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FTISLAND『音楽への溢れ出す想い感じたZeppツアーをレポート!』

10月1日から全国6ヶ所(10公演)で開催された『FTISLAND AUTUMN TOUR 2013 “REPLAY”』。約1ヶ月に渡り行われたZeppツアーも10月30日のZepp NAGOYA公演で大盛況のなか、ライブバンドFTISLANDはさらなる成長を果たし、終焉を迎えたのだった。

メンバー全員がソロで、高い歌唱力を痛感したライブ

 “何よりもライブが大好き”“ライブをやっているときが一番の幸せ”だと、FTISLANDのメンバーから何度この言葉を聞いたことだろう。ライブをしているときのFTISLANDは、まるで無邪気な少年のように、常に音楽への初期衝動を持ち続け、熱い情熱を全身全霊で思いきりぶつける。まさに、“ライブ=生きている!”と感じられる瞬間だ。

 10月1日、ツアー初日のZepp Tokyoは、開演前から観客の熱気で包まれ、「Black Choccorate」でライブがスタート。この曲は、ホンギがライブのために作曲した、メンバーもお気に入りの重厚感あふれるロックチューン。ツアーへの意気込みを感じさせるような、ホンギの力強い歌声が場内に響き渡る。そして、エンディングの演奏をピタリと決める楽器隊。メンバーの呼吸もバッチリ整い、この段階で今日は物凄いライブになるに違いない!と早くも確信めいた予感がしたのだった。そして、最新シングル「シアワセオリー」、「Time To」と続き、「Hold My Hand」へ。この曲をはじめ、この日は、メンバー同士がライブ中、目を合わせる瞬間が以前にも増した気がした。

 「日本に戻りました!今日3年ぶりにZeppに戻りました。でも、一応雰囲気は、今回の夏ツアーのつながりというか、そういうセットリストにしました。(声を張って)どうですか、今回のセットリストは?」(ホンギ)、「(ホンギの真似をして)いいですよ!」(ジェジン)、「今日はもうちょっと感情的にみんなの心にいってみようかなと思っています。みんなにお願いがあります。知っている曲は歌ってください。隣の町まで聴こえるように一緒に歌ってみよう。いくぜ!」(ホンギ)。ミンファンのドラムのカウントからはじまった「I believe myself」に続き、ジョンフンのピアノのイントロに導かれ、韓国の最新ナンバー「Memory」をしっとり聴かせた。

 「今回のツアーは、『"REPLAY"』というタイトルの通り、昔の曲とかを編曲してやってみようと思います。みんなほかのメンバーの声も聴いてみたいでしょ?だから、今日はスペシャルなプレゼントをするね」(ホンギ)とドラムのミンファンがステージ前方に。「僕とホンギ兄さんが歌う曲は、「オレンジ色の空」です」(ミンファン)、「こんなにたくさん歌うは初めてだよね」(ホンギ)、「ちょっと緊張しています」(ミンファン)とジョンフンのピアノの音色をバックにミンファンとホンギのデュエットによる「オレンジ色の空」を披露。ミンファンの透き通った高音域と、ホンギの情感豊かな歌声が見事な調和をなし、会場は2人の歌声に酔いしれた。そして、スンヒョンとジェジンは、時折口ずさみながら、2人を温かく見守っていた。歌い終わると、場内から大きな拍手と歓声が沸き起こり、「やったね!」とホンギも満足気な表情を浮かべた。「この前、ミュージカルをやって、自分的に結構自信感を持ったんですが、今日はFTISLANDのライブで気持ちも違うし、すごく緊張しました」(ミンファン)と言いながらも、ミンファンの歌声は彼のおおらかな性格をそのまま表すのみならず、芯の強さが感じられたのだった。「じゃあ、これからは他のメンバーがひとりずつ歌います」(ホンギ)と、ジェジンのボーカル、スンヒョンのアコギ、ミンファンのパーカッション、ジョンフンによる「You Are My Life」へ。ミンファン同様、ミュージカルで新たなるボーカルスタイルを切り開いたジェジン。彼が本来持つ伸びやかなハイトーンがさらにクッキリとした輪郭を描き、美しい響きを奏でたのだった。そして、今度はジョンフン&スンヒョンのギタリスト2人がボーカルを務めた「Beautiful World」。この曲でジョンフンは、ギタリストとしてではなく、ピアノに専念。懐かしさと同時に、楽曲をアレンジし、新鮮さを感じさせるとともに、改めてFTISLANDのメンバー全員の高い歌唱力を痛感したのだった。

5人の成長と実力、音楽への想いを感じた“ライブ=生きている!”

 この日は、ミディアムチューン、バラード曲を中心とした構成となっていたが、やはりFTISLANDのライブは一緒に飛び跳ねて、一緒に突っ走って楽しまないと!と言わんばかりに「Falling Star」からパワー全開。さらに加速をつけて「Beat it」「SATISFACTION」「FREEDOM」と一気に駆け抜け、いよいよ本編ラストへ。「3年ぶりのZepp、やっぱり楽しいね〜!なんでZeppでライブをしたかと言うと、みんなが僕たちのファンになってくれて、どんどん会場が大きくなって、そのままだと、実力的にも進めないかもしれないと思って。Zeppでライブをすると、みんなに音がよく聴こえるから、もっと完璧に、もっと緊張感を持ってやれるなって。それで(大声で)Zeppがやりたかったんだよー!」(ホンギ)、「本当に緊張しました。みなさんの顔が見えるよね」(ジョンフン)、「最後の曲は僕たちが好きなバラードを準備しました。今日はありがとう!」(ホンギ)と和やかなMCから一変、ジョンフンのピアノの切ない音色が鳴り、壮大なバラード「いつか」を披露。感情を吐露した歌声、1つひとつの音をなぞるような丁寧な演奏で本編を締めくった。

 会場からの「FTコール」に迎えられ、5人が再びステージに登場。「久しぶりに歌ってみよう〜」と、ハンドクラップのリズムが心地よい響きを生み出すなか、一緒に「STAY」を熱唱。そして、これまたFTISLANDを代表するバラードチューン「Raining」のイントロが響くと、場内には大歓声が起こり、切ない涙を誘った。「いつも俺らのライブを見に来てくれて、本当にありがとうございます。これからもカッコいい曲とか、感情的な曲、みんながひとつになれる曲を作っていきます。最後の曲も一緒に歌いながら終いにしよう!」(ホンギ)とジョンフンのギター、歌から「Treasure」へ。1人ひとりが歌い紡ぎ、「じゃあ、一緒に歌おう」と会場へマイクを向けて、FTISLANDのメンバーと観客は声を揃え、気持ちをひとつにした。「本当に懐かしいね!」(ホンギ)と穏やかな表情を見せる5人。温かな空気が会場を包み込み、約2時間に渡ったライブは幕を閉じた。「ありがとう!今日はお疲れ様でした。みんなでまた遊ぼう〜!楽しかったよ〜」と5人は満面の笑顔でステージをあとにした。

 この日は、ホンギもMCで言っていたように、『“REPLAY”』というツアータイトルにちなみ、最新曲からインディーズ時代の懐かしの楽曲まで19曲が披露された。そして、彼らの演奏、発する歌声、言葉の1つひとつから、いかに5人がこのツアーを待ち望んでいたかがひしひしと伝わってきたのだった。正直、Zeppというライブハウスで、ミディアムバラードを中心とた構成は意外であった。しかし、勢いを重視したアップチューンも魅力的であるが、改めてFTISLANDというバンドの持つ大衆性、メロディアスな世界観をじっくりと堪能することができたのだった。大きな会場で見せる迫力のステージも楽しいけれど、何よりも彼らの音楽への溢れ出す想いを至近距離で感じられたことで、“ライブ=生きている!”という感覚をより一層強く味わうことができたのだった。メンバー自身、今回のツアーを通し、さらなる自信を得て、ライブ熱がまた膨張したに違いない!
(文:星野彩乃)

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