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CNBLUE『バンドとしての新たなる挑戦を感じたツアーをレポート!』

夏に行われたZeppツアーからわずか3ヶ月。ライブハウスという近い距離感で、音楽を介し、観客と想いを共有させたCNBLUE。ロックバンドとして、大きな手応え、新たな自信を得た彼らが、11月1日さいたまスーパーアリーナを皮切りに、全国アリーナツアー『CNBLUE Areana Tour 2013“ONE MORE TIME”』を開催!12月26日マリンメッセ福岡でついにファイナルを迎えた。

バンドとしての新たなる挑戦、攻めの姿勢を感じさせたステージ

 CNBLUEのベーシストであったグァジン率いるN. Flyingがオープニングアクトで登場し、客席を盛り上げたあと、厳かなSEが鳴り響き、無数のレーザー光線がステージから客席に拡大。そこに青のライトが加わると、主役の4人がステージに登場!「お待たせ〜!」とヨンファが叫び、「Blind Love」を披露。ジョンヒョンからヨンファへ歌い紡いでいくミディアムチューンの「Blind Love」ではじまるという予想外の選曲に、会場は驚きを見せつつも、彼らが奏でる甘酸っぱい空気を含んだ音色に体を揺らし、笑顔に染まっていく。しっとりとした趣はそのまま受け継がれ、満天の星空(映像)をバックに「Rain of Blessing」へ。壮大な世界観を描きながらも、音数を減らしたシンプルな演奏で、ヨンファとジョンヒョンの美しいコーラスワーク、異なる声色が際立ちを見せ、エッジの効いたロックサウンド、攻撃的ないつもの始まりとは対照的に、会場はCNBLUEが持つ、優しさ、温かさが充満し、大きな拍手に包まれた。しかし、このあと披露された「Voice」では、激しくギターを掻き鳴らし、ステージを一気に駆け抜けるヨンファ。ジョンシンもアグレッシブなベースを弾きながら、クルクルと体を回転させたりと、一気にエネルギーを爆発!さらにドラム台にのぼり、リズムを支えるミンヒョクとアイコンタクトを何度もとったり、この曲のメインボーカルを務めるジョンヒョンのもとへいき、向かい合いながら音を合わせたりと、お互いを感じながら演奏する姿に、メンバーたちがいかにこの瞬間、ライブを心待ちにしていたかが伝わってきた。「kimio」では、一旦演奏をブレイクさせ、「せっかくなので、みんなで一緒に歌ってみましょうか!覚えてる?」と、ジョンヒョンの先導で会場は大合唱。そして、炎が上がるなか「In My Head 」を重厚感たっぷりに聴かせるなど、序盤からいい意味で期待を次々と打ち砕き、バンドとしての新たなる挑戦、攻めの姿勢をCNBLUEは感じさせてくれた。

 「さいたまスーパーアリーナは、約1年ぶり、2回目ですけど、広いですね。ZEPPツアーに来れなかった方たちがたくさんいて、僕たちはそこで“いろんな思い出を作ってまた会いましょう!”とひとつの約束をしていたのですが、今日、新たな思い出をここでまたみなさんと一緒に作りたいと思います!」(ジョンヒョン)、「みなさんと僕たち(の距離)は遠いですけど、心は近いです。今回は冬のツアーだから、シングルとか前の曲をドラマティックにアレンジしました。みなさんどうでしたか?」(ヨンファ)、「1年ぶりのアリーナツアー、たくさんのみなさんを見ることができて本当に幸せです」(ジョンシン)とコメント、「ダンスしたいです、一緒に!準備はいいですか?いくぜ!」とのヨンファの合図からジョンシンのグルーヴ感あふれるベースへと続き「Have a good night」へ。宣言通り、体を横に大きく揺らし、ダンスするヨンファ。「Everybody〜!」と、そのノリをキープしたまま「Coffee Shop」へ流れ込み、中盤ミンヒョクがパワフルなドラムソロを披露すると、会場から大歓声が。さらにジョンヒョンがギターを刻み、ジョンシンはうねりのあるベースソロを展開し、メンバーと観客は、心地よい音の渦に酔い知れた。興奮のあまりヨンファはステージに寝転がり、仰向け状態でギターを演奏。そんななか、ジョンシンが客席にマイクを向け、観客と掛け合いを繰り広げ、声がひとつに重なると、ヨンファは起き上がりステージ下へダッシュ。再びステージ上に戻ると、今度はジョンシンを引き連れ、奇妙なダンスを披露。さらにその余波はジョンヒョンにもおよび、ヨンファの誘導でジョンヒョンもぎこちないながら一緒にダンスを披露することに。そして、「Wake up」で、恒例のバリエーションに富んだコール&レスポンスで観客の心をガッツリと掴んだあと、「まだまだ!」と、このツアーのタイトル名にもなっている「One More Time」を歴代シングルのビジュアル映像をバックに初披露。この日は、ほかにも8月にリリースされたアルバム『What turns you on?』の収録曲から、「ひとりぼっち」や「I’m sorry」といった韓国での人気曲まで、新旧交えながら、CNBLUEならではの幅広いサウンドを熱演した。

音楽愛、ライブ愛の深さが伝わる一夜

 「最近はそれぞれがドラマの撮影をしたり、いろんな仕事をしているんですが、たまに昔のことが懐かしくなることがあります。昔は音楽のことだけ考えてたけど、最近はいい意味でどんどん大人になっていると思います(すかさずジョンシンから「おじさんみたいだね〜」のツッコミ)最近は時間が過ぎるのが早くて。もう、25(歳)になります。デビューをしたときは20歳だったんですけど、音楽への情熱はずっと絶対変わりません。いつも思うんですけど、ここにいるときが一番幸せなんですよ!だって、こんなに素敵なみなさんが一緒にいるから!今回のツアーもみなさんと一緒にみなさんといっぱいいい思い出作りたいです。いい思い出が作れれば何もいらないです!」(ジョンヒョン)、「CNBLUEとして4年になるんですけど、最初は7人ぐらいしかいなくて、小さいところでしかライブができなかったのに、今ではさいたまスーパーアリーナでライブができて、本当に気持ちいいです!」(ヨンファ)、「みなさんにいつも……(日本語に詰まり、思うように言えないジョンシンに、ヨンファ曰く日本語先生のジョンヒョンがサポートし)ありがとうって気持ちでいっぱいです!」(ジョンシン)、「アルバムを1年ぶりにリリースして、アリーナツアーでここにまた来ることができたのは、本当にみなさんのおかげです。みなさんがいなかったらできないことだと思います。これからもよろしくお願いします。僕はみなさんが大事です!」(ミンヒョク)と各々が真面目にファンへの感謝の想いを語った。そして、「Robot」から「Lady」まで重厚感あふれるロックチューンで一気に畳み掛け、ラストはミンヒョクのもとへ3人が集まり、呼吸を合わせてライブは終了。メンバーも観客も最高潮のテンションのまま、4人はステージをあとにした。

 そして、アンコールで再びステージに登場した4人。「僕が好きな、みなさんも好きな曲をやりたいと思います」(ジョンヒョン)と、ジョンヒョンの優しいアコギの音色と歌声が際立つ「Teardrops in the rain」を披露。真っ暗なステージにスポットが当たり、徐々にその光が増していく景色は、悲しみや切なさに支配された心の中の暗闇を打破する希望の光を感じさせた。そして、ラストは「みんなで一緒に歌いましょう〜」(ジョンヒョン)、「ありがとう〜さいたま〜」(ヨンファ)と、「Starlit Night」を観客とメンバーが一緒に歌い、心をひとつにし、柔らかな笑顔に包まれるなか、すべての幕を閉じた。

 今回は、シンプルなステージ構成であったが、それは彼らが自分たちの音楽を通じて観客との距離を縮めようというチャレンジだったように思う。その結果、さいたまスーパーアリーナは、4人の真摯な音楽、ファンへの想いにあふれた巨大なライブハウスと化したのだった。そして、あらゆる面でジョンヒョンが頼もしくバンドを引っ張っていく姿が印象的であった。そのぶん、ヨンファはみずから奏でる音、歌声で存在感をアピール。「いろんな活動をやっていますが、僕の中心は音楽です!」というヨンファの力強い言葉がまさに象徴する、彼らの音楽愛、ライブ愛の深さが伝わる一夜だった。
(文:星野彩乃)

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