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#040 今週の急上昇キーワード(更新日:2008/04/29)
プチ修行
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今回の調査内容
春眠暁を覚えず
日本を守る自衛隊に体験入隊
己と向き合う『暁天坐禅』を体験!
落差23m!脳天直撃『滝行』を体験!
己と向き合う『暁天坐禅』を体験!
 自衛隊へ体験入隊し、自衛隊の厳しい規律とそのトレーニングをみっちりと味わった筆者。次に部長から受けた指令は「鎌倉にある円覚寺に朝5:30集合。遅刻厳禁。」である。円覚寺では一般向けに坐禅の場を提供しているので、そこに参加して精神的なゆるみに渇を入れてもらってこい!という指令だ。

円覚寺 山門
円覚寺 山門
 毎朝早くに行われる暁天坐禅に参加する為に筆者はAM2:30に起床した。始発電車も出ていない為、眠い目を擦りながら車で円覚寺のある北鎌倉を目指した。既に修行が始まっている! 円覚寺に到着したのは、坐禅が始まる10分前のAM5:30。辺りはまだ夜が明け切っておらず薄暗い。朝もやの向こうに円覚寺の山門が見えてきた。勿論、部長は来ない。

 坐禅の場となる仏殿に到着すると、既に10名ちょっとの一般参加者が集まっていた。この日は、お寺の行事である「祝聖(しゅくしん)」と呼ばれる儀式が暁天坐禅の前に行われるようである。この祝聖は毎月3回行われるが、必ず暁天坐禅の前に行われるという事ではなく、今回はたまたま時間が重なったという事らしい。周囲のお寺から集まったお坊さんがお経を上げるのだが、なんとも神秘的で荘厳な風景であった。うっすらとあった眠気が吹き飛ぶ、貴重な体験をさせて頂いた。

円覚寺 仏殿
仏殿内部
円覚寺 仏殿
仏殿内部


 祝聖が終わるといよいよ暁天坐禅が始まる。そもそも坐禅とは「己と向き合い、自分を知る作業」なのだと和尚さんに教えて頂いた。坐禅を行う際に大切な3つのポイントをお伝えしよう!
1.姿勢
坐禅の姿勢
坐禅の姿勢
 片方の足先をもう片方の足の膝あたりに乗せて組み、背筋に支柱が通っているかの如く伸ばし、顎はやや引く。そのままの姿勢で、視線を自分の1m先に落とす。この眼の状態を半眼というそうだ。両手は股間の間で右手を下にして左手を包むように軽く握り、両手の親指を合わせる。この状態を法界定印と呼び、円覚寺ではこの印で坐禅を教えている。

2.呼吸
 呼吸は静かにゆっくりと。自分のみぞおちあたりに落とすように鼻からゆっくり、ゆっくりと息を吐き出していく。「もう限界!!」という所まで吐き出したら、今度はゆっくり自然に鼻から息を吸う。この繰り返しになる。

 
3.心構え
 よく「坐禅は無心になるコト。」と言われるが、この「無心」とは「何も考えないコト。」ではないのだ。筆者も始めて知ったのだが、ここでいう「無心」とは座禅に集中し、余計な事は考えない事なのだそうだ。上に挙げた「姿勢・呼吸に維持に集中していれば、余計な雑念は入らない。」と和尚さんは語る。


生まれて初めての警策
生まれて初めての警策
 これらのポイントに注意して坐禅を組んでみる。最初は違和感を感じるものの、慣れてくると段々落ち着いてくる。静寂の中で一緒に坐禅をしている一般参加者の息遣いや、遠くで鳴く鳥の声、車の音まで聞こえてくる。坐禅といえば、木の棒で和尚さんに気合を入れてもらうイメージがあるが、円覚寺の暁天坐禅では自己申告制となっている。(ちなみに木の棒は「警策(ケンサク)」と呼ばれる。)自分で集中していないと判断すれば、和尚さんが通る際に胸元で両手を合わせて挙げ合図を送る。警策を受ける際は、両手でお腹を抱えるように交えて左右の脇腹を押さえ上体を丸める。差し出した両肩に警策を受ける。

 本来の修行の意味での坐禅では、両肩に血が滲み警策が折れる程の強さで渇を入れるそうだ。修行者の抱いている自分や社会に対する固定概念を外す為に、敢えて厳しい修行に身を置いて自分を追い込む。切羽詰った状態で出てくる本当の自分を知る事が、修行のスタート地点になるのだそうだ。当然、一度体験しただけの筆者はスタート地点にすら着いていない。

 円覚寺の暁天坐禅は毎朝開放されており、20人前後の一般参加者が集まるそうだ。上級者向けの泊り込みの坐禅会もある。 近くにお寺がなくとも、夜寝る前やお風呂の中でもできることなので、興味を持った方は試してみて欲しい。早朝などに行えば、スッキリと晴れ晴れした気分になれるだろう。

暁天坐禅会 参加随意(予約不要)
日時 年中無休(日曜・祭日もあります)
(但し1月1日〜8日・10月1日〜5日及び行事あるときは休み)
午前5:30〜6:30(4月〜10月)
午前6:00〜7:00(11月〜3月)
費用 無料
※夏季の台風、冬季の大雪の際休む事あり
※団体参加は不可
日曜説教坐禅会 参加随意(予約不要)
日時 毎月第2・第4日曜日
法話 午前9:00〜10:00
座禅 午前10:00〜11:00(自由参加)
費用 無料
留意点 必ず説教会から参加の事
※夏期講座期間中はありません
※団体参加は不可
土曜坐禅会 参加随意(予約不要)
日時 毎週土曜日午後2:00〜午後3:30
受付 毎週土曜日午後1:50頃より受付
費用 無料
服装 坐禅・作務のしやすい服装
トレーナー・ジャージ・運動着等、体を締め付けない衣装
[夏期 肌着・短パンだけの着用不可]
[冬期 厚手の上着(セーター)等の着用不可]
留意点 初日遅刻不可
規矩(規則)に反した者は入山禁止
その他 今までの土日坐禅会と違い、初心者でも気兼ねなく参加できます。
また、継続して参加し熟練した者は、土日坐禅会への参加も可能です。
※拝観料はお納め下さい
※熟練者は、土日坐禅会に参加可能(一泊)
※団体参加は不可
鳩サブレー10枚¥945
鳩サブレー10枚¥945
  せっかく鎌倉まで行ったので、お土産を買ってきました。鎌倉と言えば!豊島屋の鳩サブレーです。写真のサブレーは、袋入りで10枚\945でした。サブレーのほんのりとした甘さで、緊張していた身体がほぐれました。

<取材協力> 臨済宗大本山 円覚寺
〒247-0062 鎌倉市山ノ内409
TEL:0467-22-0478
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