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壇蜜 ドラマ『悪夢の六号室』インタビュー

その妖艶な佇まいと、美しい言語表現で瞬く間にエンタメシーンを席巻した壇蜜。間違いなく2013年を象徴する女性の一人となった彼女による、今年の集大成ともいうべき初の主演ドラマ『悪夢の六号室』(12月27日 ABCテレビ)がいよいよ放送。ORICON STYLEでは、そんな彼女にインタビューを敢行!! 初のドラマ主演、女優としてのスタンスなどを真摯に語る。

主演のお話をいただいた時は正直、自分に出来るのかな?と

――テレビドラマ初主演おめでとうございます! 大ヒットドラマ『半沢直樹』にも出演し、女優としての需要もますますアップしている印象を受けます。
壇蜜ありがとうございます。ただ、『半沢直樹』が終わって、ドラマの世界にいさせていただくことに恐縮していた部分がありましたので、今回の主演のお話をいただいた時は正直、自分に出来るのかな?という思いがありました。

――当初は主演を張ることに不安があったんですね。
壇蜜スタッフの方や作者の木下(半太)さんをがっかりさせたくないという気持ちは強くありました。でも、選んで頂いた以上は1時間のドラマを粛々とつとめることが自分の役目なんだと思って、臨ませていただきました。

――先ごろ撮影も終了しましたが、撮影現場はいかがでしたか?
壇蜜5日間(撮影期間)、密室のような2つの部屋を行き来するという、考えただけでも息がつまってしまいそうな感覚で臨めたのがかえって嬉しかったです。


――閉塞感がそのまま役に活かせたという事ですね。
壇蜜はい。今回、部屋の周りに(証拠が残らないように)ビニールを張ってわざと閉塞感を出していまして。狭く感じるような演出を考えてくださった原作者の方やスタッフの方々のおかげで体に感じるままの反応ができたと信じています。

―― 一番苦労したシーンはどこでした?
壇蜜物語は夜中から夜明けまでの出来事です。夜明けのシーンなどは照明部さんたちが作り出す朝日の当たる角度ひとつで顔の印象が左右されてしまいます。特に照明部さんたちの英知が反映されておりました。

――照明の微妙な照らし方で空気感がガラリと変わるワケですね。
壇蜜怖い表情をしていても、照明が明るすぎるとそう見えなかったりするので、演者とスタッフで本当に一つのモノに向かっているという一体感がありました。照明部さんのことを最終的には「太陽神」と呼んでいましたね(笑)。ラストシーンは私の表情で締めくくられるため、光も角度もスタッフさんたちがそれを引き出そうとしてくださっているようでした。限られた時間のなか、少しでも良い作品をというお気持ちに答えられたと信じています。

嫌いになっていくエスカレート具合は人によって違いますから

――今作は男女の愛憎がテーマですが、単なる愛情や憎しみだけでは終わらない、微妙な心理描写も見どころですよね。
壇蜜そうですね。(壇蜜演じる)鮎子の旦那さんに対する気持ち……この人のことが大嫌いで、殺したいくらい嫌いという感情だけで片付かないようにしようという気持ちを大切にしました。他の女性と浮気されて悔しかったけれども、旦那さんが拉致された現場に自分も赴くことでやっと対等に話ができるっていう、ちょっと歪んではいますけど旦那さんへの愛情表現も監督と話し合って、うまく出すことができたと思います。

――監督とは具体的にどのような流れで鮎子像を固めていきましたか?
壇蜜鮎子は、旦那さんの浮気やお姑さんとの関係などで、なんで自分だけ辛いの!?っていう気持ちを強く持っている人です。こういう人は、実際に世の中にいてもおかしくないんだろうなって思うんです。そんなに特別じゃないんだよという気持ちは監督ともお話ししていました。

――確かに(笑)。
壇蜜一見、尋常じゃないじゃないですか? 旦那さんを拉致させて、殺し屋を頼んでなんて(笑)。ただ、旦那さんに対して、なんとかしてよ!という気持ちは、世の奥さんは誰にでもあると思います。恋人と付き合っている時だって、そういう感じはありましたからね。

――表現の仕方次第で右にも左にも振れていく可能性があると。
壇蜜一見、普通の人なんだと思います。みんな愛憎を持ちあわせていて、それは出し方で大きく変わるもんなんだなと改めて感じましたね。愛情だけで憎しみをカバーできる人もいれば、鮎子みたいに憎悪が一周しちゃって、結果、別の人に愛情が向いちゃったっていう人もいますし、嫌いになっていくエスカレート具合は人によって違いますから。

求められていることに応えるというのが、壇蜜としてのお務め

――劇中の鮎子は歪んだ愛情から、どんどん“ドS”キャラになっていきますね。
壇蜜実際に演じてみて感じたのは、彼女がドSキャラには思えませんでした。どちらかというと悩みの多い、ハズレくじをハズレくじとしてとらえがちな人。寂しがり屋で、愛情表現や自分の求めてることをうまく伝えられない不器用な人に感じました。

――不器用だからこそ歪んだ。
壇蜜不器用な人が勇気をだしたら、自分の旦那さんにあのような行動を取ってしまった。彼の膝の上に乗りすり寄ってテニスボールを口の中に詰め込むような、間近で苦しむ姿を見たいというような感情を抱いていることが当てつけというか、本当は(旦那さんのことが)好きなんだけど、こうしなきゃ気が済まない自分、という気持ちの表れのような気がして……。同じ女性として同世代でもありますし、鮎子に対しては“お辛いでしょうが・・・、とりあえず甘いものでも食べに行きませんか?”という気持ちになっちゃいましたね(笑)。

――アハハハハ! とりあえず糖分を採ろうよと! 先ほど主演に向いていないと仰っていましたが、鮎子は壇蜜さんのためにある役だと思いますよ。
壇蜜ありがとうございます。実際に現場の方々のお姿や、スタッフさん、出演者さん同士のやりとりなど、ドラマを作る輪の中に入れてもらうということは、責任はありますが、とても嬉しいものだと感じています。大勢の人たちが一つになって、結果ひとつのものが出来あがる様子をゼロからみることが出来るので、演じ手という仕事に対して深いものを感じます。お誘いして頂けるということは、とても光栄なことですし、求められていることに応えるというのが、壇蜜としてのお務めだと思っています。しかし、どうしても違う畑から来ているので、自分は女優だとか、表現者だというおごった気持ちはいつまでも持たないようにしたいと思いますね。あくまでも自分は輪の中に入れてもらっているだけの人なので、そこは分をわきまえて、置かれた所で努力をしていこうと思っています。

ドラマ『悪夢の六号室』

 とある古びたモーテル。大金を盗んだ若いカップルの部屋「五号室」と殺し屋の部屋「六号室」に、浮気した夫の“殺し”を依頼した妻・鮎子(壇蜜)が現れる。決して交わることのなかったはずの隣部屋同士が奇妙な交流を見せ始め……。「悪夢シリーズ」でおなじみの人気作家・木下半太氏の同名小説を氏自身が脚本化。一見、大人しくおしとやかなセレブ風のクールな美女(壇蜜)が、「テニスボールを旦那の口に詰め込む」などの“ドSぶり”も発揮しながら、浮気した夫を追い詰めていく様は要必見!!

【公式サイト】
2013年12月27日(金)後11:10〜深夜0:05 ABCテレビにて放送
(C)朝日放送

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ドラマ『悪夢の六号室』公式サイト
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