大統領候補の指名争いが本格化した2008年2月4日付けの夕刊フジに『小浜市がオバマ氏を応援』と、ダジャレのような記事が掲載されたのをきっかけに、マスコミ各社の取材が殺到。地元有志らによって「オバマ候補を勝手に応援する会」が立ち上がり、「I LOVE OBAMA」キャンペーンを始める。
「I LOVE OBAMA」とは、「オバマ氏頑張れ!」と「小浜の魅力をもっと知って欲しい!」の両方の意味が込められている。のぼりを作って商店街に立てたり、ロゴのシールを作って小浜の特産に貼って売ったり。3月4日(日本時間5日)の「ミニチューズデー」には、開票速報のパブリック・ビューイングが行われ、市民300人の参加者と150人の取材陣が集まる大騒ぎとなった。
★これからもオバマを勝手に応援するかい?
その後も大統領選に絡めてイベントを行い、オバマの出身地ハワイゆかりのフラを踊って盛り上げるなどした。こうした“オバマの応援活動”は、小浜市に賑わいと『CHANGE』をもたらした。小浜市民の一人ひとりが自覚的に町おこしに参加し、『Yes, We can』をリアルに体験して、『おばま、大好き!』と思えるようになった“変化”だ。