ちなみに1月28日発売のブルースの新譜のタイトル・トラック「Working On A Dream(ワーキング・オン・ア・ドリーム)」は、本選挙投票日直前の11月2日、激戦州のオハイオ州クリーヴランドでの集会で「オバマ氏に捧げる」と初演奏された曲。オバマ大統領の“YES WE CAN”と同じく、アメリカの夢の再生、未来へ向けての希望といった同じビジョンを持つメッセージソングで、“夢はいつか自分のものになるはず”“努力して掴むんだ”という強い意志が込められている。この集会で、オバマは「音楽を通して皆さんの人生に入りこみ、アメリカの庶民の物語を語る一握りの人たちがいます。ブルース・スプリングスティーンはそういった人たちの一人です」とブルースを讃え、大統領選における勝利を引き寄せたのである。
「CHANGE(変革)」「HOPE」「Yes, we can」など、数々の印象的なキャッチフレーズを編み出したオバマ新大統領。えり抜かれたフレーズで、万人に強く訴えかける彼のスピーチが、人々の心を動かし、歴史を作っていく。「ことばの力」こそ、英雄の条件。これから、アメリカ国民に向けて、世界に向けて、オバマ新大統領は何を語りかけていくのか。その「ことば」に注目!
政治理念からプライベートまで。その人となりがわかる“日本初”の公式発言集。 オバマ語録
原書名:BARACK OBAMA IN HIS OWN WORDS(Rogak,Lisa) ロガック,ライザ【編】中島 早苗【訳】 発行:2007年09月25日 定価:1,260円(税込) アスペクト
伝説の「基調演説」からシカゴでの勝利演説『アメリカに変化が訪れた』まで。完全対訳と詳しい語注付きで紹介。 生声CD付き [対訳] オバマ演説集
『CNN English Express』編集部 定価:1,050円(税込) 発売日:2008年11月20日 ダイヤモンド社
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★自伝『マイ・ドリーム――バラク・オバマ自伝』
オバマ新大統領は、政治家になるずっと前、ハーバード・ローレビュー誌の編集長を務めていた頃に自伝を出版していた。タイトルは『Dreams from My Father』(初版1995年、邦題:マイ・ドリーム――バラク・オバマ自伝)。