えきれず折れたため、ストラップに加工し販売しています。「見守って板」(1595円)もあります。
＜子どもも喜ぶ「関ケ原合戦東西武将家紋はんこ帖」100円＞
東西武将と家紋が表裏で紹介されているはんこ帖が記念になると人気です。スタンプラリーかと思いきや、全てのはんこが観光案内所にあるので、スタンプを探しながらひたすら押していきます。パズル感覚で楽しめて100円はお得です。
まだまだあります。「小早川秀秋裏切りキャンディ」など裏切りネタは定番のようで、小早川秀秋の貢献度はかなり高いです。
戦国グッズも、紹介しきれません。写真にあるものだけでも、扇子や手拭い、はんこにメモ帳。他にも関ケ原にちなんだペーパークラフトやTシャツ、関ケ原学習帳なるノートなどなど。そこで、おすすめしたい傑作をひとつ紹介。
＜家紋や旗印が書けちゃう「戦国テンプレート」550円＞
外でも買える商品ですが、関ケ原に来れば家紋を書きたくなるので(個人差があります)必須アイテムです。
とにかく楽しい関ケ原土産。見て回るだけでもワクワクするので、観光スケジュールには「関ケ原駅前観光交流館」を忘れず組み込んでおきましょう。
関ケ原駅前観光交流館の基本情報
住所:岐阜県不破郡関ケ原町大字関ケ原598番地の4(JR関ヶ原駅前)
営業時間:9時～17時
休館日:火曜日、年末年始
電話番号:0584-43-1100
駐車場:あり(8台)
愛称:いざ!関ケ原
※文中にある価格は全て税込みです。
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:岐阜県、関ケ原町
■関連MEMO
＜公式＞関ケ原観光Web
http://www.kanko-sekigahara.jp
みる!しる!かわる!関ケ原 -関ケ原古戦場グランドデザイン公式サイト
https://battle-of-sekigahara.pref.gifu.lg.jp
【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
塚本 隆司
