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Acid Black Cherry『音楽を始めるきっかけ&ルーツ……yasuの原点に迫る!』

Acid Black Cherryが、ニューシングル「君がいない、あの日から…」をリリース。現在行っているProject『Shangri-la』はもちろん、音楽を始めるきっかけ、影響を受けたアーティストなど、yasuの原点に迫る!

漫画が大好きな少年が音楽に目覚めたきっかけはBOOWYの氷室京介

  • 「君がいない、あの日から…」【CD+DVD】

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――Acid Black Cherryとは、Janne Da Arcのボーカリストであるyasuのソロプロジェクトなわけですが。今回はそんなyasuくんにグッと迫っていきたいと思っています。
yasuはい。よろしくお願いします。

――どんな音楽に影響を受けて、どんな経験を経て今現在に至るのかと。
yasu僕が最初に影響を受けたのはBOOWYさんですね。BOOWYのライブビデオを見てバンドに目覚めたんです。それが中学校3年生の頃でしたね。そっからずっとバンドをやって今に至るというわけなんで、もともとのルーツはBOOWYだと思います。そこからバンドを初めて、年月を経て、ハードロックに目覚め出すんですが、そこでDEAD ENDというバンドに出逢い、“こういう音楽がやりたい!”って思うようになったんです。

――なるほど。そもそもBOOWYの何に惹かれたんだろう?
yasuやっぱり氷室さん(氷室京介)じゃないですか?僕が見たのは『CASE OF BOOWY』っていうライブビデオやったんですけどね。そのビデオを見て一気に考え方が変わったというか。音楽は小さい頃から好きやったんですが、自分がやろうとは思ってなかったんですよ。小学生の低学年の頃とかから歌謡曲とかを、いいなぁと思って聴き出すようになるわけやけど、その頃は、なんとなくカッコイイなぁくらいで聴いているだけやから、自分がやりたい音楽としては聴いてないんですね。だけど、BOOWYに触れたときは、“めっちゃカッコイイ!”と思ったし、自分でシンガー・ソングライティングするというところにも興味を持ったっていう感じでしたね。

――なるほど。でも、yasuくんって、音楽を聴くときあんまり歌詞を見ないって言うよね?
yasuそうそう。あんま見ないですね。

――じゃあ、BOOWYをカッコイイと思ったのはルックスとか楽曲だったってこと?
yasuそうやったと思いますね。曲のキャッチーさと、BOOWYのスタイルやファッションのカッコ良さにハマったんやと思います。

――yasuくんのお父さんは歌を歌っていらした方だったって聞いているけど、そういうとこから“自分も歌いたい”って思うことはなかったの?
yasuまったくなかったですね。BOOWYに出会うまでは、むしろ、男が歌を歌うってことを、ちょっとカッコ悪いことやと思ってたところもあったし。アイドルを否定してるわけでは決してないけど、男で歌を歌ってる人って、女の子がキャーキャー言うモノやと思ってたというかね。だから、自分はそこにはまったく興味がなかったというか、そこに自分を重ねることはなかった。ほら、アンダーグラウンドなバンドってテレビにそんなに出ないじゃないですか。だから、あんまり目にする機会もなかったし。そういう意味で、自分が歌うという意識はまったくなかったんですよね。だから、それを知ったときの衝撃は大きかった。

――当時はバンドブームもあったから、そこでBOOWYを知ることになったと思うんだけど、DEAD ENDを知ったきっかけは?
yasuそうでね、僕が中学3年の頃はバンドブームでもありましたからね。中学2年生の頃にXが出てき、それよりBOOWYのがちょっと前の時期かな。そこから何故DEAD ENDに走ったのか?というところなんやけど、たしかに、DEAD ENDはバンド界ではカリスマではあったけど、一般的に言うたらかなりアンダーグラウンドなバンドやったと思います。知ろうとしなければ知ることができなかったバンドでもあったんです。バンドというモノを知ってからは、どんどんアンダーグラウンドなモノが気になり出すわけですよ(笑)。みんなが知らないモノを自分だけが知っている!みたいな優越感というか。そんなとこもあったし、技巧的でかつカッコイイ音というところにすごく惹かれて、DEAD ENDに出逢った瞬間、“僕はこれをやればいいんや!こういう音楽をやりたかったんや!”って思いましたね。当時は、バンドブームってこともあって、スタジオもいっぱいあったんですけど、僕が高校生になる頃には一気にバンドブームは去って、世の中は「ダンス甲子園」一色になって、バンドはダサイモノという雰囲気になり(笑)。長髪の男なんてモテない(笑)。

――あったねぇ、そんな時代(笑)。懐かしい。でも、yasuくんはそこからずっとバンド人生一直線な訳でしょ?
yasuそうですね。ブレることなくね(笑)。

ロックスターになりたいというより、音楽を作りたいという衝動の方が大きかった

――自分に転機を与えたのは、やっぱり氷室さんとMORRIEさん(DEAD ENDのボーカリスト)?
yasu転機になった人は、大まかに言ったらそうかな。あとは、L’Arc〜en〜Cielのhydeさん。僕がL’Arc〜en〜Cielを知ったときは思春期を過ぎていたから、もうそこからドップリとハマるっていう感じの歳でもなかったんやけど、L’Arc〜en〜Cielとhydeさんは、しっかりと自分の心を掴まれたっていう。そのアーティスト性には本当に今も憧れてますね。その瞬間だけじゃなく、その後もすごく進化されていると思うし、僕もこうありたいなと、今も思えてます。何にこんなに惹かれるのか?ってことを、当時自分なりにすごく分析もしたし。そんな憧れだった人が、今も輝き続けてくれてるということもすごく嬉しいです。

――なるほどね。yasuくんは最初からずっとボーカリストなの?
yasuそうですね。中学3年生のときからずっと。ボーカリストしかやったことないです。バンドと出逢う前は、漫画が好きで漫画家になりたくて、ずっと毎日漫画ばっか描いてたんですけど、バンドと出逢った瞬間に全部がガラッと変わりましたね。

――昔、音楽をやる意味を聞いたとき、“自分で聴きたいと思う音楽を作ってる”って言ってたよね。
yasuそうですね。当時DEAD ENDを聴きまくってたんですけど、解散しちゃったから、もう新しいDEAD ENDの音楽に出逢えることもなくて、だんだん自分の聴きたい音楽がなくなってきて、んじゃぁ自分で作るしかないなと。それをやってたら、今に至ったって感じですね。

――そこは、始めた頃から変わっていないんだね。ちょっと大きな質問になるけど、yasuくんにとって音楽って何?
yasuそうですねぇ。何のために音楽をやっているか?ってきかれたら、いい曲を作るためなのかな。バンドを始めた頃は、やっぱりロックスターに憧れて、自分もそれになりたいって思ったりもしたんですけど、それよりも、音楽を作りたいという衝動の方が大きかったかもなって思います。今でもスポットライトを浴びてる自分をイメージするよりも、いい曲ができたときの自分の方がイメージが付くんですよね。

――へぇ。そうなんだね。それはずっと?
yasuずっとですね。そうそう。その曲を自分が作ったという自負が大事というかね。

――作家タイプなのかもね。
yasuそうかもしれないですね。

――でもね、昔、ツアーの直前に喉を痛めて、ギリギリの中でツアーを全部まわりきったときのファイナルのステージで、「バンドマンは、ライブがやりたくてバンドを組むんです」って言ってたでしょ。その想いとはまた別なの?
yasu僕の場合、バンドとの出逢いがライブビデオでもあったから、ライブへの想いってすごく強くて。もちろん、自分で作った楽曲を、ライブで演奏して聴いてくれる人たちに届けるというところが最終目的であり、完成形であり、そこが最終地点やとは思うんですけど、一番はクリエイティブな部分やと思いますね。クリエイティブな部分って根本的なところだから、そこが良くなければライブも絶対に良くないと思うんです。だから、制作段階が一番大事やと思うんですよね。願わくば、それをステージに立って自作自演したときに、みんなを笑顔にできたり、最高の盛り上りを見れて、そこでもうひとつ喜びを感じることができたなら、そんな幸せなことはないなと。

――なるほどね。じゃあ、まず最初に一番の手応えを感じるのは、曲ができ上がった瞬間ってことなんだね。
yasu自宅作業中(笑)。僕はそこがピークかな。もっと言うなら、最初の選曲会が僕のなかのピークですね。そもそも僕は、どうしても自分が歌わなくちゃいけないって思っている人ではないから。需要があるならば歌っていようと思うしっていう感じというか。だから、需要のある限りは自分で歌い続けるけど、需要がなくなったら歌うことは辞めると思うけど、曲作りはずっとやり続けると思う。歌いたいという思いよりも、作りたいと思う気持ちの方が強い。そのぶん苦しいですけどね。やっぱり産みの苦しみはすごくあるから。だけど、だからこそ、デモテープが完成したときの喜びは大きいっていう。そこの喜びを求めて作り続けているということなのかなって思いますね。
(文:武市尚子)

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