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#039 今週の急上昇キーワード(更新日:2008/04/15)
ミリメシ
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急上昇の理由
 軍隊や自衛隊で支給される携帯保存食や料理に注目が集まっている。通称「ミリメシ」。
一般人が戦闘機や戦車に乗れないように、「ミリメシ」も民間にはまず流出することのない防衛省管轄の食品で、原則、手に入らない――というのが、クレーンゲーム機の景品として扱われたり、陸上自衛隊広報センターの土産物になったりして、話題が広がっているようだ。なぜ、いま「ミリメシ」?
今回の調査内容
「ミリメシ」とは?
幻の「ミリメシ」をゲット!!
うまい「ミリメシ」ランキングfeat.陸上自衛隊広報センター
ひとつのフードジャンル!?「ミリメシ」ブームの真相
「ミリメシ」とは?
「ミリメシ」はいまや陸自駐屯地見学のお土産人気ナンバー1
「ミリメシ」はいまや陸自駐屯地見学のお土産人気ナンバー1
陸上自衛隊の駐屯地や演習で支給される「戦闘糧食II型仕様」。リアル「ミリメシ」。もちろん、非売品。このパッケージのまま、ボイルすることができる(撮影協力:武蔵富装)
陸上自衛隊の駐屯地や演習で支給される「戦闘糧食II型仕様」。リアル「ミリメシ」。もちろん、非売品。このパッケージのまま、ボイルすることができる(撮影協力:武蔵富装)
「ミリメシ」とは、軍隊や自衛隊で支給される携帯保存食や、基地や駐屯地、戦艦や輸送機で出される給食のこと。軍隊の「ミリタリー」と食事の「メシ」を掛け合わせた造語だ。正式には英語で「レーション」、日本語で「野戦食」「戦闘糧食」とも呼ぶ。

 カレーやすき焼きハンバーグなどのおかずが入った缶詰やレトルトパック、真空密封包装のクラッカーやパンなど。使い捨てカイロと同じ原理で食事を温める加熱剤付きのものもある。戦場などの苛酷な環境や長距離の輸送にも堪え得る保存性と、隊員が現場で口にする食べ物としての栄養バランスと摂取カロリー量の確保は必須。食器や調理道具のない屋外でもおいしく食べられるように、かつ食べやすいように工夫されている。

 日本で「ミリメシ」といえば、防衛省が管轄。民間には流出することがないと言われる「ミリメシ」を手に入れたい・・・というか、食べてみたい。ということで、陸上自衛隊広報センターに聞いたところ、「売ってますよ」との返事。

 東京都練馬区、埼玉県和光市、朝霞市の3つの自治体にまたがる陸上自衛隊朝霞駐屯地の敷地内にある「陸上自衛隊広報センター」内の売店では、迷彩柄の箱に入った「ミリメシ」がズラリ。「保存食として主婦が買いに来る」と大人気とのことだ。

 「隊員に支給される食事は箱になんて入っていませんけどね。中身は同じらしいですよ」(報道幹部永徳一也さん)

  「サバイバル食品」として売られていた「ミリメシ」は、宮内庁専門商社が3年前に商品化。マニア向けに細々と売られていたが、最近、新聞やテレビ、ラジオでたびたび紹介され、売り上げが10倍になったとか。

ミリメシ 完全無調理タイプ ミリメシ ボイルまたは電子レンジで温めるタイプ ミリメシ 加熱剤付きタイプ
お土産として売っている「ミリメシ」。左から完全無調理タイプ、ボイルまたは電子レンジで温めるタイプ、加熱剤付きタイプが揃う

  「いつでもすぐに食べられること、カロリーも1食分が約1,000カロリーで栄養バランスに優れた機能食であること。賞味期限も3年と、市販のレトルト食品よりも長期保存が可能で、災害用非常食として備蓄するのに適しています」(開発した武蔵富装の庄子彰さん)。

 箱の中には、レトルトのおかずとご飯が入っていた。では、そのお味は?

幻の「ミリメシ」をゲット!!
「ミリメシ」クレーンゲーム機
4月11日取材時点で、渋谷ギーゴに在庫あり。欲しい人はお店へ急げ!
一方、「ミリメシ」がクレーンゲーム機の景品になっているのも、話題に拍車をかけている。

  アミューズメント施設を手がけるセガ(東京都大田区)が、昨年12月から全国の系列店の中の約100店舗限定で「ミリメシ」をUFOキャッチャーの景品として取り扱っていた。

  「従来、クレーンゲームの景品はぬいぐるみ等が主流ですが、客層や嗜好の拡大に対応すべくお菓子などを扱った食品系のアイテムにも力を入れています。インパクトがあって、保存が効いて、そしてなおかつ美味しいものを探していたところ、ミリメシの存在を知り、景品化に興味を持ちました」とセガの開発担当者は語る。

  民間にはまず流出することのない防衛省管轄の食品の民間調達分(食品メーカーの有事の備蓄分)を“調達”。パッケージを変えて、UFOキャッチャー用景品にしたところ、話題性と希少性がウケ、店頭に並ぶやいなや品切れになる店舗が続出。“売り切れ御免”とはいかず、同じアイテムを再調達→再投入となった。

  今年3月中旬には第2弾「副食シリーズ」が登場。ちなみに、カロリーについてセガに問い合わせると、「第1弾の主食で1食平均700kcal程度。通常の幕の内弁当、ハンバーグ弁当と同じくらいです。第2弾の副食では、最大の牛丼の素で約400kcal、最小の親子丼の素で約100kcalということです。ごはん1杯が260kcal程度ですので、合わせても600kcal〜700kcalなので、一般的な成人の1食分の摂取カロリーに収まっています」とのこと。

UFOキャッチャー用 ミリメシ第1弾 UFOキャッチャー用 ミリメシ第2弾
民間調達分(食品メーカーの有事の備蓄分)がパッケージを変えて、UFOキャッチャー用景品として登場。「個人用戦闘糧食U型仕様」第1弾は広島菜ピラフのほかにパエリア、和風ごはん、テキサスピラフの4品目があった
ミリメシの第2弾「個人用戦闘糧食U型仕様」副食シリーズ。ビーフカレー、牛丼、すきやき丼、豚丼、親子丼、牛カルビ丼、麻婆茄子丼、麻婆春雨丼の8種類の具のうち、2種類を1パッケージに。ご飯は別途用意して下さい

  コレクターズアイテムとしてだけではなく、食品としての栄養価の高さ、市販品より厳しい検査をクリアしている安全性など、実用性も高いことから、ますます注目される「ミリメシ」。UFOキャッチャー用景品第1弾はすでに入手不可能、第2弾も残り僅少。第3弾があるかどうかは現時点で未定とのことだ。
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