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Check 2011年02月07日
KARA Special Interview
楽しく自由に遊んで 一生懸命!!
K-POPガールズ期待の新鋭が日本デビュー 石田明(NON STYLE)井上のいない日々は、毎日活き活き、つやっつやに若返る!?
お笑い芸人としてのみならず、役者としての顔も持つNON STYLEの石田明が、3月30日から始まる舞台『スピリチュアルな1日』で主演を務める。ヒューマンコメディ、ホラーをテーマにした今回の役どころについてはもちろん、相方・井上との関係性に至るまで……爆笑トークをお楽しみあれ。
僕の役どころが、どう見ても(相方の)井上なんですよね(笑)

――舞台『スピリチュアルな1日』でまた新たな役どころに挑戦されますね。
【石田】 僕が演じる役どころはフリーのテレビディレクターで、実際に現場で絡むことが多いから、僕には有利なんじゃないかと。だけど、今回は相手役に須藤理彩さんという大物女優さんがいらっしゃるので、何より僕がかすまないように頑張らないといけないなと(笑)。僕自身は、周りに翻弄されながら、ドタバタドタバタすると思うんですけど、そんな僕の翻弄のされ具合、共演者の若手俳優陣の自由感。そして、大御所の見えない圧力……と終始、僕に負担がかかりまくりな感じは否めないですが(笑)、内容自体すごくおもしろいものとなっていますし、最後にはホロッとくるという2倍の楽しみがあるので、ぜひ多くの方に観ていただきたいですね。


――石田さん演じる三井は、恋人なし、収入ほぼゼロ、企画したドキュメンタリー企画はほとんど採用されず……、けれど、見栄のために六本木のワケあり高級マンションに格安で住んでいるという設定ですが。客観的にこの役どころを見ていかがですか?
【石田】 どう見ても井上なんですよね(笑)。今、住んでるところも六本木近辺ですし、あんなに標準語に早く染まった大阪芸人はじめてですからね。驚きましたよ、1週間ぐらいで標準語になってましたから。


――ちなみに幽霊とか心霊現象は信じる方ですか?
【石田】 めちゃくちゃ苦手ですね。家にも塩盛ってるぐらいですから。そういえば、大阪にいたころ、井上が住んでた物件がまさにバチバチのワケあり物件で。霊感のある人が行ったときに「よう、こんなとこ住めるな、幽霊10人どころの騒ぎちゃうで」って。なのに、まったく何も感じないあいつの図太さ(笑)。よく放射能で死なないのはゴキブリだけとか言いますけど、間違いなく井上も生き残りますね。


――さすが井上さん(笑)。それに引き換え繊細な石田さん。まさにど真ん中の内容ですけど、大丈夫ですか?
【石田】 僕も最初は怖いかなと思っていたんですけど、内容を見たら、コメディでホっとしたといいますか。むしろしっかりコメディで(笑)。今回は役どころ的にも緩急の効いたやりがいのある役ですし、舞台はテレビと違って、全部を見られてるわけで、全員でひとつのブラウン管を使っているわけじゃないですか?ズームのおもしろさもあると思うんですけど、ズームがないからこその面白さ、チームプレイのよさだったり、一瞬たりとも気が抜けないいい意味での緊張感だったり、舞台にはいろんなものが詰まっているんですよね。


――石田さんは人見知り芸人でもありますが、舞台はまさにチームワークが重要となってきますよね。そこに関しては大丈夫ですか?
【石田】 ちゃんと「陽気な石田明」という設定で、スイッチ入れてから芝居、稽古に臨みます(笑)。ある意味、演じながらまた演じるみたいな、2重演技ですね。


――それってめちゃくちゃ疲れません?
【石田】 疲れますよ。でも、横に井上がいるほうが疲れますんで。なので、この舞台ではむしろ毎日活き活きとして、つやっつやに若返るんじゃないかと(笑)。


舞台での経験がNON STYLEに活かされると思う

――水を得た魚の状態で。
【石田】 でも、またこういった舞台での経験がNON STYLEに活かされると思います。ある種、僕らのコントも舞台の感覚に近いところがあるといいますか。昔から憧れがあるんですよね。


――卒業文集に将来の夢「俳優」とか書いてたこともあったとか?
【石田】 「俳優」はないんですけど、正直、小学校の高学年ぐらいになるとみんな現実的になってきて「プロ野球選手」とかって書く人もいなくなるじゃないですか?そんななか、僕ひとりだけ「忍者」って書いてましたからね。


――受け狙いで?
【石田】 いや、本気で。この存在感のなさを最高に生かした結果、「忍者」になったという(笑)。子供のころから一人遊びが好きで、空想の世界に浸っていたんですよね。世の中思い通りにいかへんことばかりやけど、自分の空想の中では思い通りに行くという。その快感を味わうのがたまらなくて、非現実的な世界でばっか遊んでましたね(笑)。


――――でも、それが漫才やコント、今の石田さん、NON STYLEに活かされてると。
【石田】 でも、唯一自分の思い通りになってないのは井上のあの髪形で。


――アハハ、確かに(笑)。
【石田】 基本的には漫才もコントも僕の意見に従ってくれるんですけど、髪形だけは、何回言ってもまったく動じなくて。


――こだわりがあるみたいですね。ちなみに井上さんは役者・石田明については何と?
【石田】 興味ないみたいですね。というか、あいつ基本自分にしか興味ないですからね。きっとこの舞台の間に、あいつは歌詞を書くのに専念するんじゃないかと思いますね。今年中にCD出したいって言ってましたから。しかも、両A面で。とりあえず愛想笑いだけはしておきました(笑)


――石田さんは役者さんとして、井上さんはアーティストとしての活躍も2011年は楽しみにしてますね。
【石田】 というか、ほとんど井上の話になってますけど大丈夫ですか?(笑)なんか井上に話を持っていかれた感じで気分がごっつ悪いんですけど(笑)。でも、この舞台では井上の存在は0で、打ち消していきますから。一切気分が悪くなる要素は皆無ですから。みなさん安心して劇場に足を運んでいただけたらと思います。

(文:星野彩乃)

舞台『スピリチュアルな1日』
謎が恐怖を生み、その恐怖が笑いをも生む。幽霊を信じる人と信じない人全てに捧ぐ、霊能コメディの決定版!

STORY
 心霊特集でオンエア予定のドキュメンタリー特集に、急遽問題が発生。フリーのTVディレクターは、自宅であるマンションの一室に話題の霊能カウンセラーを招き、あらためて撮影を行うことにする。その一室は、格安で賃貸した「ワケあり物件」。撮影した映像には怪しい人陰が映っており、ヤラセなはずの企画は、思わぬ真実味を帯びていくこととなる。近隣住人をも巻き込み、場当たり的に撮影は進行。次々起こる予期せぬ事態に、ディレクターたちは翻弄されていく。そんななか、とある幽霊の策略により、事態は思わぬ展開を見せていくのだった――。

CAST
脚本:小峯裕之
演出:板垣恭一
出演:石田明NON STYLE)/須藤理彩/吉本菜穂子菅原永二猫のホテル)/諏訪雅ヨーロッパ企画)/青柳塁斗今井隆文風間由次郎

【公 演 日】3月30日(水)〜4月3日(日)
【会  場】紀伊國屋サザンシアター
【料  金】\6,500(税込)
【一般発売】2月19日(土)〜
【お問い合わせ】アミューズチアリングハウス:03-5457-3476(平日15時〜18時30分)

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PROFILE


【生年月日】1980年2月20日
【出 身 地】大阪府

2000年5月、井上裕介とNON STYLEを結成。
2006年4月、『第41回上方漫才大賞』で優秀新人賞を受賞。
2006年10月、『平成18年度NHK新人演芸大賞』で演芸部門大賞を受賞。
2006年12月、『第35回上方お笑い大賞』で最優秀新人賞を受賞。
2008年12月21日、『第8回M-1グランプリ』で優勝。
2009年3月、『よしもと男前ランキング』で3位を獲得。
2010年3月19日、ソフトバンクモバイル主催『S-1グランドチャンピオン2010』で優勝。
2010年12月23日、『S-1グランドチャンピオン2010』で獲得した優勝賞金1憶円で、無料お笑いライブ『NON STYLE NON COIN LIVE in さいたまスーパーアリーナ』を開催。

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