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相川七瀬×岡本真夜『“ママ友”交流からコラボに――20周年目前の心境と子育てについて語る!』

「桜舞い降りる頃、涙色」は相川七瀬と岡本真夜が、それぞれ違うアレンジで歌ったダブルネームシングル。そんな異色コラボ&スペシャル企画が生まれたのは“ママ友”交流だったという意外ないきさつや、互いへの想いをインタビュー。さらに子育てが曲作りに与えた影響や、デビュー20周年を目前に控えた心境など、経験とキャリアを重ねたふたりだからこそ語れる、貴重なママアーティスト対談をお届けします!

ダブルネームシングル発売は、華原朋美がきっかけ!

――おふたりは共に1995年デビューの同期で、以前から交流があったそうですが、意外な組み合わせですよね?
相川絶対、そう言われます(笑)。
岡本でもデビューして10年目ぐらいからだよね。顔を会わせるようになったのは。
相川私はそれ以前から親近感は感じていて。自分のラジオ番組でよく真夜ちゃんの曲をかけていたんですよ。
岡本本当?いま初めて知った(笑)。

――現在は“ママ友”としてもつき合いが深くなり、今回の曲もそんな親交のなかから生まれたそうですね。
相川実は元々、私自身のシングル用に真夜ちゃんに曲をお願いしたんです。そうしたら真夜ちゃんが「相川七瀬といえば「恋心」のイメージがあるから、今だからこそやれる「恋心」の大人版みたいなミディアムアップの曲にしたい」と言ってくれて。そこに私が歌詞をつけていい感じになってきた頃、たまたま一緒にごはんを食べに行った(華原)朋ちゃんから「真夜ちゃんは歌わないの?」って言われて、「え?それ斬新!」と。
岡本そこからは早かったよね。次の日にはもう七ちゃんがレコード会社の人に話をしていて(笑)。
相川だって同じ曲をアレンジとボーカル違いで1枚に収録する――ダブルネームシングルって、なかなかないじゃないですか?それがね、すごくおもしろいと思ったんですよ。

――「桜舞い降りる頃、涙色」はエモーショナルなメロディーに、叙情性溢れる切ない歌詞をのせた大人のラブソングですが。2人のアプローチの違いで見事、“別モノ”に仕上がっていますね。
相川同じ曲でも空の色が違うというか。ここまで世界観が変わるのか!っていうぐらい違うものになっていて、改めて音楽の力のすごさを感じました。

――相川さんはLUNA SEAのドラムの真矢さん、ギターのマーティ・フリードマンによるロックアレンジ。かわって岡本さんは柔らかなピアノアレンジで。
岡本七ちゃんバージョンはすごくカッコいいサウンドになっていて、私はテンションが上がりました。大人になった「恋心」っていう、自分がイメージしていたとおりの曲になっているなって。
相川「恋心」を出した頃は私、大人の曲っていう印象があって、わからないまま歌っていたんですよ。そこから20年たって、やっとあの曲が自分のものになりかけていて。そういう中で今回、等身大の自分のイメージで作った「桜舞い降りる頃、涙色」の世界観に入っていけたのは、長くやってきて年齢を重ねたからこそだなと。だから今回は自分と主人公に距離がなくて、歌っていてすごく気持ちいいなと思いましたね
岡本私は逆にデビューしてからほとんど自分で作詞・作曲したものを歌ってきているので、違う人が作詞したものを歌うのは若干不安でした。でもやってみたら、本当に違和感なく歌えて嬉しかったです。
相川真夜ちゃんバージョンも私は鳥肌が立った。いま自分のラジオをやっていたら、またこの曲をかけると思いますよ(笑)。

共通点が多い2人――お互いによく相談する

――今回は“ママ友交流”が思わぬコラボを生みましたが、これまでも子育てが音楽に及ぼした影響ってあります?
岡本私はデビュー時から変わらず、自分なりの表現で女性の生き方を描きたいっていうコンセプトでやっているので、子供が生まれたから曲が変わるっていうことはないですね。ただ、音楽活動を続けていくなかで、やっぱり辞めたいと思ったことは何度かあって。そのときに子供の存在に助けられたので直接、音楽に影響があったというより、支えになってくれたっていう感覚かもしれない。
相川私は音楽性が変わりました。子供を持ってから、“あなた”と“私”っていう2人だけの世界のラブソングは書けなくなった。だから「桜舞い降りる頃、涙色」は最初、冗談でどうしよう?少女マンガでも読もうかって(笑)。切ない気持ちとかもう何10年もしてないよ〜って、過去の失恋を思い出したり、久保田利伸さんの切ない曲を聴いたり、いろいろこざかしいことをしたんですけど、最終的にはいわゆる恋とは違う愛の形というか。静かに想いを寄せる、大人だからこそのグレーゾーンな心情を表現できたと思います。

――相川さんは昨年出したアルバム『今事記』でも、“ロックな相川七瀬”とは違う一面を見せていますよね。しかもこのアルバムは妊娠中に制作されたとか。
相川私、子供3人ともお腹にいるときにアルバムを作っているんですよ。妊娠中って声、変わるよね?
岡本うん。私はライブもしていたけどちょっと違う気がする。
相川しかも生んだ後は体力も落ちて、馬力が減っているから大変だよね。

――そういうママアーティストならではの話は普段からします?
相川しますよ。楽屋では子供の話が多い。今日はインフルエンザで学級閉鎖だよとか。
岡本子育てについても仕事についても、お互いによく相談するよね。
相川特に私たちは子供が同じ年頃で、自分たちも同年代ってところで共通点が多い。だから話しやすいんですよ。

――おふたりとも来年はいよいよデビュー20周年ですしね。
岡本20年っていっても、私はあっといういう間だったかな。七ちゃんは?
相川私はあっとういう間というにはちょっと長すぎる。最初の10年はあっという間だったけど、15年ってなったときは結構、ここまでくるのに時間がかかったなと。それだけ、自分の状況含めていろんなことがわかるようになってきたからでしょうね。

――それぞれ20年続けてこられた原動力って何でしょ。岡本さんは「デビューの時点で30年やると決めていた」と語っている、インタビュー記事を読んだことがあるんですが。
相川30年?!すごい。私はデビューしたとき、5年やれればいいと思ってた(笑)。
岡本私のなかでは10年後はこうなる、20年後はこうってつねに10年単位のペースになっているんですよ(笑)。だから、原動力を強いてあげるなら、そういうマイペースなところかもしれない。
相川私の原動力はステーキかな(笑)。年を重ねると肉を食べられなくなるっていうけど、そこをあえて挑戦していく。じゃないとパワーが出ないんですよ。そうやって体力作りやボイストレーニングをちゃんとやって、体ができて声帯が整うと、自然と歌う気になってくる。そういう意味で自分自身のケアが一番の原動力ですね。
(文:若松正子)

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